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美しい朝に・・65・・
新聞やテレビの 暗きニュースにも
あれは信じぬ 神は愛なりと 源三
―沙耶香のつぶやき-
♡ 毎日書いている日記は、母は、お母さん。父は、お父さん。兄は、お兄ちゃんでしたので、これからは日記のように書こうと思いました。少し片意地はっていたことに気付いたのです。体調はイマイチ。
♡ 家の軒下においてあった汚れたプランターが3つありましたので、お母さんと野菜と花を植えることにしました。楽しみが増えました。とは言っても、お母さんとの共同作業?(本当は見ているだけ)ですよ。
♡ テレビを見るとコロナのニュースばかりで、外に出るのが怖いです。犬の散歩もできません。今の楽しみはプランターの花の成長を見ることかなあ・・・。コロナでお兄ちゃんは学校も休みでオンライン授業?とか。バイトのお店も休み、これからどうなるのかなあ~と考えてしまうこの頃です。
♡ お母さんは、冬物と夏物の入れ替えで朝から大忙しです。数日続いている好天だからです。でも手伝えないのです。沖縄の方では梅雨入りだそうです。一度元気になったら行ってみたいなあ~
♡ 体温調節ができないのがわたしの病気の一つの特徴です。そのために不便さを感じています。梅雨は嫌いです。
『美しい朝に』・・66・・
四つ葉のクローバー
学校の帰り道で 姪が摘んで来た
四つ葉のクローバー 十数本
姪のやさしさを 姪のやさしさを
ひとり占めにしては もったいない
孤独に病気に 苦しんでいる人々に
分けてあげよう
水野源三 第三詩集
―沙耶香のつぶやき-7-
♡ これから高校生だよと張り切り、はしゃいていたら学校から新型コロナウイルスのために休校となりますとの連絡が来る。でも、学校は科目の選択制なので時間割を考えて、好きな数学と苦手な英語を中心に選んだ。先生は優しそうなので安心。苦手は通学時の人混みなので、それを考えて学科を選んだ。お昼のお弁当は母の手作り。ここは外国の人が多く、先生も丁寧に教えてくれそうで、わたしには合っている気がして、5月から始まするのを待っている。でも、どうなるのでしょうか。不安。
♡ 犬の散歩は土日だけで、母と兄が犬のお供。父は見ているだけ。両親は優しく黙って見守ってくれていて、うれしい。学校は楽しいとまでは言えないでしょうが、今のところ行けているヨ。女の子が話しかけてくれる。まだまだ緊張気味。
♡ 体調の乱れもなく、うれしい。食欲はやはりあまりない。焦らないようにしている。母には学校のことなど、なんでも隠さず話している。学校の近くにキレイなお花屋さんがあり、そのうちに立ち寄ってみようと思っています。その勇気は今はない。
♡ 友だちはまだ出来ない。来ている子も不安そうな顔。日本語が分からない外国の子は、両親が日本にいるので来ただけだと言っていたのが聞こえた。本当は来たくないのだろうなあと思った。どうして今ここに来ているんだろう?声が掛けられない。
♡ 連絡用のため家族割の携帯を家族みんなで持つことにした。何だか大人気分。通学はやはり気疲れする。その内に慣れるよ、と言い聞かせている。早寝早起きは続いている。勉強は面白い。予習と宿題は別にないが、自分で決めてやっている。日記は学校のことばかりだ。
♡ 小学生の担任の先生から手紙が来た。Aちゃんが知らせてくれたのだ。便箋7枚の手紙。沢山の思い出を書いてくれた。沙耶香さんらしく好きなことをして、学校生活を過ごしてください、とある。うれしくなって泣きましたよ。先生は見守っていてくれいたんだ。Aちゃん、ありがとう。
♡ 犬の散歩に父も初参加。メタボ解消とか。言われて初めてなるほど感。わたしは160㎝の痩せなので、その心配はない。兄も細身、母も細身。学校では髪型も服装の自由。わたしはいつも同じ。兄はバイトしながらの大学生。飲み会参加でお金がかかると言っている。大学生って気軽なのかな~。
