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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 世田谷通信

  (137

猫 草

PTAという組織がある。これはなかなか面倒なもので、時間もとられるし、仕事内容も結構大変。それがきっかけで仲良しママが増えることもあるけれど、逆に人間関係がこじれることがあるし、苦労の割にボランティア活動なので1円も入らない。でも学校に在籍している以上は任意とはいえ半ば強制で加入、他の学校や団体との付き合いもあり、簡単にはやめられない事情もある。

毎年、次の年の役員を決めるのはうんざりする仕事で、押し付け合いがはじまる。引き受けられない理由として、仕事、介護、病気、リストラ、障害、離婚・・様々な話が出てきてしまう。己の不幸を口々に言い合う泥試合になることもある。役員なんぞやっていると、夜中に電話がかかってきて「なぜ自分ができないか」を1時間ぐらい勝手にまくし立てる人もいる。聞きたくもない個人的な話に心身ともに疲弊する。

そういう空気がとても嫌なので、いいよ、私がやるよ。と長男、次男のPTAでいい続けて今に至る。あなたと一緒のクラスになれてよかった、と面と向かっていわれると、グーで殴りたくなる。あなたほんとに馬鹿なお人よしね、と言ってるのと同じなんだけど。

そもそも、仕事内容が多くて大変だから、誰もやる人がいないんじゃないの?という話が盛り上がり、このたび大幅な負担軽減案を作成することになった。検討メンバーは歴代の副会長など役員経験者。みなさん、百戦錬磨のPTA役員達なので、裏の裏まで事情は良く理解している。そして容赦なく、「これやめよう」「ここ要らないよね」と仕事や活動内容を削減すること約2時間。驚くほどのPTA活動スリム化が実現した。毎月1回つまり年に12回あった定例役員会は、半分以下の年5回に。役員会の前の準備も大幅カット。広報や研修など、各々年3回やっていたのを、1/3の年1回のみ。その他にもばっさりと活動を減らして、最低限残しましょう、という形を作り上げた。

なかなか爽快な作業ではあった。これまで、あれもこれもとどんどん肥大化して、身動きがとれないほどに膨らんでいたPTAが骨組みだけ残して、すっきりした。当然、負担軽減は拍手を持って承認されたので、来年度から随分と楽になる・・はずである。

願うべきはどうぞリバウンドしないで欲しい、ということだ。ニーズがあるから、反省により改善を進めて、その都度良かれと思って活動し、ここまで贅肉がついたのだ。

確かにやるからにはよろこばれたい、褒められたいと頑張る気持ちもある。でもバトンを渡すときにはもういちど、ついたしがらみを落として、リセットして次につなげたい。そんな風に思うのである。さて、少しでもこれからのPTA役員選出がスムーズになることを願ってやまないが・・。

*この添付のイラストは絵を描くのが大好きな次男がパソコンのペイントツールで描いたものです。

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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