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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  (ひとみ)

 

 お正月用にと送られてきた母の手作り野菜も残り僅かになり、月日の経つのを実感しています。87歳になる母は毎日畑に出ているようです。母には、寒さは心臓に良くないよと言いつつ、次は何を送ってくれるかなあ~と楽しみにしています。無理はしてほしくない。健康のため好きな畑で過ごしてほしい。離れていると心配ばかりしています。お互いに信仰の恵みを語り合えるのが一番うれしいことです。                   

                       福井県 W・Nさん

 

 通所施設にお世話になっている娘が成人になり、職員の方々の手作り会場でお祝いして下さいました。お医者さんからは成人式は無理でしょうと言われていました。何度も繰り返した入院。諦めかけたこともありましたが、その都度、神様が命を支えて下さいました。そうして成人のお祝い。主人と流れる涙を流しました。こんなにも涙があるのかと思うほど、うれし涙を流しました。この施設に入った多くの仲間は、成人式を迎えることなく召されました。そのお母さんたちを思うと、申し訳ない気持ちでこの時を迎えました。気にしなくてもいいんだよ・・・の言葉が心に残るのです。

                    長崎県 W・Kさん

 

 「つのぶえジャーナル」はパソコンで拝見しています。皆さんのお便りを最初に読みます。私は一人で毎日を過ごしております。62歳です。3人の子供たちは、東京です。主人が召されて9年目になります。元気な時は主人の車の運転で1時間ほど離れている教会に何十年と通っていました。それが当り前で、何の不便も感じませんでしたので、つい運転免許を取り損ねてしまいました。主人が元気な時に、免許を取っていればと後悔しています。買物や通院は幼馴染の方の好意に甘えて不便はありませんが、礼拝だけはお願いできずにいますので、クリスマスの時だけ迎えに来てくださるので出掛けられます。今は、パソコンがありますから、教会の方とは交信していますが、やはり心からの讃美は出来ないこと、聖餐の恵みに与れていないことが寂しいですね。主にある交わりは、礼拝・讃美・聖餐の中にあるのですね。・・・・。

                    群馬県 T・Yさん 

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(ひとみ)

 

 最近、「つのぶえジャーナル」の「その愛のゆえに」の中にお母様のことが載っていることに気がつきました。そうして改めて、自分を見つめることが出来ました。私も老人専用の施設で職員として働いて14年目になりました。年の瀬には念入りに施設の掃除をして新年を気持ちよく迎えたいと毎年思っています。この一年の間には、召された方もおられました。そのお顔は時間と共に記憶から消え去ります。今おられる方に気持ちが向くからです。しかしそれは言い訳でもあります。

 同時に、職業病の腰痛に悩まされてもいます。皆さんからは本当に重労働ですね、と言われますが正直そう思います。ご家族に代わって、日々の生活一切のお世話ですから・・・。そのことをご理解下さるご家族が施設へ頻繁に訪れて、感謝のお言葉を述べていただける時、私も喜びと誇りを感じるのです。健康である限り、このお仕事をさせてくださいと祈りつつ、今日も頑張ります。

                   

                    沖縄県 N・Nさん

 

 歳末助け合い募金から、数年前に送迎用の車をいただきました。そのありがたかったことが利用されている方の姿、はじめて試乗された方の感激は今も覚えています。こんな田舎のNPOにも温かい眼ざしがあったことは喜びでした。12月になると、車を見ては思い出します。

                    広島県 W・Kさん

 

 何年も前に一緒に働いていた方と久しぶりに話をする機会がありました。
チームで仕事をしていて、これはいいよと認められたり、忠告されたり、時には言い合いになったり、思い出深い上司でした。
あの時は、私のどこにこんな意欲があったのだろうかと思うくらいやる気満々ででした。今思い出すと、1・5倍くらいの力が出せたことが不思議です。元上司に会った時、「やる気を引き出してもらったことをとても感謝している」と伝えました。その元上司によると、それは『ミックスアップ』というのだそうです。一人ではできないことも何人かで力や知恵を結集すると想像以上のことができるとのこと。
 教会の伝道においても、一人でがんばるのではなく、ミックスアップできたらすばらしいと思いました。
 「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」マタイ 1820節 の掲示文の写真も送ります。 

                    長野県  みどり

 

眸  (ひとみ)

 

