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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

      (122)

4月18日

長引く避難生活にお疲れを覚えておられる方たちに希望を持ってほしいと祈ります。派遣されている救援隊、支援者、医療団の方たちの上にも尊いお働きが最後まで全うできますようにと祈るばかりです。高齢者、障害を持っておられる方、乳幼児、弱者が守られますように!
 老犬の散歩喜ぶ春の宵。
 花ずおう吹き出でにける朝の雨。(花ずおうは去年の秋に苗木を買ってきて一度ダメになってしまったのですがこの春米粒のような小さな赤紫の花をいっぱいつけてくれました。)
 膨らむる夢一つありシャボン玉。
 松葉杖踏み出す一歩新樹光。
 春光は施設の部屋に満つるなり。    馬場路哉
4月21日

野山の木々が久し振りの雨に洗われて、とてもうれしそうに生き生きとしています。シッカリ咲き誇っていたチューリップは葉っぱだけを残しています。
 今は街路樹として植えられている、花水木がとても華やかです。これはアメリカから来たといわれています。そういえば一度だけアメリカに旅をしたときにこの花水木がとても華やかに迎えてくれたのが印象に残っています。
 のどけさや葛城山を見はるかす。
 菜の花や清明にして広ごりぬ、
 芽柳や薄雲高く園広し。
 蘇鉄の葉すっと伸びをり風光る。
 樫落ち葉掃くや熊本地震(なる)を聞き。   馬場路哉
5月4日

穏やかに晴れわたって、午後からは28度まで気温があがりました。長そでをめくりあげての家事に追われた一日でした。緑濃い山並みに薄紫のツルが伸びた花が目に映ります。よーく見ると藤がツルを巻きながら大きく伸びているのです。
とても美しく見えるのですが藤に巻き付かれた杉やヒノキは瞬く間に弱ってしまうそうです。目に美しい藤が木にとっては大敵なものだそうです。野生の藤ですから勢いが強く、家の窓から見える一本の木はぐったりしています。
 シャクナゲの早や満開の窪に住む。
 藪陰や生花にせんシャガの花。
 厚き葉に囲まれ、枇杷の芽吹けり。
 渓谷に白々見ゆは楢若葉。
 春光や天空溢れ零れける。      馬場路哉
 よく五月病などという言葉を耳にいたしますが、この季節は何だか疲れ易くなるのです。季節の変わり目ということもあるのでしょうが、加齢の故でもあるようです。今年も、山添村の健康診断の予約票が送られてきました。総合的な検診ですから私はさっそく申し込みをいたしました。この歳になると何か、どこも悪いところがない方が不思議なことですから。
 老犬のモモがほとんど水だけで一週間生き続けています。自分の足で歩くことはもうできません。私がお水を手ですくって口元まで持っていくと何とか水をなめてくれます。毎日朝、昼、夕とモモのところで過ごします。何も言えないのですが、うつろな目で私をじっと見つめてくれます。“どうしてこんなになってしまったんだろうと思っているようです。
 犬たちとのお別れがだんだん近づいて来るのがつらいのですが、15年もの長い間、我が家を守り続けてくれて有難うという思いでいっぱいです。
5月10日

道掃除出合ひ終われば春の雨。
 きたる世も麗しきとも聖五月。
 森林の池のほとりに余花のあり。
 林なる若葉に浴す散歩かな。       馬場路哉
先日、教会の礼拝の帰りに信友が“鳴子ゆりという観葉植物のような植木を鉢植えにして手渡してくださいました。さっそく我が家の玄関に置くと、殺風景な玄関がとても明るく心癒してくれる場へと変わりました。この植木は雨を好むというのです。昨日からは玄関の屋根から外に出して眺めています。

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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