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その愛のゆえに
=時々の記=
(113)
7月16日
夏風邪はとてもつらいですね。とにかく、まず、安静が第一ですね。こちらは台風11号の影響が出始めてきました。雨と風が強まってきています。伊賀には大雨警報が出ています。名阪国道では事故が相次いでいます。この台風は近畿地報に直撃するようで不気味です。果樹栽培をされている農家さんは今は桃、ブドウの収穫時期に入っているので、できたら逸れてほしいと切実に訴えていました。大きな被害をもたらさずに、通過してくれたらと願っています。
7月18日
二日間、非常に激しい雨に見舞われましたが、ようやく雨から曇りへと移り変わろうとしています。でも湿度はまだ高く、少し動くと汗ばみます。
荒梅雨や全戸に配る郵便夫。
風来りアジサイの色奪ひけり。
梅雨晴れ間急降下する鳥の音。
安らかに夢見る様の合歓の花。
美しく雨に散りたる紅木槿(むくげ)
雷や神を恐れよとの言葉。 馬場路哉
7月23日
こちらは梅雨明けとはいうものの、蒸し暑さが残っています。夕方には夏の終わりに鳴く日暮しの声が聞こえてきます。生き物たちも季節を間違えるほどに異常な気候が続いています。何かと仏教行事に振り回される田舎の8月ですが、今はずいぶん改善されて皆それぞれの家のやり方で執り行うようになりました。40年前に嫁いできたときとは雲泥の差です。そういうことを考えると田舎はとても暮らしやすくなってきました。クリスチャンは私たちだけですが、そのことに対してとても皆さん理解を示してくれるのでありがたいです。隣の方が先ほど、ジャガイモがたくさん取れたので食べてや、と言って袋にいっぱい持ってきてくれました。このようなお交わりも田舎ならではのものでしょう。
水源の山の煙れる梅雨かな。
雨上がり草に水玉凝りにける。
短冊は筆致流麗星祭る。
旧家には残る生垣灸花。(やいとはな)
聞かむとす女人高野のカジカ笛。(室生寺のこと)
山麓在所の泉一ならず。(いつならず) 馬場路哉
7月30日
そういえば、私がこの
体操す晩夏の空を打ち仰ぎ。
蟻動くそれぞれ役目ある如く。
台風の雨治まると鳩鳴きぬ。
白亜なる新病棟や緑さす。(三重大にて)
献体碑晩夏の光強きこと。(三重大にて)
布引の山朝よりの雲の峯。 馬場路哉
主人はこの暑いのに
8月13日
今朝、二回目の犬たちとの散歩の折、ふと空を見上げると、高い電線にツバメたちが(30羽)一斉に並んで礼儀正しくこちらを向いているように思われました。珍しい光景だなと感じたので主人に伝えると、それはきっと南の国へ飛び立つ前に私に向かって挨拶をしたのだろうという返事が返ってきました。えーそんなまだ暑いのに・・・と思っていましたら、夕方になってもツバメたちの姿が現れません。ああ~あれがお別れの挨拶かと思い、気を付けて帰るんだよ~と一言言ってあげたかったと、今はとても悔やんでいます。4月、ツバメが我が家へやってきてからは毎日とても賑やかにさえずりまわってくれていました。それが急に秋の気配を感じたのか、いなくなってしまいました。とても寂しいです。来年もまたわが家で戻ってきてねと思い切り気持ちを込めて、空を見上げ続けていました。
夕暮れが早くなりましたね。季節はやはり確実に秋へと移りつつあります。
馬場暁美
上野緑ヶ丘教会
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」