[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
世田谷通信
(140)
猫 草
動画サイトというものがあり、玉石混交、多種多様、ものすごくカオスな様相を呈している。なんだか深そうな世界で怖いので、入り口付近を覗くだけ。でも可愛い動物の動画は楽しい。調子外れのハトポッポを熱唱するオカメインコや「おかえりー」と主人をお迎えする黒猫はフォロワーも多く人気者だ。皆さん本当に上手にビデオを撮影するものだなあと感心する。
ウチでは「ああ、今のシーン、動画撮影してアップしたら人気出るのに」とか言うのだが、マメな人がいないのでさっぱり実現しない。例えばうちのウサギたち。家に来た当初は体重が250g、ほわほわの毛玉のような状態。ケージに入れたら、あれ?2匹ともいつの間にか外に出ている。何度入れても、やっぱり出ている。ドアも屋根もきちんと閉まっている。意味が分からない。ケージに戻してじっと様子をみていると、外の様子を眺めていた2匹は次々と、わずか3.5センチのフェンスの隙間をするんと通り抜けるではないか。毛がふわふわでも、骨格が華奢だからできた生後1ヶ月限定の技で、今は大きくなったのでもうできない。撮っておけばよかったねえ、と言うばかりである。
そうかと思えば、長男が「どこかの小学生が物まね動画をアップして、下手だという感想に対してまた動画で反論し、その反響すごくて荒れているんだよ」と言っていた。顔、学校、実名まで自らネットに晒していては、早晩実生活に支障が出るかもしれないのに、この深刻な状況に親や学校は気がついていないのだろうなあ。一度情報が拡散した後に削除するのは困難を極めるのに・・と恐ろしくも気の毒にもなる。
今も家の中ではウサギさんたちがダッシュしては高くジャンプ、時々まるでエアリアルの技のようなひねりを効かせて走りまわっている。一瞬のダイナミックな美技だが、残念ながら観客は私だけ。まあ、それもある意味、一期一会。刹那的ゆえの贅沢な話かもしれない。
*この添付のイラストは絵を描くのが大好きな次男がパソコンのペイントツールで描いたものです。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」