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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

    (99)

5月24日

 主人の俳句が出てきましたので送らせていただきます。良いお天気なので、さっそく主人は山添村を散歩に出かけました。また家の周りでは隣り近所の方が草刈り機で忙しそうに草刈りにいそしんでおられます。これからまた草との戦いになりそうです。

 あたふたと逃れる様に蝶去りぬ。

 代掻きの機舟の如進む。

 川沿ひの道は若葉をかぶりをり。

 峠道新樹明かりの葛(つづら)折。

 崇高な夢へ歩める端午かな。

 アカシヤの丘にあるなり農学部。     馬場路哉

5月27日

 我が家のツバメたちは無事に雛5羽が巣箱から落ちることなく飛び立つことができました。嬉しいよ~嬉しいよ~と言いながら、我が家の庭の電線に並んで挨拶してくれます。このように一つ一つの生き物が精一杯生き抜こうと努力をしている姿に感動しています。

5月29日

 こちらは、今日はくもり空でした。今にも雨が降り出しそうです。いよいよ梅雨のようです。今朝散歩の途中で一番賢いモモがマムシにかまれてしまいました。あっという間に顔がボールのように腫れ上がり、とても痛そうです。直ぐに犬猫病院に連れて行ってあげたかったのですが、まだ朝の5時。先生を起こすのも失礼だと思い、3時間、モモは我慢してくれました。8時になって先生に血清注射と痛みどめ、化膿止めの薬を頂いて、今は少し落ち着いてきました。急に熱帯のような暑さになったためマムシがあちこちで発生しているとのこと。毎日のように猫や犬たちが連れられてくると言っておられました。

 先生が人間でなくて、良かったですねと言ってくれました。モモは痛くてもしんどくても何も言わずにじっと耐えています。その様子を見るとよけに可愛そうに思えるのです。早く元気になってくれることを願っています。

 万緑の山に囲まれ一団地。

 末生りの小粒の苺甘かりし。

 大木となりて孤高の桐の花。

 畑中の麦わら帽子手の動く。

 万緑の山を越え来て津の海へ。     馬場路哉

6月3日

 やはり6月ですね。これからじとじとした季節になっていきますが、気持ちだけでも清々しく過ごしたいものです。犬たちとの散歩から帰ると汗が噴き出てきます。散歩の途中で草花が目に留まります。今はアザミの花が暑さの中、緑の隙間からきれいな薄紫の花をのぞかせています。アザミの美しさにはっとさせられるこの頃です。

6月11日

 今朝は霧雨が降っています。やはり梅雨を迎えたなと感じるのは、庭の花が皐月からもう、アジサイへと移り変わろうとしています。サッカーワールドカップブラジル大会まであと5日となりましたね。強豪コートジボワールとの第一戦ですから今からハラハラドキドキです。空を見上げるとツバメたちが二度目の産卵のためにあちこちから巣作りのための泥やストローなどを集めて忙しそうです。ツバメがなぜこのように人間に好かれるのかを主人に初めて聞きました。ツバメの背中は黒いのですがお腹は真っ白です。“腹黒くない”ことからツバメがやってくるのを好むのだそうです。なるほど。そういわれれば一層ツバメを見ると気持ちが穏やかになってきます。

 メタ セコイア若葉の脇のレストラン。

 貸農園老い度地励む夏野菜。

 トユつまり夜中に直す緑雨かな。

 子ツバメの飛び交へりをり門の前。(さき)

 この池と引き立て合へるカキツバタ。

 小石原眩し早瀬の夏の川。       馬場路哉

 19日の連合婦人会の奏楽のために、必死になってオルガンに向かっています。若いころはそれほど気にならなかったことが年を取るにつれて臆病になってきたように感じられる心境です。

       馬場暁美

     (上野緑ヶ丘教会員)

 

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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