♡ 通学するようになり、帰りにコンビニで飲み物を買うことが出来た。今まで一人で入ったことはなく、何時も母と一緒。ドキドキした。友だちは出来ない。あまり気にならない。クラブ活動は参加しないことにしている。まだ嫌な思いが強いのだ。
♡ 少し緊張していたのか、最近、疲れている。頑張り過ぎたところもある。焦りも出てきた。良い子ぶっている自分がだんだん嫌いになってきた。それもわたし・・・
♡ ご近所のおばさんに、元気そうねとか、頑張っているのねと言われなくなったのが嬉しい。その言葉がとても聞きたくない言葉だった。素直になれていない今の私。
『美しい朝に』・・65・・
「祈りつつ待てよ」
御神に愛されている者よ 試練の嵐が過ぎ去るのを
御心が行われるのを 祈りつつ待てよ 祈りつつ待てよ
御神に生かされている者よ くしき御旨示されるのを
進む道を開かれるのを 祈りつつ待てよ 祈りつつ待てよ
御神に守られている者よ 天使がラッパ吹き鳴らすのを
栄光の主が来られるのを 祈りつつ待てよ 祈りつつ待てよ
=水野源三 第三詩集=
沙耶香のつぶやき-6
♡ 思うように体調が良くならない。花粉症にもなり始めた。高校に行けるだろうかと不安になる。この体調の悪さははんぱない!焦ってしまうのは良くないとはわかっているが、どうしょうもない。母は神様がお守りくださる、と言うが、母も体調を崩している。
♡ 毎日、新型コロナウイルスのニュースばかり。花粉情報も大嫌いだ。元気になりたい・・・。外に出るのが怖い・・・。
♡ 少しですが食べること、食べたいと思い始めている。久し振りなのでうれしい…。頭の方は今もまだ痛い。
♡ 今日はお隣の梅の木に鶯が美味しそうに蜜を吸っているのが見えて、春を運んでくれた。何だかうれしい気分になれた。鶯さんありがとう!
♡ 精神科の先生は今の体力では無理だから元気になり、コロナウイルスも落ち着いてから高校に行けばいいよと言ってくれたので、学校の方に連絡したら、入学は出来るから、元気になったら登校することにしても良いとのことで、母とも相談してそのようにした。
『美しい朝に』・・64・・
「目には見えない御神」
雪がとけた道端に 咲いたルリ色の花に
目には見えない御神の 憐れみに触れ 恵みを見る
芽ぶき始めた梢に さえずる小鳥の声に
目には見えない御神の 憐れみに触れ 恵みを聞く
与えられた賜物を 分け合うその優しさに
目には見えない御神の 憐れみに触れ 恵みを知る 水野源三
沙耶香のつぶやき ・・5・・
♡ いつのも時間に、いつもの道を犬ちゃんとの散歩の時、ああ~サヤ!でしょう…。久し振りとの声、小学校からの友だちのAちゃんだった。自転車を止めてAちゃんは、サヤ、元気だった、何年振りなか、あの時より背が伸びたネ、わたしはやはりチビのまま、これから塾に行くの、サヤにあうなんて、うれしいなあ~、またね、と別れた。家に帰ったら、なんだかしんないけど、泣いていた。涙が止まらない。そして寝てしまった。母がいなかったのでよかった。
♡ あまり体調が良くない。微熱が出たり、体に力が入らないし、食欲もあまりない。なんか気持ちが不安定。またやせたみたい…。犬ちゃんの散歩もできない。日記を見ると毎年繰り返しているみたい。病院に行った。そのうちによくなりますよ!で気分的に楽になる。先生の言葉は、魔法の言葉だね!と母と帰ってくる。これもまた同じ…。
♡ 最近、落ち込んでいる。何もしたくない。母はこの天候だし、体調も良くないのだから…と言ってくれる。うれしい。
♡ 外にも出ていない。風邪をひくよりはいいや、と思っている。
♡ とにかく頭が痛いので、気力もなくイライラする。元気も出ない。こんなことが今までも何度も起きる。もう嫌だ!どうして神様はこんな体にしたのか、聞きたい。誰か、助けて…
『美しい朝に』・・63・・
「今宵も心静かに」
臥す窓にのぞくあの星を
創りたもうた父なる御神が 私をも創りたもうた
今宵も心静かに 父なる御神を喜ぶ
夜ごとにまばたくあの星を
動かしたもう父なる御神が 私をも導きたもう
今宵も心静かに 父なる御神を喜ぶ
あの星も小さき私も
慈しみの御手で包みたもう 父なる御神を愛する
今宵も心静かに 父なる御神を喜ぶ
