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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

      (108)

2月13日

 主人の俳句が出てきましたのでお送りいたします。
 永久の生こそ望みなれ老いの春。
 幹揺れず枝葉の揺るる冬木かな。
 しっかりと歩けば寒風心地よく。
 庭木苗育ちつつある町冬日濃し。
 信楽の山かすかなり冬霞。           馬場路哉
今朝も寒さの中、一時間余り主人は山添村を散歩に出かけました。誰一人散歩などしている人に出会わなかったと言って帰ってきました。歳を取っている方でもみなさん車に乗って出かけています。私は悪天候には無理な外出は控えるようにして家で怠けています。この寒さが過ぎ去ってほしいですね。

2月16日

 今日は久しぶりに隣村の月ヶ瀬まで一人で車で走ってきました。17年間同じ学校で勤めさせてもらったのは私だけです。10年が転勤の条件となっていますから、無理を聞いてくださった村の教育長さんのお家を通って梅がつぼみを付け始めている梅林で懐かしい景色に見入っていました。当時一緒に勤めていた給食の調理師さんが声をかけてくれてびっくりしました。30分程寒い中、立ち話しをしながら当時を懐かしく思い出していました。

2月20日

 こちらは朝から暖かい日差しがありましたが、急に時雨れてきてあられが降ったり雨が降ったりと洗濯物を入れたり出したり忙しい一日でした。灯油の補給を毎日しなければならず大変です。20リットル入りのポリ容器に大きなタンクからまず給油しに行きます。
結構重くて膝が痛みます。最近山添村では山の木を使ってのまきストーブが復活しています。灯油のストーブでは暖が取れない標高の高い地域の方たちがそのようにしているとのことです。我が家は山の木を伐り出しに行くのが大変ですから、灯油のストーブで我慢しています。台所では朝起きるとすぐに灯油のストーブを二つ点火します。それに加えて30分ほどはエアコンも付けます。そうしないと冷え切った台所での朝の準備はできないのです。水道のホースにはすべて電熱線を添わせてあります。そうしないとすぐに水道が氷破裂してしまうからです。

2月28日

 寒いけれど、もう春ですよ、とでも言うように裏山から鶯の鳴き声が聞こえてきました。朝から風が冷たく、午後にはあられが降り出したりと、まだまだ春は遠い感がいたしますが、鳥たちはもうすぐですよと言わんばかりに元気づけてくれます。ようやく、待ちに待った春の訪れですね。
 早春やふと讃美歌を口ずさむ。
 寒緩み雨となりたる峡の村。
 川浪のうねりぞ高く春立ちぬ。
 春立つやリハビリウオークする人に。
 石垣の長き棚田を耕しぬ。        馬場路哉。
3月7日

 朝からくもり空でしたが、午後から雨がしとしと降りだしました。ちょうど犬たちとの散歩に出掛けようとしたとき雨が激しく降り出してきました。傘を差して、レインコートを着て出掛けました。犬たちには何も着せることはできませんから、とても早足になりました。昨日の新聞の声の欄に愛犬との17というコラムに目が留まりました。愛犬がいなくなってもう5年が過ぎたけれどその思い出は尽きず、一緒に散歩した道を一人で歩いて癒してくれた犬の優しさに感服している、との事でした。梅の花が雨に濡れてもしっかり咲き続けています。華やかではない梅の花ですが、とても愛らしく気品を感じるのです。
 教会の帰り上がりぬ春の雨。
 柵近く崖の上より梅探る。
 石庭(せきてい)の一本の梅蕾(つぼみ)ける。
 早春の艶艶(つやつや)とした蘇鉄かな。(そてつ)
 早春や乙女より矢の放たるる。       馬場路哉
 奈良ではこのような歌があります。「吉野は春の桜がり、龍田は秋のもみじがり 梅は月ヶ瀬つきゆきぬ」と。これほどまでに月ヶ瀬の梅は奈良では有名になっています。主人は月ヶ瀬は平家の落人が住み着いたのではと教えてくれました。
  
馬場暁美

 上野緑ヶ丘教会

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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