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世田谷通信
(129)
猫 草
インナーマッスルというものがあるらしい。どこに?というと内臓のあたり。なぜ曖昧かというと、通常、自分で内臓は見えないし、そして見えないので実感できないからだ。二の腕がたるむとか、わき腹に贅肉がつくというのは実感できるが、内臓の周りになんかアンキモみたいな脂肪がぎっちりついているのは想像に難くない。
体幹トレーニングというのがあり、これを地道にやると、体の内側の筋肉が鍛えられるそうだ・・。以前、ずっと器械体操をやっていた人のお腹を触ったことがある。びっくりした。鉄板が入っているかと思うぐらい、皮膚の下はカチカチである。そうか、満員電車でどんなに揺れても平気なのはきっとこういう人だ。対して、自分のお腹は溶けたバターのように拳を入れればどこまでも沈む。スライムか。当然満員電車では自分の姿勢を維持でない。健康で過ごしたかったら、この内側の筋肉を鍛えるべきだそうだ。さもありなん。
長男はせっせと日々この筋トレに励んでいる。たとえ問題集を開かない日があっても、筋トレを欠かさない日はない。おかげで背筋も腹筋もすごい。見えないけど、きっと内部の筋肉もきっちりあるのだろう。スクワットをやっても体の軸は一切ブレないもの。「継続は力なり」という言葉は深い。
この夏見えない内臓と骨格をほんのちょっと意識して、姿勢を正すところから始めよう。
金子みすずも言っているではないか。「みえぬけれどもあるんだよ」と。
見えない部分が、実は一番大切な役目を背負っている。それは内臓に限ったことだけではない。
*この添付のイラストは絵を描くのが大好きな次男がパソコンのペイントツールで描いたものです。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」