 ここ宮城は、秋から初冬です。灯油販売の車が忙しそうに行き来していまです。稲の刈られた畑には、もう直ぐ渡りの鳥が来ます。変わらない風景ですが、笑い声の中にある心は、暗く重く先の見えない不安が覆いかぶさっています。こんな気持ちのままで生涯を閉じる人も多くなります。言いようのない寂しさが冷たい冬の風が運んできます。孤立と孤独は癒しがたいものです。・・・。 

                    宮城県 N・Nさん

 

 主人の趣味は旅行案内書を集めることです。長年の成果でしょうか、今はないホテルや景色はとても貴重なんだよと、自慢気に話しているときは上機嫌です。しかし、実際には家業に忙しく旅行など行ったことはありませんが、楽しい会話のひと時になっていますので、何時も二人で出掛けた気分でおります。子供たちはお父さんたちは何時も旅行気分で好いねと呆れ顔で見ています。

 紅葉の秋、また主人と旅行案内書で温泉地に行き、美味しい料理に心もお腹も満足させていただきます。本当に、小さな、小さな秋の旅便りです。

                    広島県 W・Kさん

 

 お元気ですか。ご無沙汰しています。暑い夏が長引くと思ったら、一気に秋がきて、朝夕は寒さを覚えます。お体には良くない季候ですよね。ご自愛ください。今日は、いろいろな用事のため、仕事を休んでます。こういう日に限って雨ですね。庭の手入れもしたかったのに。

  原発とTPPで、政府の対応にほとほと嫌気がさしているところに、減反廃止ときて、心騒がされる話題が尽きません。減反については、半世紀に亘った稲を作るなと我慢させておいて、さあ、自分の経営判断で思うように作付けしましょうと言われてもどうなんだろうと、なんだかコメントのしようがありません。同じ職場の方が驚いていたのは、政府がそれをいいだしたことと、農業団体の静けさです。何年か前なら、言い出す前にもみ消されていた、農業団体が黙っていなかったということ。ということは、もう、日本の農業は文句も言えないほど弱ってしまったのでしょうか。まあ、経営判断で思うように作付けしている農業者は、とっくに補助金もらわずにやっていますが、それはほんの一握り。

  国の言うことをよくきいて、そのとおりに稲を作るのを我慢してきた実直な農業者は、途方に暮れているのか、あきれはてているのか。

 なんだかすっきりしない日々です。今日は花の苗、植えたかったな~。今から学校に行ってきます。なんとか説明会です。

                 岐阜県 T・Yさん 

 若いとき、子どもが手を離れて時間に余裕ができれば、思いっきり好きな小説が読めると思っていました。しかしそれは誤算でした。振り返れば、一番本をたくさん読んだのは子育て中だったのです。なぜなのかと考えたら、気力・体力が充実していたからだと思いました。それと優先順位が変わったからかもしれません。もともと限られた短い余暇の時間ですが、ここ数年、小説を読むのはほとんど新聞の連載小説だけになりました。

 その分、聖書に関係した本やキリスト教ラジオ放送を聴くことに時間が使われています。肝心の聖書を読む時間をもっと多くしなければと若い時からずっと思っていますが、なかなか実現しません。この頃思うに、普段の生活の中で、主イエスに語りかける時間が増えれば、主は私の優先順位を替えてくださるだろうと気楽に考えています。 


                 長野県  みどりさん

(ひとみ)

 

  天候等、心配していた運動会も無事 終了しました。今年は6年生で組み立て体操や騎馬戦で子供や若い世代の親に人気のテーマソングが使われていて、それも楽しく過ごせました。カメラが得意な祖父が 写真を撮ってくれて感謝な一日でした。

 附属中学などに受験するクラスメイトも多い様で4つの小学校卒業生の集まる中学校に入学すると友だち関係等も変化しそうだね、と話しています。

 今月末には修学旅行で原爆投下された広島へ行く予定です。夏休みには「平和ノート」を仕上げました。子供にニュースが分かり易いように小学生新聞を取っています。

親にも子供に説明しやすいような内容になっているのでスクラップして、主に自分の勉強にもなっています。

 遠山さんの手記も 後世に戦時中の時代を伝えていく貴重な読み物になっていますね。戦争の悲惨さから目をそむけないで、敗戦国の日本が今までどうやって世界の国々と助け合いながら成長してきたか、し続けていかなければならないかをしっかり話し合って修学旅行に送り出したいと思います。

 たまたまテレビを見ていたら、東京オリンピックで最終ランナーとして聖火を灯した青年は原爆投下された日に生まれた青年だったということです。

 汚染水問題も抱える日本ですが、意義あるオリンピックになります様にと願います。

  人生の年輪を積み重ねた方々の言葉を拝読できるジャーナルは とても勉強になっています。

                    奈良県 N・Rさん

 

