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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

    (96)

2月14日

 こちらは今朝から、大雪に見舞われています。名阪国道も上下線とも通行止めになっています。大雪警報が奈良県全体に出ていました。JRも関西線は不通です。明日もまだ晴れ間が出ないとか。困り果てています。でも、このような大雪に見舞われて初めて、申し訳ないことに雪国の方たちの冬のご苦労がわかる者です。深く反省することしきりです。冬きたりなば春遠からじという言葉がありますが、春がなかなか来てくれない山添村です。

 

2月17日

 山添村に来て、初めてと思われる大雪でした。気象台では24年ぶりといっていましたから、二度目になるのでしょう。雪が25センチ以上あり、郵便を配達する方たちも、バイクが坂道を登らないので歩いて配ってくださっています。本当に大変です。ご苦労様です。有難うございます。気を付けてくださいと声をおかけいたしました。私たちのような高齢者はできるだけ外出を控えることでしょうね。

 困難に耐えし、日数や春めきぬ。

 早々と畑点々と草青む。

 竹藪をいくつか過ぎて、梅探る。(月ヶ瀬にて。)

 山の上残照白く日脚伸ぶ。

 如月や、首と足には物を巻き。

 海の色なせる若布を買い求む。    馬場路哉

 

 このような雪の中でも主人は山添村の中を散歩に出かけました。本当に頑張り屋さんです。私はと言えばオリンピックの再放送に夢中です。フィギュアスケートやジャンプでメダルが相次いで出ましたね。とても興奮しています。

 

2月28日

 暖かい春の日差しの中、本日、ジャーナル3月号をお届け頂きました。

亡き母の誕生日(2月28日)でしたので、母からのプレゼントのようで一層嬉しく受け取りました。もう亡くなって二ケ月が過ぎますのに、夜空を見上げては、母に話しかけている毎日です。

 ジャーナルでは多くの皆さんに励まされています。

 新潟県の読者の方、雪おろしのために親孝行されているのですね。ご苦労なことと心からお察しいたします。母の実兄が新潟の診療所で雪深い日に一人で亡くなっていたと聞いています。地元の多くの方が大雪の中、お見送りに来てもらったとのこと。人情深い雪国の方との生活だったことが偲ばれます。

 関西には「お水取り」の行事が終わらないと春はやってこないといわれています。昔の方たちは何かしら、そうした行事に結び付けて季節を感じ取っていたようですね。

パラリンピックでの選手のみなさんの活躍ぶりに、目を潤ませてばかりになりそうです。

 川幅の広き堤防野火(のび)上がる。

 春暁や新聞配る灯の見ゆる。

 通学路老ひて歩けば草育む。

 蝋梅や日当たりの良き崖に住む。

 主を称ふメゾソプラノやイースター。   馬場路哉

 

37

 また寒さが冬に戻って、雪がちらついています。梅もまだつぼみのままです。

早く温かい春が来てほしいものと、梅の枝をじっと見つめていると、鶯がやってきて初鳴きを聞かせてくれました。細い鳴き声ですが、もうすぐはるですよ。と教えてくれたようでした。感激したひと時でした。

 杉ヒノキ雑木入り組み山笑ふ。

 石丸く砂輝ける春の川。

 頼山陽詩碑に佇み梅探る。

 門前の盆梅太くなりにけり。

 会ふ人と冴えかえること話しけり。    馬場路哉

 

 とてもうれしいお知らせを頂き感謝です。「旧新約婦人物語」の後どうなるのかと思っていましたら、4月号から「讃美歌物語」になるとのこと感謝です。私にとっては「讃美歌物語」は聖書に次ぐ大切な本です。教会で奏楽のご奉仕をさせていただいていた折には、何時も讃美歌物語に目を通して、その作られた由来や作詞者の思いを読んでいますと、とても力つけられたのです。時には礼拝のあと、その日の礼拝で賛美した讃美歌についてマカルピン先生の書かれた文章を皆さんに聞いていただいたことがあります。それはとても好評でしたが、時間的な問題もありいつの間にか消滅してしまいました。讃美歌を歌えることの素晴らしさ、その歌詞はまた祈りの言葉であるのです。

 若い日に青年会の方たちは毎晩教会に集って来るのです。いったい何が目的なのかを尋ねたら、思い切り讃美歌をうたいたいので・・・。勉強ばかりしているとどこかでこのように清らかな讃美歌をうたっていないとやっていられないんです、と本音を言ってくれました。

 そして、母に混成4部合唱を指導してもらい、見事にその年には信徒の前で500番、494番、122番を賛美し、大きな拍手を頂いたことが思い出されて懐かしいです。私は今も、朝と夕には賛美(大きな声)しています。今好きな讃美歌は533番と280番、294番が私を励ます賛美歌となっています。

 4月号からが大きな楽しみになりました。

 

  馬場暁美

(上野緑ヶ丘教会員)

 

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
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「あとがき」より
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「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
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