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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  解説 ウエストミンスター信仰告白 (45)

   岡田  稔著

  (元神戸改革派神学校校長)

第21章 宗教的礼拝および安息日について・・3・・

5 敬けんな恐れをもって聖書を読むこと(1)、健全な説教(2)、神に服従して理解・信仰・尊敬をもってみ言葉を良心的に聞くこと(3)、感謝して心から詩を歌うこと(4)、またキリストが制定された礼典を正しく執行し、ふさわしく受けることは、すべて普通の宗教的神礼拝の要素である(5)。このほか宗教的宣誓(6)や誓願(7)、神聖な断食(8)、また特別な場合の感謝の祈りも(9)、それぞれの時また時期に、きよい宗教的な態度で用いるべきである(10)

  1 行伝15:21、黙示1:3
  2 
テモテ4:2
  3 ヤコブ1:22、行伝10:33、マタイ13:19、ヘブル4:2、イザヤ66:2
  4 コロサイ3:16、エペソ5:19、ヤコブ5:13
  5 マタイ28:19
コリント11:23-29、行伝2:42
  6 申命6:13、ネヘミヤ10:29(30)(*)
    *申命6:13をネヘミヤ10:29(30)と比較
  7 イザヤ19:21、伝道5:4,5(3,4)(*)
     *イザヤ19:21を伝道5:4,5(3,4)と比較
  8 ヨエル2:12、エステル4:16、マタイ9:15
コリント7:5
  9 詩107編、エステル9:22
  10 ヘブル12:28

五 礼拝指針で取扱われる項目である。

個人として、また私的礼拝として、聖書の朗読、賛美、祈りなどがなされるが、ここでの「普通の宗教的礼拝」と言われているのは、集会の公同礼拝のことである。そこには礼拝の奉仕者の心得と一般会衆の心得とが含まれている。礼典については、第27章以下で別に規定されているからそこを読み合わす必要がある。

このほかには、「普通」に対する、やはり宗教的「特別」な場合の行事であるが、やはり宗教的行事である以上、すべて礼拝の精神を失わぬよう敬虔に祈り深くなすべきである。

 

6 祈りも、宗教的礼拝の他のどの要素も、今や福音のもとにおいては、それがなされ、または向けられるどのような場所とも結合されず、またはそれによって一層よしとされることもない(1)。かえって、すべての所(2)で霊とまこととをもって(3)、神を礼拝すべきである。すなわち個々の家庭で(4)日ごとに(5)、隠れた所で各人が自分で(6)、そのようにし、公同集会では一層厳粛にすべきである。神がみ言葉または摂理によってそこに招かれる時に、不注意からまたは故意に、公同集会を軽視したり放棄したりしてはならない(7)

  1 ヨハネ4:21
  2 マラキ1:11
テモテ2:8
  3 ヨハネ4:23,24
  4 エレミヤ10:25、申命6:6,7、ヨブ1:5、サムエル下6:18,20
ペテロ3:7、行伝10:2
  5 マタイ6:11
  6 マタイ6:6、エペソ6:18
  7 イザヤ56:6,7、ヘブル10:25、箴1:20,21,24、箴8:34、行伝13:42、ルカ4:16、行伝2:42

六 ここは礼拝にとって場所は少しも差別がないことの主張で、ヨハネによる福音書4章で主イエスは礼拝の一番深い原則を、あのサマリヤの村はずれで一婦人との日常的会話の中で教えられ、「ゲリジムでもエルサレムでもない」いずこにもいます神(霊とはそういうもの)人の手で造った宮に限定されない方にふさわしい礼拝、と同時に、公同集会の尊さの主張が特記されている。個人で礼拝しているから公同礼拝に出る必要はないという考え方を戒めている。

 

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書籍紹介
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鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
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電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
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東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
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横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
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本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
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