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今月のことば
さまざまな違った教えによって、迷わされてはならない。
~へブル13:9~
思想・信教の自由は保障され、尊重されなければならない権利です。しかし、その尊い権利の衝突で争いが起きてきたのが人類史と言えるでしょう。新しい思想は、人を引き付ける魅力、魔力を持っています。
私たちの社会は、流行という魅力、魔力で動いているかのようです。新しい商品、奇抜な発言、常識という枠を超えたものに、心惹かれるところがあります。時代の潮流という力もあります。そのような中にある私たちは「間違った教え」か「真理か」の判断を求められています。
私たちの教会生活も、流行の精神や人々の潮流に屈しているところがあります。「その時代の常識」という言葉は、時に判断を迷わします。「さまざまな違った教えによって、迷わされてはならない。」との警告を謙虚に受け止めなければなりません。「あなたがたは、ゆらぐことなく、しっかりと信仰にふみとどまり、すでに聞いている福音の望みから移り行くことのないようにすべきである」(コロサイ1:23)と警告されています。
キリスト教会は保守的で、変化に乏しい。もっと時代の先取り、社会のオピニオンリーダーであるべき使命を帯びていることを自覚し、自己変革すべきであるとも言われます。しかし、キリスト教会が保守的とみなされる時、古ぼけた形式に固執しているからではなく、むしろ古くならず、変わることなきものに―すなわち、永遠の財産に固執するのです。形式という点では、キリスト教会は、どれほど近代的でも、時代と世界と共に歩んでも不変のものがあります。教会は「使徒信条」に固執します。イエスが救い主であることに固執するのです。すなわち、不動です。
教会は祝福された頑固さを、喜びの使信として告白し続ける時、その真理のゆえに「地の塩、世の光」として、独善に陥ることなく謙虚に世に奉仕する使命があります。これは、キリスト者一人一人の使命でもあります。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」