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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 『その愛のゆえに』

   =時々の記=

    (164)

 

1017

“真っ赤だな、真っ赤だな、つたの葉っぱもまっかだなあ。もみじの葉っぱも真っかだな”と口ずさみながら梅の枝にくっついている烏瓜の激しい赤さに目をやっています。

屋敷跡、シオンの株の太りけり。

カラスの子育ちをるらし良く鳴きぬ。

聖霊を聞かむとすなり秋の声。

秋の川二三人いて竿伸ばす。   馬場路哉

 

1023

 秋晴れです。トンボが行きかい、トンビが空高く円を描いて飛んでいます。

久しぶりに気持ちの良いお天気です。

先ほど、診療所で定期健診をしていただきました。動脈硬化を起こしやすいので、お薬をいただいて帰ってきました。もう71歳になろうとしています。気持ちだけでも若く持って、神様とともに歩んでいることに感謝いたします。

月待つややがて光りぬ木立の間。

旧友とは電話のみなり秋の暮れ。

主イエスに帰依強まりぬ秋の果て。

診察を耐えて待つなり暮れの秋。

このブドウまこと良き木の実りなり。  馬場路哉

 

昨夜からお祭りの練習が始まったようです。笛の音や太鼓が寂しい山添村をにぎやかにしてくれているのです。村の人たちはそこいらをきれいに草を刈って整えて準備をしています。

 

1031

 村で一番大きな銀杏の木が黄色く色づいて、秋の訪れの速さを知らせています。

これからが、美しい紅葉の季節です。楓の葉っぱ、烏瓜、南天の葉っぱ、ハナミズキなど、散歩の往復を色づいて葉っぱが後押ししてくれます。今の朝は630分を過ぎても、まだうす暗いのです。夕方はもう5時過ぎには暮れてきますから、一日がとても短く感じるのです。

山峡の朝を渡りてうろこ雲。

山の秋オリオンその他被ひけり。

日の陰や藪に固まる烏瓜。

ススキの穂良きあんばいに開きけり。

当麻寺より眺めもす古都の秋。  馬場路哉

 

昨日はゆっくりと私の運転で、當麻寺まで行ってきました。ボタンで名が知られているのですが、木々の紅葉の美しさに見とれました。家を出ておよそ一時間半あまりで行くことができました。ひさしぶりに山添村を出てリフレッシュした一日でした。

 

112

 山添村の文化行事が始まります。明日は文化祭です。芸術の秋にふさわしくそれぞれのサークルが芸術作品を提出します。それに加えて食べ物の模擬店があちこちで開かれます。お好み焼き屋さんを筆頭に、おもちやさん、ラーメン屋さん、魚屋さんなどなど20店舗が素人のお店を出します。郵便局はラーメン屋さん、私たちの中峰山はお好み焼き屋さんに一日様変わりです。奈良市内、上野市内から多くの方たちに来てもらおうと頑張っています。

画集なるバルザック像や暮れの秋。

柿くわえ、カラス急ぎていきにけり。

辻地蔵かかっておりぬ烏瓜。

山峡の樫のざわつく秋の風。

手の声を聞きしパウロや秋の声。  馬場路哉

 

116

 昨日の夕食の準備をしているとき、主人が包丁で指を切ってしまいました。軽いケガでしたが、診療所のお休み日と重なって、不安でした。

診療所に連絡すると先生がまだおられるからすぐに来るようにとの指示を受け、縫わずに、テーピングで済ますことができました。年を重ねると、ちょっとした油断から大きな事故につながります。これを教訓に決して慌てずに特に台所仕事は危険と隣り合わせですから、気を付けるように二人で心して祈りました。

俳句を一生懸命にガンバっている主人です。

棕櫚の葉の扇をなしぬ秋の風。 

女坂脇に野菊の咲きにけり。

草刈りの長きに耐ふる出会ひかな。

夕霧や水源をなす南山

秋嶺の鈴鹿布引続きをり。  馬場路哉

 

 

1112

 真っ黒な雲に覆われていましたが、午後からはお日様が照りだしてきてほっとうれしくなります。

祈りつつ聞かむとすなり秋の声。

主に祈る感謝と願ひつづれさせ。

シクラメン施設に花の帯を付け。

一瞬やつるべ落としの夕やけす。

秋祭り夜のけいこの笛澄みぬ。  馬場路哉

 

おかげさまでケガの方は少しずつ回復しているように思われます。主人もこの頃では近くを夕散歩するようになりました。

 

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

  

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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