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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

      (115)

9月21日

 母校からみどり野会という会報が送られてきました。建学当初の精神を貫き続けていると書かれていました。今年のスクールモットーは神を恐れることは知識のはじまりでした。ステンドグラス風のしおりが一枚同封されていました。金城学院には大変感謝しています。多くの奨学金を貸していただき、その上牧師の娘であるということで学費を無料にして学ばせてくださったのですから。
マカルピン先生の日本伝道の礎が金城に受け継がれていることに心から感謝しています。

 安らぎを覚ゆる青や天高し。
 目立たざる千草の花を愛でにける。
 葡萄売る長かりし雨かこちつつ。      馬場路哉

9月25日

 今朝はとても寒くなりました。上着を一枚、もう一枚と二枚も羽織って着膨れしていましたが、午後から少しお日様が照り、気温が少し上がりました。ほっとしています。彼岸花はもうすっかり枯れてしまいました。今はコスモスの花が散歩の折に楽しませてくれています。この気温が急に寒くなったせいでしょうか。いつもなら10月になってよい香りを放ってくれる金木犀が花をいっぱいつけています。木々もびっくりしているようです。

9月29日

 今日は久しぶりの晴れで爽やかな秋の一日となりました。
 雲切れて明けの明星涼新た。
 子規の柿わが村の娘(子)が剥きしとや。
 幼子の仰ぎ微笑む空高し。
 ツユクサや漢詩作りし祖父偲ぶ。(主人のおじいさんは漢詩を作りそれを筆でかきあ  げてあります。)
 布引の山の陽炎(かぎろひ)秋深む。    馬場路哉
 
昨夜、スーパームーンを家族で見ました。テレビの映像の様にまん丸く見えなかったのが不思議です。すこし縦長の月に見えましたが、暗闇に照らし出されているその月の光は幻想的でした。月の光を見ていると、創世記を思い出していました。神様がすべてをお創りになったという事実を。謙虚になって一日一日を大切に、歩んでまいりたいものです。

10月6日

 朝からの寒さで、早くも冬支度に入りました。しまって置いた石油ストーブを出してきて、灯油も注文して寒さへの備えをいたしました。衣類は冬のセーターを出すにはまだ早いかなと9月と同じものです。そろそろ冬物に変えなければと思いつつ、自分のことは後回しになっています。散歩の折に畑に目をやるともう冬野菜が植えられていました。白菜、水菜、ホウレンソウ、などが一斉に出てきて、冬の寒い日の鍋料理を思い起こさせてくれています。
 樫の枝斯くも伸びたる秋彼岸。
 細(ささ)濁りして合流す秋出水。
 この日和やはりをるなり赤とんぼ。
 ツユクサと相対すなり空の色。
 一所(ひとところ)高く華やぐ真弓の実。(先日慰問にうかがった奈良の施設にて。)
 林泉や触るるばかりに萩しだれ。
 引揚げし媼の話秋暑し。(奈良の施設にて)   馬場路哉

10月10日

 昨日、奈良の明日香村NHKの総合テレビで放映されていました。関西地方だけかも知れませんが。奈良の中でも最も古い藤原京があった所です。私も石舞台を見学に一度訪れたことがあります。その古さを今もなお大切に継承しているところがすごいと思いながらテレビに見入っていました。山添村と似ているところが食生活で一つありました。ずいきという農作物です。里いもの茎にあたるものなのですが、三杯酢でいただくのです。私もこの山添村に来て、初めて教えてもらった食材です。この季節になるとこのずいきを頂いて、秋がやってきたのだと感じるようになりました。
 今朝家の庭で、もう冬に咲く山茶花が白い花を咲かせているのでびっくりいたしました。主人もこの急激な冷え込みで、もう冬になったのかと思っているのだろうといっていました。今年は木々までが季節を間違えるほどに急激な気候の移り変わりです。
10月12日

 きょうは秋晴れの気持ちの良い一日でした。お布団を干すのには最高の日和でしたので頑張って太陽の恵みをお布団に入れ込みました。
 朝冷えに羽織りし物や直脱ぎぬ。
 父母の手向けとなさん野菊かな。
 満月はイエスの放つ光とも。
 満月に近づききて雲離れける。
 暁の珍妙な声小鳥来る。
 白菊の微妙な色を話しける。     馬場路哉
山添村の秋祭りがもうすぐやってきます。我が家の周辺では、みなさんこのお休みに草をきれいに刈ったり、大きくなった木々をきれいに剪定したりと、大忙しです。村祭りといっても、人通りもほとんどなくさびしいものですが、どこの家も目に見えるところはとてもきれいにされるのです。頑張らなければ!!

 馬場暁美

上野緑ヶ丘教会

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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