 「ジャーナル」に大切に飼われている犬の記事がありますので、私もメールしました。

私のところは、ねこちゃんです。私の耳には「パミ~」と聞こえるので、そのままパミ~と呼んでいます。寒がりやさんで、私の大きな枕を仲良く使っています。おりこうさんです。

「世田谷通信」を書いている人のペンネームが「猫草」なので、ねこ好きさんなんだと親しみを感じています。時々メールしま~す。

                    埼玉県 S・Kさん


勤め先の改築のため、他の場所に移ったのは、ちょうど2年前の10月の初め、キンモクセイの匂う頃でした。今年は工事が終わり、再び元の場所に戻ることができました。一列に並んだ20本近いキンモクセイの大木は今年も甘い香りを漂わせています。二年ぶりに胸いっばいキンモクセイの香りを吸い込むと、季節が巡り、この場所に戻って来れたという幸せ感に包まれます。
主日礼拝で歌った讃美歌21223番の歌詞(アッシジのフランチェスコ作)を思い出しました。「祝福うみだす 実りの大地は、主をほめ、ハレルヤ、花咲き、実をつけみ栄えを示す。主をほめたたえよ。ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ」。

 主に感謝し、主を讚美できることはなんと幸いなことでしょう。
                    長野県  みどりさん

(ひとみ)

 

「つのぶえジャーナルさん」、毎月の更新・発送ご苦労様です。毎月、楽しみにしております。今は、体調に心配なくお過ごしのご様子を紙面から推察させていただいております。今年の夏の暑さは辛いものがありましたが、一年の区切りになります、長野県松本市で行われる、恩師の「鈴木鎮一先生」の『第75回 記念コンサート~昼下がりの音楽会~』へ毎年のように卒業生や生徒を連れて参加してきました。今年は海外からの先生たちや生徒との交流もあり、楽しい時になりました。これが終わると「私の秋の自由なひと時」を神様からいただきます。緑豊かな長野・松本で数十年を振り返りながらのんびりしております。

残暑は疲れが出る時です。ご自愛ください。

                    愛知県 音友さん 

 

もう一度訪れてみたいと願っていた京都の嵯峨野・祇王寺。深緑の風情の夏の今とそれぞれの季節では趣を異にしていましょうが、涼しげな緑の香を含んだ美味しいいただき物を胸の奥で味わいました。何十年も前に訪れた時は、雪の時です。歳を重ねますと景色を味わう思いも変わるのですね。今度訪れるのは何時になるのでしょうか・・・・。

                   和歌山県 昔乙女さん

 

昨日の礼拝中、教会の周りの田んぼから虫の音が聞こえてきました。深まり行く秋の気配を感じます。講壇の端に、赤く色づいたほおずきの実が枝葉ごと飾られていました。 
子どもの頃、ほおずきの実の中身をくりぬいて、口に入れ、キュッ、キュッと鳴らして遊んだことを思い出しました。すぐに皮が破れてしまい、がっかりした気持ちと共に。
「鬼灯(ほおずき)の口つきを姉が指南哉」一茶

小林一茶のふるさと、信濃町柏原の一茶記念館に行ってきました。今年は一茶の生誕250年にあたり、柏原を始めとし、一茶が俳諧活動を行っていた北信濃の各地で様々な催しが開かれています。一茶は65年の生涯の間に度重なる不運に合い、4人の子どもを次々に亡くすなど家庭的にも恵まれませんでした。一茶の子どもや小さな生き物をいつくしむ、やさしさにあふれた俳句は、詠むと心にほのぼのとしたあかりを灯してくれます。いくつか紹介しましょう。「我と来て遊べや親のない雀」「すずめの子そこのけそこのけお馬が通る」「名月をとってくれろと泣く子かな」
                    長野県 みどりさん

(みどりさんから、そばの花など4枚の写メールをいただきました)

                    

 

眸(ひとみ)

 今朝早く何時ものように雨戸を開けるとその窓枠の下に一匹の虫が横たわっていました。ぴくりともしないので網戸にぶつかって死んだのだろうと思いながら見ていると、小刻みに足が動いています。ああ~生きている!何とも言えない感動に襲われました。陽が昇りあたたかくなると、横たわっていた虫は、元気よく大空に向かって飛び立ち、近くの公園の方に去っていきました。いのちの素晴らしさを虫が教えてくれました。
                    東京都 K・Kさん 
 
