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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに
  =時々の記=
   (26)
3月21日 
この1週は、教会の早天礼拝に行けないので、代わりに朝、5時15分から教会で、読まれる聖書の箇所を、主人が読んだ後、二人で祈り合いました。今日のところは、イエス様がよみがえりの初穂となって、私たちに希望を与えてくれるところでした。この事実を信じて、歩むことのできる幸いを心から感謝しています。
 
3月22日
明日は、久しぶりに嬉しいイースターになりそうです。主人は、背広を出してきて、明日、喜びを持って、礼拝に出席しようと準備しています。上野緑ヶ丘教会も、礼拝の後、墓地で賛美礼拝を捧げます。この墓地を築くために、父は、アメリカで蓄えたものを投げ打って、貧祖ではありますが、墓地と名のつくものができあがりました。イエス様がよみがえりの初穂となってくださったことは、私たちに希望を与えてくれます。信仰の先きがけ者たちは、みんなこの墓地の中です。天で、いつも私たちを見守っていてくださることでしょう。雨にならないとよいのですが
 
3月24日
昨日は、曇りでしたが、良いイースターをお祝いすることができました。久しぶりに礼拝、墓前礼拝、祝会と最後まで出ました。やはり、歳のせいでしょうか。さすがに、きょうは、疲れが出てきました。教会は、体の弱っている人には、少ししんどい所に感じました。若い先生は、とても元気がおありです。でも、歳をとったもの、体に弱さを覚えている者には、配慮が必要だと、自分たちが弱って初めて痛感しました。今朝は、犬たちの散歩のあと、ずーと休んでいました。午後になって少し元気を取り戻すことができました。
 
3月25日
大きく深刻な病を身に負うと信仰を持っている者でも、不安と恐れに打ちのめされそうになるものですが、だからこそ、私たちもその苦しみを共有している者として励まし励まされ、感謝しています。「つのぶえジャーナル」を私の娘や、姉がとても楽しみにしています。4月号をとても楽しみにしています。私は、コピーをして(我が家にコピー機があるので)郵送しています。それが交わりになっています。感謝です。
 
4月4日
4月と言いますのに、ストーブ、コタツが放せません。花冷えという的確なお言葉どうりです。桜もそんなわけで、開きかけているのに、すぼんでいます。何か、すっきりしない4月です。末期がんの方が、退院して、灸療法に切り替えられました。そのため、牧師婦人と毎日入れ替わり、様子をみに、また、少しでも役にたてればと、手伝いに行っています。貧血がはげしく、少し動くだけで、疲れるようです。どちらを選ぶかは、やはり、患者本人にあります。自然療法は、副作用がないので、患者さんにとっては、良いかもしれません。でも、保険が効かないので高額になります。ですから、かなり大変です。教会の方に呼びかけてカンパしようかなと考えています。神様にお祈りしながらすすめて行くように、牧師先生が言ってくださいました。私たちにできることには限りがあります。弱い信仰の持ち主です。でもみんなの祈りが合わされば、大きなものになります。神様の御手のなかにすべてが執り行われますように、と祈っています。
主人は、今、名張の図書館に通って、俳句つくりにはまっています。昨日は、一人で、吉野の自然をみて、俳句を作ったそうです。私たち二人の趣味がまったく違うのも、良いのかな?なんて考えられるようになってきました。今。主人が、庭にいたので、去年の句を1句ジャーナルに載せるよ、といいました。すると、ここ最近に作ったのがあるので、良かったら載せても良いとのことで、5句選んできました。
凛とした 早天集う 受難週
明日咲くと 枝うち合える 桜かな
紅(くれない)の 蕾はじけて 花淡し
花椿 皆日輪へ 向かんとす        馬場路哉    f2b49208.jpg
 
4月5日
昨日の夕方、待ちに待っていた4月号「つのぶえジャーナル」が届きました。夕食の準備を後回しにして、全部の記事に目を通して、すごい、こんなにも、幅が広がってきている。若い方にも愛読しておられる方がいること、とても、励まされます。また、教会に行けなくなられた方が、このジャーナルの届くのを、首を長くして、待っておられる。その気持ちとてもよくわかります。とにかく読んでいて、とても楽しいだけでなく、祈り深くさせられます。どのページを読んでも、その書かれた方の発信されようとする思いが、強く伝わってきます。そして、何度読んでも、読むたびに新たな思いが伝わってくるのです。わたしは、このごろ新聞は、あまり読む必要がなくなりました。それは、「つのぶえジャーナル」の方が、はるかに、私を満たしてくれるからです。有難うございます、ジャーナルさん。今日は、こちらは、春本番です。主人は、また、俳句つくりに出かけました。四日市教会のI・TさんとKさんと一緒の俳句同人誌に入っています。「かつらぎ」という俳句誌です。阿波のセイホというカトリックの信者の方が、始められたものです。また、良い?ものができれば、ジャーナルに載せてやってください。はまりすぎている馬場路哉(カラマーゾフの兄弟から、俳句のペンネームを拝借)です。
 
4月8日 
主人の母と叔母(ホームに入所)を見舞いに行きました。母は、山添の自宅に戻りたいとせがみました。いつまでここに、いなければならないの?と言ってきます。苦しいところです。私にもう少し体力があれば、24時間の見守りもできるのでしょうが、今の私には、母を在宅でお世話する自信がありません。連れて帰ってと泣き叫ぶ母を病院にお願いして、帰ってきました。後味の悪い見舞いになってしまいました。主人は、「つのぶえジャーナル」に載せていただけることをとても喜んでいます。俳句に集中できるので、病気のことも忘れられると言っています。今日も良いお天気なので、自然観察に出かけました。昨日、作った俳句をお知らせします。
桜見る 車いすより 微笑みて
惜春や 訪ねし山に 蕎麦を食う
竹さやぎ、春星生まれぬ、深きより    馬場路哉
 
4月12日
山添は、今が桜の満開です。今日、明日と桜祭りです。吉野の千本桜とまではいきませんが、なかなか見ごたえがあります。昨日は、ちょっとしたお手伝いに二人で行ってきました。ライトアップのお手伝いです。なかなか、木を映えさせる角度が難しく、苦労しました。でも、見に来てくれた方が、素晴らしいと喜んでくれているのをみて、ほっとしました。
岸の辺の 桜やボート 近づきぬ
それぞれの 色輝ける 木の芽かな    
落花舞う 湖(うみ)の濁りの 澄みゆきて
縄文の 名残の川に 春の鮒
賛美歌を歌えば 春愁消えにけり
開拓す 先達の声イースター (斉藤為吉の墓前にて)  馬場路哉
 
                    馬場暁美
                  (上野緑ヶ丘教会員)
 
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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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