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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 『その愛のゆえに』

   =時々の記=

    (157)

315

 奈良の東大寺のお水取りが終わると、関西に春がやってくるといわれています。甲子園の選抜高校野球も春を運んできます。仲良しのお散歩友達との時間が毎日少しずつ長くなってきています。始めは5分ほどでしたが、今は10分程に伸びてきています。坂道を3往復するので息が切れてきますが、体はポカポカしてきますから、とても気持ちがよいのです。歩きながら苦労したことを話し合って、励ましあっています。歩いていると、黄色のラッパ水仙がもう咲き始めました。黄色というのはとてもインパクトが強くて、春を感じさせてくれる色ですね。

木片の風蘭つりぬ店の春。

神野山(こうのやま)明るき池にぬなは生ふ。(山添村の標高が600メートルほどある山です)     馬場路哉

320

 暖かい一日となりました。お変わりありませんか?私は体調を崩して上野まで診てもらいに行きました。多くの人たちが待っていて、午後3時に入ったのに待つこと2時間あまり。丁寧に血液検査をしてくださいまして、その結果もすぐに教えていただいて、今のところはさほど心配する必要はないとのこと。ほっとして帰ってきましたが、どうも寒気が取れません。熱を測ってみると37,6度ありました。静かにして休みました。

 おもむろに梅の花散り春惜しむ。

しもつけの針のごとくに芽吹きをり。

風力の発電並び春はやて。

麦青しモクモクファーム近づきて。

裏道におきの如なる落ち椿。    馬場路哉

324日 

今朝は熱が下がっていたのでいつものように台所に立つことができました。もう何が起きても不思議ではない年齢ですから、覚悟はしています。そして診察室の前では神様もう少し生かしてください、とお祈りしてしまいました。主治医の先生曰はく。肝機能が弱っているようなので薬で治す必要があるとのこと。お薬手帳に何やらたくさんの名前が張られました。

光たる畦とはなりぬ春の泥。

穏やかや葛城、金剛春霞。

遥かなる吉野の嶺に春の雪。

黄梅の星のようにて散ってをり。

石垣の馬酔木の白き夜明けなる。    馬場路哉

329

 いよいよ、主人も後期高齢者です。役場からその書類が届きました。13年前の大病から今まで支えられて、生かされてきましたことに心から感謝いたします。大病でしたから、3か月が節目でした。ハラハラドキドキしながらの検査結果を待ちました。半年後に再発。放射線治療による影響で骨がもろくなったのでしょう。退院してきた途端、骨折です。三重大学病院での入院病棟があまりにも急なことで空きがなく、自宅でギブスをはめないまま車いすを使うことができずに不便な生活を強いられての3か月。

13年たった今。主治医の先生は転勤され、また病院はリニューアルされましたが、当時を思い出すこの頃です。神様の憐れみと恵みによってここまで生かされたことに改めて感謝した一日でした。

誕生の今年も梅の満開に。(主人は3月29日が誕生日です)

骨折の癒えて媼の耕しぬ。

荒畑にて摘みにけるフキノトウ。

高台に望みぬ伊賀の春ともし。

さえずりの一声山の朝餉かな。    馬場路哉

我が家では息子が新元号がどのようなものに改まるかと話しかけてきます。

中国からの古典からのはずだとか、スマホを見ながらその日を楽しみにしているようです。お散歩友達はまだ同じ平成でよいと言い張ります。10人10色と言いますが、いろんな考えを皆持っているのですね。

46

 春爛漫の一日です。こちらは桜も満開になりました。薄いピンクの花びらが愛らしくて見入ってしまいます。桜の命は短いのですが、だからこそ一層今のうちに満喫しておかないとという気持ちになります。

過疎の村光放つは花ミモザ。

ま輝く朝の空に初ツバメ。

おぼろ月永久の命はあると聞く。

水色を着るリハビリに春日濃し。

オキツモの名張の川の桜かな。   馬場路哉

今を大切に生きている桜の花に感謝しながら散歩しています。

48

 統一選挙が終わり、選挙カーが鳴り響かなくなり、とても静かになりました。

奈良県は古い県ですから、やはり高齢者でも自民党が圧勝いたしました。

主人は久しぶりにリハビリを兼ねてウォーキング仲間と山添村を散策に出かけました。気分転換、というか、リフレッシュを兼ねているようです。子供と同じで、前の日から持ち物を準備してうれしそうに出かけました。少し風がきついので大変でしょうが。

父の里笠取山に風光る。(主人の父は大山田村からきてくれました。)

麦青し信楽の山麓なる。

つくばひの一寸光るは薄氷。

暁の薄紅に冴え返る。    馬場路哉

昨日は第一週でしたので、主の日の礼拝に出て、聖餐の礼典にあずかることができました。イエス様の流された血潮、裂かれた肉を葡萄酒とパンをもって思いを新たにいたしました。心から感謝しました。

418

 卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて”の歌詞にあるように、初夏の陽気です。まだホトトギスの鳴き声は聞こえませんが、でも、気温は高くなり、空を見上げると雲一つない青空です。寒いといっていた昨日までとは一変です。

これでは高齢者や弱い方たちは、とても気候になじむことができませんね。

四季があり、ゆっくり移り変わっていた日本の気候が変わりつつあり、激しく、急変です。

主人に上野でお花を買ってきてもらいました。なんとアジサイの花の鉢植えです。我が家の庭のアジサイはまだ新芽を出し始めたばかりですのに、店先には満開のアジサイの鉢植えが並んでいるのですね。少し早いアジサイの花ですが、うれしいです。大切に育てて、また庭に植え替えて楽しみます。犬たちがいなくなった我が家はお花が大事なお友達となっています。

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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