季節の便りです。bd06ca13.jpeg
礼拝後、教会の近くのブルーベリー園でブルーベリーの摘み取りをしました。制限時間は90分です。夫と二人でこっちの実は甘い、あっちの実は酸っぱいと夢中になって摘んでいたら、一時間で入れ物にいっぱいになりました。摘み取った分は全部買い取り願いたいとのこと。なんと2・7kgでした。家で直径33cmの皿に入れたら山盛りいっぱいになりました。お裾分けしたとしても大変な量です。庭のブラックベリーと一緒に冷凍して毎日少しずつ自家製のフルーツジュースに入れて使うことにします。わが家のブルーベリーは何故かいつまでも青いままです。 
                    長野県 みどりさん
眸(ひとみ)

a397638f.jpeg 私たちは音楽や沢山の情報や騒音に囲まれている日々ですから、自然に心の疲れを覚えます。そんな時、私に語りかけてくれるのが、言葉のない会話のひと時です。忙しいときには気づいていない隣りの庭の花、道に咲いている花や嫌われ者の雑草といわれる生き物に心を向ける時、何かを感じるのです。私たちは何時もあなたを見ていましたよ!と語りかけてくれていて、心を向けていない私の心の虚ろに、言葉のない会話の時を作ってくれます。
 自然は、生き物の素晴らしい生命の営みなのですね。ありがとう!お花さん・・・。
                   東京都 T・Kさん  

 本当に久し振りに岩手から訪ねてきてくれた友と新城市の山間にある「四谷の千枚田」を案内しました。岩手の田園の風景とは大違いで、感嘆の言葉、言葉、言葉・・・。「四谷の千枚田」は大雨でも濁らない湧き水を持ち、おいしい米(棚田米)を生み、四季折々に多彩な表情を見せてくれて奥深い魅力を秘めています。常に水をたたえて豊かな緑を育む田は、様々な動植物にも生息空間を提供しています。「四谷の千枚田」ではモリアオガエルの卵も見られます、と観光案内のパンフレットにもありましたが、このような日本の風景を外国の方々に紹介したいと思いました。こころ豊かなひと時でした。
                    愛知県 A・Tさん

 7月号もまた 素晴らしい内容で、蒸し暑さによる日々の憂いを忘れさせて頂いています。6月は梅雨と言うだけあって、梅の実が沢山採れます。夏の手仕事も暑いのですが、はかどります。どの季節にもある恵みに感謝致します。
 頂きました「キリストへの時間記念誌」のCDは家族も聞こえるようにさり気なく流したり、子供には分かり易いお説教を聞かせてみたりしています。讃美歌は空で歌えないので、ページをめくります。
私は「牧人羊を・・・」の讃美歌が大好きで、子供が小さい時は一緒に聞いてくれたので12月はよく幼児讃美歌を歌いました。時々、讃美歌を歌っていると 少し関心を持ってくれることもあり、嬉しいです。家族ではテレビで海外などの教会建築の素晴らしさなどを放送した番組を撮っておいて見たりします。根気良く、さりげない日常の部分で信仰生活に基づいた行いをしてゆくことが 今の私に出来る事と思っています。
 皆様からのメールを拝見しておりますと、関西の方も多くいらっしゃいますね。
先日は「奈良の今について」書かせて頂きましたが、奈良市は去年から”ムジークフェストなら”と銘打って音楽祭を6月に行うようになりました。
 世界遺産の社寺をはじめ千三百年の歴史を持つ奈良の街中がステージになる17日間
です。市民団体やジュニアオーケストラを始め、世界的に活躍される音楽家達の祭典です。多くは申込みさえしておけば市民でなくても無償で鑑賞できます。讃美歌を聞くと心も大変慰められます様に、多くの方が元気づけられるようで、今年も事前申し込みはあっという間に一杯になり締め切られました。私も今聞きに行っているところですが、あまりの素晴らしさに圧倒されています。芸術が何故推奨されてきているのかが分かる気が致します。
 来年も続行されるかは分かりませんが、この様な活動が奈良でもされていることをお知らせ出来ればと思います。全国各地で広まる音楽の輪もまた疲れた心や人を慰め、生きる希望を与えてくれるものと信じて止みません。
                   奈良県 N・Rさん

08895c76.jpeg眸(ひとみ)

