[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
小閑記
それはどんな種よりも 小さいが・・・。
=マタイ13:32=
私たちの思いの中に、多いより、少ない方を軽んじる傾向があるように思います。世の支配者はその力の誇示を示すために、数を誇り、巨大な建造物を作って来ました。中国では万里の長城。バベルの塔、エジプトの強大な軍隊やピラミッドや神殿などは聖書の中に記されています。あのピラミッドは、この世の支配者と言うものの特徴・特質を、よく示しています。
しかし、それとは反対な記事もあります。教会は最も小さいところから誕生しています。ダビデは、エッサイの子らのうち、最も小さい者でした。「ユダの氏族のうち小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る」(ミカ5:2)。この民が神の民となります。神は、この世の支配権をこの小さな群の上に建てます。神は「どんな種よりも小さい」種を蒔かれます。
神の群れの力は「二人または三人が、わたしの名によって集るところ」(マタイ18:20)にあります。
日本は、高齢者の増加と少子化が将来の大きな課題となっているように、教会も同様の問題の克服に苦闘しています。礼拝者の減少、教会学校の生徒が少なくなっています。家庭集会などの諸集会の減少、祈祷会・聖書研究の集まりの少人数を憂いています。しかし、伝道不振で意気消沈しているなら、反省すべきであると思うべきです。
少数者だからと言って、それを自分で侮ってはいけないのです。大勢の群に憑かれているなら、もう一度、この「二人または三人が、わたしの名によって集るところ」の意味・祝福を深く知るべきであるのではないでしょうか。
教会の主は、二人または三人という小さな群に、勇気を与え、新しく奮い立たせて下さるのではなかったですか!
「からし種の譬え」に対する信仰を持ちましょう。私たちは、卑しい者、弱い力であり、少数者として、圧倒的多数者のこの社会の霊的勝利者として、2016年を歩みたいと思います。アーメン。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」