=水野源三=
沙耶香のつぶやき-4
♡ 4月から高校?に行こうと思っている。単位制なので何だか気が楽だ。制服もないそうだ。でもやっぱ怖い。中学のときに生徒仲間からいじめられたわけではないが、とにかく先生次第だ。
♡ 何となく今年の目標なんか考えた。初めて・・・。そうだ、「日本の昔話」を読んだので、今度は「グリムとか、アンデルセン」の童話集を読んでみようかな何んて頭に浮かんだ。本を読みだすと不思議とすぐ寝てしまう。だから本が好き。
♡ 今までにスクールに行ったことがある。みんな個性的で自己主張が強くて、疲れて辞めたので高校のことを考えると不安だ。母は焦らなくていいんだよ、と言ってくれる。その言葉に甘えるところがある。定期的に診察を受けている病院の先生は、体力的には無理な面もあるかな・・・と言う。性格的に頑張るタイプなので、そこを心配してくれる。負けず嫌いなので、自分の気持ちが不安定になりだした。
『美しい朝に』・・62・・
「寄せ書き」
まだいちども あったことがない
多くの人々の 愛のこもった寄せ書き
多くの人々に 祈られているから 愛されているから
昨日も今日も 生きていられる
神さまを 讃える詩がつくれる
*み国をめざして 第四詩集*
「沙耶香のつぶやき」-3
♡ パソコンでゲームなどはしない。好きになれない。本は母にお願いして、今は、少し離れているが図書館から「日本昔話」シリーズを借りて読んでいる。お伽の世界みたいで面白い。わたしの住んでいる所にも、茅葺屋根の家があり覗いてみたくなる。でも勇気がない。そこに大人がいるから。
♡ 家族は何も言わないのがうれしい。不登校だが勉強は好きだ。その内に興味のあるものと出会えると思っている。時々、近況報告?で児相に行くが、お元気そうですね、と笑顔で職員さんが言ってくれる。それで十分。母も納得している。フリースクールを勧められたこともあったが、今はそれもない。
♡ テレビはあまり見ない。音楽を聴くのも苦手。母と話しているのが好き。料理が好きなので母の手伝いでおかずを作る。失敗の方が多いかも。着る物は母にお任せ。家でも身支度はきちんとしているつもり。犬の散歩の時はジーンズとバスケ用のシューズ。バスケが好きだから。部屋の壁には八村選手の大きなポスターが貼ってある。
♡ 今の悩みは食べても太れないこと。定期的に診察を受けている病院で、少し増えたねと言われてうれしかった。祖母の家に電車で母と行った。1年は会っていないが元気だった。食べてるの?と聞かれ、食べてるよと、嘘をついた。おばあちゃん、ごめんなさい!おばあちゃんは分かっている。
♡ 犬の散歩の時、声をかけてくれる人がいる。うれしいがやっぱ怖い。この怖さは説明できない。元気にしている犬を見るのは好き。予防注射などの係は母。車の中で待っている。猫はどうも好きになれないが可愛いとは思う。
♡ 従妹が、最近、メダカを飼っているよと写メしてくれた。机の周りには女の子らしい小物がある。私の机の上には物がない。ごちゃごちゃが嫌いなのだ。そうそう、だいぶ前に買ったお気に入りの花柄のメモ帳が3冊あるだけ。
♡ 寒さに敏感なので着ぶくれだるま、と母に言われる。直ぐ熱を出し、食欲も無くなり、そのために太れない。その繰り返しなので予防注射をしたので、今の所大丈夫。油断しては失敗の繰り返し。風邪予防に良い食べ物ってないかなあ・・・。
『美しい朝に』・・61・・
「花婿なるキリスト」
水野源三著
誰よりも 誰よりも
うるわしきその愛をもって
私を愛しておられる
花婿なるキリストを
深く深く愛させたまえ
いずこでも いずこでも
たぐいなきその愛をもって
私を愛しておられる
花婿なるキリストを
熱く熱く愛させたまえ
いつまでもいつまでも
変わりなきその愛をもって
私を愛しておられる
花婿なるキリストを
強く強く愛させたまえ
**み国をめざして 第四詩集**
「沙耶香のつぶやき」-2
♡ 散歩の時、リードを長くして2匹の犬とわざわざ落ち葉の中を走り回っている。朝露で濡れるのが好き。家に帰って犬の身体を拭いたから、私の番。そうして朝のご飯。片付けと掃除は私の役目。時々、学校のことを考えると、あの時のことが思い出されるので嫌だ。