はなれている娘から紫陽花の鉢植えを誕生日のお祝いといって、カードと一緒に届けられました。紫陽花の名所などが各地にありますが、私のとっての紫陽花の名所は、この鉢植えの二輪です。学校を卒業し、新人として必死で働いている娘の様子を思いながら主人と言葉の要らない恵みの時を過ごしました。
私は、亡き母にそのようなことをした記憶がなく、娘のあたたかい心配りに、心をちくりとさせられてしまいました。そして主人と娘のために祈りました。・・・・。
                     大分県 T・Kさん

小学5年の娘がお世話をしていたミニウサギが突然死んでしまいました。一人娘の娘には妹のように大切にしていましたので、その落胆に私たちも驚いています。代わりにまた同じ種類のミニウサギを買いに行こうと、つい口に出そうに成りましたが、こらえています。気持ちの整理がつくまで、すべてそのままにしてあります。生き物の大切さ、命、そして死を感じているようです。このことを通して、娘はきっと何かを感じ、成長することを願っています。
                     新潟県 K・Bさん
f0d5895c.jpeg眸(ひとみ)

仮設にいる母を一人にしながら過ごしていますが、横浜の生活より使い慣れている方言で話せるここが良いと言います。言われてみれば、ふる里に帰るとき私の中にもそれがあります。山や川も懐かしいですか、20数年間過ごしたふる里の言葉は、「おかえり」とあたたかく包んでくれます。
今は、母の一番望むようにすることが親孝行と思えるようになりました。最近は電話訪問が多くなりましたので、主人の運転で家族4人、ご近所の方々へのお礼も積み込んで連休を利用して、母の顔を見てきました。老いた母でしたが手作りの料理で迎えてくれました。何度も食べた母の味に、心の中で何時までも元気でね!と思いながら、気づかれないように涙を拭いていましたら、母に見つかりました。心配しないの・・・の言葉に今度は本当に涙がぼろぼろと頬を伝いました。
神様、母をお守り下さい、と祈りました。テーブルの横には聖書がありました。神様、感謝いたします。
                 神奈川県 Y・Mさん

 桜の時期の近付く春休み頃から、奈良公園や春日野園地に来られる観光客の方が増えてきます。近鉄奈良駅から興福寺も近く、参拝に来られる年配の方や、鹿にエサをあげたり自然を楽しむ家族連れ、あと、やはり多いのは修学旅行生でしょうか。
 グループ行動でお土産屋さんを散策する中高生の和気あいあいとした姿にこちらも気分が和みます。子供の頃、遠足は奈良公園や若草山が多く 当時を懐かしく思い出します。食いしん坊の鹿にお弁当を覗かれる事もあって、小さいながらに必死でかきこんで食べたのを覚えています。
そんな思い出も重なってのんびり出来る場所に感謝しています。
 平城京遷都祭が3年前に行われてからは、平城京の朱雀門などの施設も整備され、市民の憩いの場になっています。そういう場所に行くと、ふと色々な事から解放され、またがんばろうと元気をもらうので時々寄り道するのが日課になっています。
                           奈良県 N・Rさん 
眸(ひとみ)

小さな庭でも、思わぬ所から花芽が出てきます。すずらん・こでまり・にらの花・・・・など。ライラックは美しい花が咲きました。花桃はもう色あせて散り始めました。家の中にばかりいて寒い寒いと思っていましたが、外は暖かい日差しで春爛漫ですね。
               岐阜県 K・Tさん   

家族総出の農業を営み生きてきた私たち世代の厳しさとは違った課題が、最近顕著になってきた。日本の農業就業人口は毎年十数万人ずつ減り続けており2008(平成20)年で298万人。このうち約半数の140万人を70歳以上の高齢者が占め,20年後を担う39歳以下は35万人にとどまる。同様に漁業人口も,漁に出る17万人の男性の5割が60歳以上の高齢者が占める、と報道された記事を見て暗い気持ちに成る。
過重な労働力解消にと機械化が奨励され、納屋にはいろいろの機械があるが、それすら無用の長物と化している。残ったのは借金。
5ced9de0.jpeg昔は教会に来ている人の殆どが農家だった。明日の農業を熱く語ったものだ。今は、高齢者とか、過疎の村と言うレッテルを張られてしまったが、僅かな人数でもいい、昔のように教会に集まって語り合おうと呼びかけたら、集まって来た。力はないが、経験と頑張りはまだある。そうして何よりも、信仰の戦いという蓄積があるのは何よりのわれわれ世代の宝である。教会の再建とか、地域の活性化などという大きなことは言うまい。
愚直に祈り、土と向き合う気持ちを祈り求めている。・・・。
               佐賀県 G・Kさん

