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その愛のゆえに
=時々の記=
(128)
10月20日
夕方に散歩の帰りにお隣の方に出合いました。きれいに草を刈りとっておられました。こんにちはと声を掛けると、暑い日が続くなとお返事が返ってきました。夕べの散歩を終えるころには汗がにじんできました。なんという異常な秋なのでしょう。イチョウもまだ青い葉っぱのままです。この調子では秋の紅葉がずいぶん遅れるのでしょう。
この土手にツユクサ色をちりばむる。
翻訳を試みもする夜長かな。
キリシタン迫害の秘史秋深む。
笛の音の過疎に聞こゆる村祭り。馬場路哉
毎晩遅くまで笛の練習が始まっています。高齢化が進んで笛を吹く人がもう二人だけになってしまったと聞いています。この村祭りもあと五年続けられるかどうかということです。見渡せば、だれも住んでいない家が毎年一軒、二軒と増えていくのです。寂しい限りです。
10月31日
今日で、10月が終わりますが、昨日の朝、今朝と、冬のような寒さです。朝だけはエアコンをつけて、ストーブを使い始めました。一気に冬へと移り変わりです。教会では高齢の方たちが三名も入院されたと伺いました。昨日はそのおひとりのところへお見舞いに行ってきました。礼拝の後で少ししかお話しできませんでした。そして短いお祈りをして帰ってきました。この11月で99歳になられるというのに、とてもしっかりと受け答えされていました。もう一度自宅へ戻りたいとおっしゃっていました。誰でも病院には入りたくないものなのですね。
萩垂るる石垣低き山家かな。
くもり空芥子粒(けしつぶ)程の小鳥来る。
鰯雲おぼろ昆布となり消ゆる。
このチャペル襄説かれけり天高し。
木犀や鴇色(とき)の星こぼしける。 馬場路哉
11月5日
昨日、ようやく、ゴダート先生へのクリスマスカードを何とか書き上げることができました。先生もご高齢になっておられますから、今年が最後かななんて思いながらペンを走らせていると、熱いものがこみ上げてきました。去年のお手紙を読み返しますと、83歳になられたとのこと。でも週に二回はお花屋さんでお仕事をされていると。もう何十年も前になりますが、南長老派のミッションの先生方が日本伝道に尽くされた日々があっての今があるのだと、感謝に耐えません。お若い先生を送り出すときにお母様は、あなたとはもう会えないかもしれないけれど、天国で会いましょうと言って送り出してくださったことが一番うれしかったとありました。東海地方を中心に日本の伝道のために、命がけでご奉仕してくださったことは心から感謝いたしています。
11月7日
クヌギの木が散歩道に沢山あるからでしょうか。帰りの坂道にどんぐりがいっぱい落ちていて、それを踏んでしまうともう大変です。坂道を下ってしまうほどに足元が滑って、「どんぐり坂」と呼んでいます。今朝もとても冷え込みが厳しく、新聞配達の方と朝の散歩でのご挨拶は、今朝はとても冷えますねでした。それもそのはず、暦の上では「立冬」ですもの。冬が駆け足でやってきそうです。
家が隙間だらけなので、冬になるとガムテープを使って、主人が目張りをしてくれます。 今年はもう昨夜、部屋中をガムテープで隙間を覆いました。やはり、隙間風を止めるだけでずいぶん温かく感じました。これから半年この寒さとの戦いが始まります。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」