♡ 風邪気味なので病院に母と行ってきた。注射は嫌いなので薬を貰ってきた。夏の疲れでしょう。食欲はありますか・・・。好き嫌いは減りましたか・・・。親切な先生で身の回りのことをよく聞いてくれる。甘いお菓子は嫌いで、果物はよく食べている。牛乳も好き。背がまた少し伸びたねと言われた。うれしかった。
♡ 小学生の頃の日記を読み返すことがある。母によく口答えしていた。物を壊したりもしていた。幼い自分を見て笑っちゃいます。母もむきになっていて面白い。テーブルを汚した時、自分で拭きなさいと言われて、わざと汚したり、そのまま部屋に戻ったり。母もそのままにして電気を消して、部屋に戻る。ごめんなさいと言わずに、テーブル掃除。何と他愛のないことでの口げんか。その次の日の朝、何もなかったように、おはよう!で一日が始まる。
反抗期ではなく、母とのお遊びだったように思う。
♡ トンボが飛んでいる。自由で気まぐれさんのトンボ、秋を楽しんでねと思う。母の好みでネックレスを買ってくれた。うれしかった。少しはおしゃれしないとダメよ、と言われても、ピンとこない。おしゃれしているつもりなんだけどな~。
♡ 気持ちに波がある。怒りっぽい。夏の疲れと思うことにした。好きな日記もいい加減なことばばかりだ。
<これからの投稿文は、沙耶香さんがご自分で選んだものを掲載しています>
「いつまでもいつまでも変わらない」 水野源三著
風吹けば花は散り草は枯れる
この世のはかないはかない様(さま)よ
いつまでもいつまでも変わらない
神様の言葉を求めよ
時と共に愛は冷え友は去る
この世の悲しい悲しい様(さま)よ
いつまでもいつまでも変わらない
神様の慈愛を求めよ
確かなものを求めても得られない
この世のむなしいむなしい様(さま)よ
いつまでもいつまでも変わらない
神様の救いを求めよ
「沙耶香のつぶやき」-1
♡ 家で生活するようになって数年。中2の時に言われた先生の言葉で登校できなくなった。いろいろの相談窓口に母と行った。もう母も疲れたしわたしも疲れたので、家で楽しく好きな本を読んだり、毎日日記を書いている。
♡ 家に犬が2匹いる。朝と夕方2回の散歩はわたしがする。苦手なことは遅くまで起きていること。だから朝の散歩は苦にならない。中1まではバスケ部にいたが、あの言葉で練習にも出れないので辞めたが、運動は元来好きだ。
♡ 人混みが嫌い。話しかけられるのが嫌い。特に先生タイプの人が大嫌い。母の手伝いで一緒にスーパーには行くが、一人では行かない。同じ年齢の子が気になる。勉強は好きだ。特に数学と国語。
<これからの投稿文は、沙耶香さんがご自分で選んだものを掲載しています>
『美しい朝に』・・59・・
「朝の祈り 夜の祈り」
J・ベイリー著
新見 宏訳
朝
すべてのものの創り主なる主よ、あなたの創造の力から最初に光が生まれ、あなたはこの世の最初の朝をごらんになって、それをよしとされました。今、窓を通して射し込み、わたしを新しい日の生活へと呼び起こすこの光のゆえに、み名を賛美いたします。わたしのからだの中に脈うつ生命のゆえにみ名を賛美いたします。
わたしの出てゆく、かがやかしく美しい世界のゆえに、み名を賛美します。
地と海と空と、走る雲とうたう小鳥のゆえに、み名を賛美します。
わたしに与えて下さった、なすべき仕事のゆえに、み名を賛美します。
わたしに余暇を過ごすために与えて下さったすべてのもののゆえに、み名を賛美します。わたしの友のゆえに、み名を賛美します。
音楽と書物、よき伴侶とすべての清潔な楽しみのゆえに、み名を賛美します。
おお、ご自身のとこしえに慈愛にいます主よ、この朝のひかりがわたしにもたらす喜びと同じ喜びを持つことのできない人びとに、わたしがいつくしみの心をいただくことを得させてください。