単純な気持ちで「あしなが育英会」に送金して30年近くになりましたが、4月になると一枚のはがきが来ます。高校に進みましたとか、専門学校に入りました。資格を取って自立したいですとか、夢と希望に溢れた言葉が書いてあります。単純な私は、うれしい気持ちにさせられています。年金生活に成りましたが、これからも続けます。そうして、成長していく一人一人を自分の孫のように、心に思っていたいと思います。この支援の輪が最近、だんだん小さくなっていると聞きます。関心のある方が増えると良いですね。
               長崎県 R・Yさん 
 
9266bf72.jpeg眸(ひとみ)

雪国の積雪量に驚きました。奈良のこの冷え込みも納得できますが、30年振りと言われる雪や寒さ、雪との戦いの日々の皆様の健康を祈らずにおれません。皆様のご自愛を祈る者です。
今年は6年生を卒業式で送る立場となった息子は、「旅たちの日に」という卒業式用の歌を口ずさみ、練習しています。秩父市の中学校長と音楽の先生が子供たちに贈る歌として作られたそうです。
白い光の中に 山なみは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ
限り無く青い空に 心ふるわせ
勇気を翼に込めて 希望の風にのり
この広い大空に 夢を託して
懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味もないいさかいに 泣いたあのとき
心通ったうれしさに 抱き合った日よ
みんな過ぎたけれど 思い出強く抱いて
勇気を翼に込めて 希望の風にのり
この広い大空に 夢を託して
今 別れのとき 飛び立とう未来を信じて
弾む若い力を信じて
この広い この広い大空に
                       作詞 小嶋  登
                       作曲 坂本 浩美
                       編曲 松井 孝夫

大変多くの学校で歌われているそうで、いい歌詞だなと思いました。期待や喜びと共に少しの不安を感じながら、進級、進学した頃を3月になると誰もが思い出すでしょう。恩師や旧友との別れを、明日へ進む力に変えて、歩んで行きたい季節です。震災に遭われた方々も、3月は様々な思いがよみがえる時となることでしょう。
手を取り合い、明日へ歩む一歩いっぽを、主が支えて下さいますようにと祈ります。

              奈良県 中谷リツ子

何時もお便りと「つのぶえジャーナル」をありがとう。私たち超老夫婦の歩みをお知らせします。高齢者の多くなった教会の中にあっても、神様のお守りの内に過ごしています。季節の変化についていけずインフルエンザA型に罹り夫婦でづずづずしていました。娘が夜の食事作りに毎晩、仕事が帰りに自転車で寄ってくれました。時には、会社を休んで家内のガン治療の検診に行ってくれたりしてくれます。私の持病の痛みの方も消えません。私も89歳、衰えと共に立居振舞いが怪しくなりましたが、老夫婦で教会へ行くのが唯一の心の解放であります。家内は教会の聖歌隊でアルトを歌っています。
私の方は、教会では何もしていません。ただついて行くだけです。幸いにも、教会は時間を掛ければ歩いていけますので、神様のお許しくださる時まで、礼拝を守らせて下さいと祈っています。
老人は教会のお荷物ではないですよ。
編集子君は、私に比べまだ若いんだから、頑張れるよ。

                      東京都 I・Kさん  
169ada65.jpeg眸(ひとみ)

運動部の監督・コーチの暴力・いじめが問題になっているが、その原因は簡単に出るものではないと思う。監督経験のある者なら誰もが受けた父兄やOBの勝利至上主義の圧力は、学校・企業の成績主義、能力主義、成果主義を掲げて評価する風潮の中にいた自分として、自ら招いた結果であると思う。改めて、自らと対話すべき時なのではないかと思う。諦めないで、問い続けることが大切なように思う。
                  千葉県 G。Tさん

私の働く老人施設はキリスト教主義を大切にしたところで、何時も音楽は賛美歌が流れています。今は、私たちの考えに賛同して。他府県からご家族の希望と、ご本人の願いで利用していただいています。経営は大変苦しいのですが。働く私たちは、皆さんの笑顔と 穏やかなお心が何物にも代えられない恵みをいただいております。
地域の方々のご支援は本当に感謝です。庭に咲いた花を届けて下さったり、畑で取れましたといって、形は不ぞろいですが、額に土の汚れをつけたままのお姿で届けて下さいます。私の将来の夢は、ここに神様の愛を分かち合える老人施設を作ることです。同時に、私も、この施設に入れていただき、召される時まで信仰者として生きたいと願っています。
差しさわりがありますので、匿名で投稿いたしました。
                    匿名さん
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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