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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

      (111)

5月20日

 山際に気品を持ちぬシャガの花。
 芝さくら表巡らす媼かな。
 永遠の御国もかくや聖五月。
 白鷺のふわりふわりと水上へ。
 肩力抜くべしと見る藤の花。
 山の園正面占むるツツジかな。        馬場路哉
 山添村は緑がいっぱいです。皆さんが育てているお花も今は盛りと咲き誇っています。マーガレット、イカズラ、みかんの花、アイリス、カスミソウなどなど、散歩の折に楽しませてもらっています。我が家の玄関にはツバメたちがとても元気な鳴き声でにぎやかです。山添村でもこのようにたくさんのツバメが来る家は珍しいと先日尋ねてこられた方が言っておられました。その鳴き声がかわいくて仕方ありません。

5月26日

 教会の礼拝で90歳近い方がいつもお声をかけてくださり、よくいらしてくださいましたな・・・、といってくださいます。申し訳ない思いになります。90歳になられても礼拝を捧げることができるのは幸いなことですね。そうありたいものだと願っています。
 道端に色合ひ淡き花水木。
 芝さくら媼元気に家守る。
 この流れ若葉の山の裾巡る。
 リンカーン偲びて植うる花水木。
 回るかにポプラの若葉風を受く。
 囀りや思へば多き主の恵み。         馬場路哉

5月30日

 あの恐ろしい事故から3週間たった昨日から右目が真っ赤に充血してきました。目があけにくく痛みが出てきましたので、夕方犬散歩を終えてから眼科に走りました。検査の結果、右目の眼圧?が正常値をはるかに超えているので、これから治療と検査が必要です、と言われました。専門的な医療用語なので理解できませんので、家に帰って辞書で調べると眼圧が高くなると緑内障を発症する危険性があると書かれていました。 眼科の先生は眼圧が高いのは事故との因果関係は何とも言えないとおっしゃっていました。これから眼科への通院が始まります。また、会う人たちが口をそろえて、脳は2か月、3か月たってから後遺症が出るので、早くCTMRIでの検査をした方がよいと進めてくれます。私自身はあまり気持ちが進みませんが来週月曜日脳外科外来の予約を取りました。脳は人間の臓器の中でも最も精密で複雑なところですから、検査をして悪いところがあれば治療をして良くなりたいです。

6月1日

 思い切って脳外科外来に行って診察を受けてきました。その結果異常なしと言っていただいて今までの不安が一掃され感謝へと変わりました。CTでの画像診断でしたが自分の頭の中の様子がよく見えました。主治医の先生はだいじょうぶです。血管に動脈瘤もできていませんし、骨にもひびが入っていません。やっぱりしっかり見ていただいてよかったと心から感謝いたしました。自己判断はこれからも禁物だと肝に銘じました。上野にも脳外科があることに感謝いたしました。
 手頃なる淡竹(はちく)タケノコ抜きにける。
 喜びがオタマジャクシの尾に満つる。
 夏川や巌の形面白き。
 宇宙へと拡ごる青さこいのぼり。
 玄関に子ツバメ立つる羽音かな。
 山道に今朝匂へるはスイカズラ。
 タンポポのわた虚空へと飛び去りぬ。     馬場路哉。

6月4日

 梅雨入りと気象庁が発表いたしました。今までぎらぎら照っていた太陽が隠れて一面雲に覆われています。でも確かに落ち着きます。木々もとてもうれしそうに恵みの雨で一層青葉が美しく感じられます。こうして季節の移り変わりに感謝できるのも、健康が支えられ、神様の恵みを心から感じ取ることができるからでしょう。眼科での検査はとても細かいものでした。検査だけでとても疲れを覚えましたが、ずいぶん回復しているということでした。来週も予約を入れて行かなければなりませんが、今度は一人で車を運転して行けそうです。昨日、金城学院時代の友から電話が入りました。愛知県出身なのですが、結婚されて近くに住んでおられます。彼女とは宗教委員会で一緒に修養会、全校礼拝の準備にあたった一人です。でも結婚されたご主人は今も熱心な創価学会の信徒で、結婚生活を続けるかとても悩んだことがありました。今でも月に一度の割で教団の教会に通っているというのです。お互いによく田舎の生活に耐えてここまで来たねといって電話を切りましたが、何かもっと違う思いを伝えたかったのではと感じました。教会へ出かけるときには今でも買い物に行くと嘘をついて出なければ家を出してもらえないと前にぼやいていたことがありました。そんな彼女も田舎が好きになったといって私を励ましてくれました。草刈り機を使って家の周りの草を刈り、タケノコを掘りに行くのがとても楽しみだとか。

6月11日

 三本の棕櫚(しゅろ)の花咲く右近の碑。
 老人ホーム日々楽しかりアマリリス。
 緑陰で眺めに休む道作り。
 首筋は赤茶けてをりつばくらめ。
 花アザミ親しみ鄙に住み古りぬ。
 衣替え心も軽く教会へ。
 夏川の巌さまざま眩しかり。       馬場路哉
 4月から始めたEテレでの基礎英語はテキストを購入して頑張っているのですがかなり難しくなってきました。着いていきかねているこの頃ですが、もう少し頑張ってみます。
その基礎英語のあとに名曲アルバムから流れ出る素晴らしい曲に心癒されています。
 馬場暁美

上野緑ヶ丘教会

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緑を大切に!
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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