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今月のことば
あなたの定めはわが旅の家で、わたしの歌となりました。
=詩篇119:54=
私たち一人一人も、自分の歌-自分独特の歌を持っています。人生の歌、日々の歌、生活の歌にはその人の音色があります。花にも沢山の花々があり、小鳥たちの歌声も様々です。面白いことは、自分の歌を繰り返し、繰り返し歌っているように聞こえます。
私たちはどうでしょうか。どんな言葉を歌っているでしょうか。「作る・・・作る・・・作る」と歌う人もいれば、「食べる・・・食べる・・・食べる」、または「嘆く・・・嘆く・・・嘆く・・・」人、「私・・・私・・・私・・・」の人、「感謝・・・感謝・・・感謝」の人もおられます。
この詩篇の詩人は「神の定め・・・神の定め・・・神の定め」が歌となりました。「旅」は日常の日々の営みであります。自分の人生を「旅」のように思う人もおります。これから始まる「旅」もあり、終わりの日数を数える人の「旅」もあります。
この詩人の「旅」は、目的地を知らない「迷い旅」ではありませんでした。悩みと不安の中に陥っても、その「旅」には「光」があります。遠くの光ではありません。生活の中にある、家の中にある光です。その光とは、「定めという光」です。家の中の隅々まで照らす光は、詩人には「定め」でした。無味乾燥な道徳というようなものではなく、実際の「歌」なのです。
神の「定め」は、この詩人には、福音となり、喜びとなっているのです。朝に夕にであり、春の歌であり、秋の歌でもありました。その歌声は「神の定め・・・神の定め」と歌うのでした。
私はどのように歌っているのかどうかと、自問しています。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」