いのちの鼓動の弱まってゆく人びと、陽光のふりそそぐ時間にも床に横たわらねばならない人びと、日の光からさえぎられた盲目の人びと、余暇のたのしみを味わうことのできない多忙な人びと、働く喜びを持たない失業者たち、愛するものを失って心傷つき、寂しい家庭にある人びと、これらのすべての人びとをあわれんでください。
おお、消えうすれゆくことなき光よ、この日の光がいま窓を通してこの部屋に流れる時に、わたしの心の窓をあなたに向かってひらき、わたしのいのちが、あなたの臨在の輝きに満たされるようにしてください。あなたのみ顔の輝きで、わたしのすみずみまで照らしてください。わたしのうちにある何ものも、この輝かしさをかげらせることがありませんように、人の光として生きられた主のみ霊よ、夕べになるまでわたしの心を支配してください。 アーメン
夜
とこしえにいます主よ、あなたは永遠の光のうちに住まわれます。この世の光のあせてゆく今、わたしはあなたの臨在の輝きをこい求めます。
あなたは疲れを知らないかたです。今、わたしの五体が重く、精神もおとろえはじめるとき、わたしのたましいをあなたにゆだねます。あなたはまどろむこともありません。今、眠ろうとして横たわる時、わたしの身をあなたの守りに委ねます。
あなたはとこしえに見守ってくださいます、今、力なく横たわる時、あなたの愛によりたのみます。
神よ、眠りにつく前に、きょう一日のわたしの行ないを、あなたの永遠の光に照らして省みたく存じます。わたしは、義務を怠ったことを、深い悔いとともに思い起こしています。わたした、無情な言葉を吐いたことを、悲しみとともに思い起こします。わたしは、卑しい思いをいだいたことをはずかしく思い起こしています。
神よ、これらの記憶を、わたしを救うためにお用いください。そして、永遠にこれらの記憶をぬぐい去ってください。わたしはきょう、この世界の美しさを、喜びとともに思い起こします。わたしはきょう、他の人びとが行った親切な行為を、楽しく思い起こします。わたしはきょう、わたしにさせてくださった仕仕事と、学ばせてくださった真理を、感謝とともに思い起こします。
神よ、これらの記憶を、わたしを謙遜にするためにお用いください。そして、永遠にこれらの記憶をわたしの魂に住まわせてください。
眠りにつく前に、しばらく、あなたがわたしの人生に与えてくださった愛情と友情とを喜ぶことをおゆるしください。わたしは、・・・と・・・とを親しく覚えおぼえてうれしく思います。かれらはわたしの知らない神秘のかなたに去りましたが、あなたの愛と守りのうちに必ずあると信じます。わたしはま・・・や・・・と今も友であることをうれしく思います。わたし自身の魂とともに、かれらの夜の闇の間お守りください。枕するところを持たない人びと、また横たわりながらも、苦痛や不安によって眠ることのできない人びと、すべてに、あなたのあわれみを、われらの主イエス・キリストのみ名によってこい求めます。 アーメン
『美しい朝に』・・58・・
小犬もいただく落ちたパン屑
この絵はマタイによる福音書15:21~28の聖書の言葉から描かれました。「女は言った。『主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。』 そこで、イエスはお答えになった。『婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。』」
はじめ私は、「落ちているのはパンではなく、小さいパン屑でしょう」といって、わざわざパン屑を書き足してやりました。ところが家内は、「パンは消さないで。大きいパンのほうがいいもの」と言いました。食いしん坊からではなく、イエス様の恵みをいっぱいいただきたいから、という気持ちのようです。
私たちはイエス様の恵みを小さく考えたり、少しだけでいいと思ったりします。その背後には、あとは自分で間に合わせますからという考えがあるのかもしれません。命のパンであるイエス様の恵みの中に、今日も生かされていきましょう。
岐阜県大垣市在住 H・N
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生かされている
自分では 何もできない私が
