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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (135)

5月20日

 お昼前、少し低いところに作られてあるツバメの巣に目をやると、なんと大きな蛇がその巣に向かっているではありませんか。親ツバメが“助けて助けて。”と大きな声で叫んでいるのです。

私は怖かったのですが、蛇を許せなくて、長い竹の箒で蛇をたたこうとしましたが蛇は屈せずにじっと卵を食べている様子です。なんとひどい蛇。犬たちが弱っているのを知って今までに見たことがない蛇の姿でした。ショッキングな出来事でしたが、仕方ありません。燕はあきらめてまた空へ向かって飛び立っていきました。

夕の散歩ではホトトギスがとても美しく甲高い声で鳴き始めたのに気が付きました。“卯の花の匂う垣根にホトトギスはやも来鳴きて、忍び音漏らす、夏は来ぬ”の歌がぴったりの山郷になってきました。

5月27日

 明日は三週間ぶりに礼拝に行きます。村の行事が目白押しで、忙しく、特に主人はこれから一年間ですが、村の様々な行事の計画実行を任されてこなしていかなければなりません。29日はその最終の引き継ぎの日です。とにかく健康が支えられなければできませんから、それのみを、祈るばかりです。6月の花アジサイがもう、たくさん白い花をつけてこれから紫、青、ピンクへと移り変わって雨の多い6月を楽しませてくれそうです。

車いす窓辺に寄りぬ花の雨。

花に風枝しなやかに打ち返す。

湖を巡る水楢(みずなら)芽吹きけり。

ゆっくりと翁の車花吹雪。

弁当を花の下にて食べにけり。    馬場路哉

6月3日

 一日、朝から肌寒さを感じました。梅雨入りをまじかにして、このように晴れた日を大切にしていかねばと考えています。お隣の庭先には大物の洗濯物がどっさり干してありました。私も見習わなければと思いましたが、疲れると明日の礼拝に行けなくなると困るので普段通りの洗濯ものだけにしておきました。夕の散歩ではスイカズラの花を見つけました。とても小さな白い花をつけて、崖から下へとしだれ桜の様にさらさらと咲いているのです。なかなか、気が付かなかったのですが、主人にその花の名前を教えてもらってからは愛くるしくて可愛い花に魅せられている私です。これからの散歩は傘なしで行ける日が少なくなってくることでしょう。

この渓に生まるる気品シャガの花。

囀りも飛び交ふことも激しかり。

新緑や安息日の良く晴れぬ。

花水木吹くや新たな風吹きぬ。

花ずおう葉も揃ひけり庭の雨。   馬場路哉

先日ラジオから流れるアナウンスを聞いていると、最近はカタツムリが見られなくなりました、と。そういえば、カタツムリが見られなくなったなと気が付きました。気候の影響でしょうか。代わりにというか、蜂と出くわすことが多くなり怖くて仕方ありません。

6月10日

 今朝、とても不思議なことがありました。私の古いオルガンで、讃美歌を弾いていたのです。すると、外のドアをトントンとたたく音がいたします。何者だろうと、覚悟して、ドアを開けてみたら、同じ中峰山に住んでいる小学生の女の子がお母さんと立っているのです。何かの用事があるように感じましたので、尋ねてみると、“英語を勉強したい”というのです。わたしに?英語?このような年を取ったおばあさんでも何かの役に立てるのだろうかと不安に思いながら、部屋の中に入っていただいて話を聞きました。上野まで連れて行くには仕事を持っているので時間的に無理だというのです。英語からはずいぶん離れているし、何より体力が保てるか不安ですが、熱心な要求にことわることができず、来週から30分間だけ、テキストを準備してそれにしたがってやっていくことで承諾いたしました。しばらくの間、学校のお話をしてもらったり、好きな科目は何かを尋ねてみたりしていました。すると、さっき、弾いていたオルガンを眺めて、もう一度聞かせてほしいというのです。讃美歌495番です。すこしドキドキしながら、讃美歌をうたいながら一番だけ聞かせてあげますと、その子はとても喜んで、“きれいな音”“どうやったら音が出てくるの”とたずねてくれたのです。“これは、足を踏むことによって風を送りその風の力でよい音を奏でるのだよ”というと、とても不思議そうにしていましたが、満足したようでした。このように小さな子なのになんと感性が研ぎ澄まされた子なんだろうと、こちらの方がまたとてもうれしくなりました。来週から英語の勉強をこちらもシッカリ頑張って少しでもお役にたてたらなと考えています。健康が保たれることを祈りつつ、来週から一緒に勉強することを約束いたしました。少し不安を抱いている私ですが、神様に祈りつつ、できるところまでやってみようと考えています。E テレで心を入れなおして勉強を始めます。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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