家族のやさしさによって
オレンジ・ジュースを飲み
アイスクリームを食べ
詩を作り み言葉を学ぶ
自分では 生きられない私が
神さまに
愛され
生かされている
水野源三第四詩集
『美しい朝に』・・57・・
長良川の鵜飼い
鵜飼い漁の歴史は古く、古事記・日本書紀にも出てくるほどだそうです。鵜匠は今でも宮内庁式部職に任じられているとのことです。しかし今日ではすっかり観光用になっているようです。20年以上、岐阜県に住んでいながら、残念なことに私も家内もまだ一度も見たことがありません。
鵜飼いといえば、俳人松尾芭蕉の「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟哉」という句が有名ですね。芭蕉も長良川まで足を伸ばしたのでしょう。岐阜市の長良橋のたもとに、この句が刻まれた句碑が建てられています。芭蕉といえば、私たちが住んでいる大垣市には、「奥の細道むすびの地記念館」があります。ここには2回ほど訪ねたことがあります。芭蕉の旅は5ヶ月もかけての大旅行、さすが天下泰平の元禄の世ですね。
前川嘉風という現代の俳人の「篝火の 揺らぎ鵜匠の 綱さばき」という句もありました。かがり火に誘われ、鵜に捕えられる鮎。何度も潜っては鮎を飲み込む鵜。一人の鵜匠は12羽の鵜を操るといいます。鵜はせっかく捕ったのに鮎を吐き出され、最終的には人間様が食べてしまう。そういう鵜飼いを見て楽しむ観光客。いろいろですね。「おもしろうて やがて悲しき」という気持ちが分かるような気がします。
私たちはせいぜい、偽りの光におびき寄せられて、悪魔に飲み込まれないようにしましょう。いつも本当の世の光であるイエス様のみを見上げていきたいものです。
岐阜県大垣市在住 H・N
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「十字架を仰げよ」 水野源三第四詩集
主イエスの十字架によって 父なる御神に赦されているのに
なぜ罪に苦しむのか 今すぐ主イエスの十字架を仰げよ
主イエスの十字架によって 父なる御神に愛されているのに
なぜ孤独に悩むのか 今すぐ主イエスの十字架を仰げよ
主イエスの十字架によって 父なる御神に赦されているのに
なぜ明日を恐れるのか 今すぐ主イエスの十字架を仰げよ
『美しい朝に』・・56・・
養老鉄道の春
家内は娘を訪ねるときなど、たびたび桑名・大垣間を走る養老鉄道というローカル線を利用していました。車に乗らなくなった私も、今はよく利用します。西は養老山系、東は伊勢湾まで広がる濃尾平野。その間をゆったりと走ります。自転車の持ち込みもできるのにはびっくり。
山並みも四季折々、楽しい変化を見せます。山粧(よそ)おう秋から、山眠る冬への移り変わりは、なにか哀愁を感じさせます。しかしすぐに山笑う春が来ます。薄暗く時には雪に覆われる養老山系にも、必ず春はきます。文字通り、被造世界全体が笑っています。笑っているばかりか、踊っているようでもあります。
事故でベッド生活が続く家内が、こんなにも楽しそうな養老鉄道の春を描いてくれて、私自身が一番慰められました。
それにしてもこの赤い列車はどこまで行くのでしょうか。この絵を見ていると、このまま笑いながら、踊りながら、イエス様の天の御国まで、ことことと走っていくように思えてなりません。あなたも私たちと一緒に乗ってみませんか。楽しいと思いますよ。
岐阜県大垣市在住 H・N
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「耳をふさいでも」 水野源三第二詩集
耳をふさいでも耳をふさいでも
聞こえる主のあのみ声が
私が世に来たのは
命を与えるため
耳をふさいでも耳をふさいでも
聞こえる主のあのみ声が
彼等のなすところを
御父よゆるしたまえ
耳をふさいでも耳をふさいでも
聞こえる主のあのみ声が
自分の十字架を
負ってしたがい来よと
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」