2023年7月号
№193
号
通巻877号
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その愛のゆえに
=時々の記=
(27)
(27)
4月14日
お互いに人を許せないこの罪を、イエス様は許してくださるのですね。感謝です。主人は、一昨日より、松葉杖なしで、歩けるようになりました。でも、ステッキは、まだまだ手放せません。少し歩く速度も速く軽くなってきたように見受けられます。また、主人の俳句のことをほめていただいて、とても喜んでいます。やはり、何歳になっても、ほめられることは、意欲をかき立てさせられるものなのですね。何時も私がこうして、メールをしている間、俳句を、練っています。「つのぶえジャーナル」に載せていただけるのが、また、うれしいのか、この頃、顔つきがにこやかになってきました。病気のことも忘れられるぐらいに、熱中しています。「・・・ジャーナル」のおかげです。感謝しています。
萌えし芽を 食み(はみ)続けをる 羊かな(山添村のめーめー牧場にて)
囀りのよく 澄む声や 草をひく(我が家にツバメがやってきました。10羽はいます)
若草の 露にぬれつつ 朝日受く
漣(さざなみ)の 湖(うみ)のほとりに 春惜しむ 馬場路哉
「・・・ジャーナル」を通して主人まで俳句にはまって、我を忘れて夢中になっています。エネルギーを「・・・ジャーナル」から頂いている私たちです。
4月21日
早速のお返事有難うございます。転ばぬ先の杖です。本当に杖は大切な体の一部分です。17、18、19、と年甲斐もなく、あちこちを走りまわっていたものですから、日曜日、疲れが出てきて、奏楽のご奉仕をやっとのことで終えることができました。家に帰ってくるや、冷や汗と同時にお腹の調子がわるく、しばらく、横になって、休んでいました。何とか、夕食の準備はできましたが、私は、絶食としました。一晩で何とか普通に戻りました。そろそろ、自分の年齢を考えて、動かなければならなくなりました。礼拝の後、数人づつで、きょう、手術される方のことを祈り合いました。神様に祈ること、それは、とても強められます。どうぞ、無事に終わる事ができますように。
少し、前に作った俳句です。
薄雪や 草の新芽の 揃いける
木の下を 掃きだめにして 春落ち葉
平家村 急峻にして 畑に梅
谷渡る 風の唸りに 冴え返る 馬場路哉
4月23日
昨日は、山添村の俳句会でした。毎月1度講師を招いて指導を受けているようです。1年半振りに主人は、出席しました。20人ほどの集まりです。主人は、皆の俳句を間違えずに読む役目だそうです。中には、難しい漢字があって、読めない時があるので、その時のために、電子辞書は、必携です。わざわざ、難しい漢字を使わなくて良いのでは?と私は、思います。
すかんぽの 土手に早くも 丈をなす
花の雨 止むと広川 訪(とぶろい)ひぬ
西行の よすがの寺や 植樹祭
花杏(あんず) 零れて(こぼれて)くるや 草をひく
吉野への 山見遙か(はる)かし 春惜しむ
鈴鹿嶺(ね)も 布引も消え 朝霞
石楠花(しゅくなげ)の 咲きて高まる 瀬音かな 馬場路哉
5月1日
きょうは、親しくさせていただいていた方をお見舞いにいってきました。精神的に追い詰められ、眠られなくなって苦しくなり、入院したとのこと、聖書を持って行きました。読むかどうかわかりません。でも、神様に祈ることの大切さを少しでも知ってほしかったのです。
花ずおう(春の花)生けられ 句会和みけり
ガラス戸を 拭き上げて 夏近ずきぬ
雨足の 速き山峡(かけ) 新樹光
留学の医師(主人の執刀医) いかならん はなみずき 馬場路哉
5月8日
今から、末期がんの方のところへ、いってきます。灸療法を続けていますが、痛みがひどく、ほとんど食事がのどを越さない状態ということです。牧師婦人は、毎晩励ましに行ってくださっています。疲れがでないようにと心配しています。執事の方と2人で行きます。何もできませんが、祈り合うだけです。少しでも、平安になれますようにと。
ひこばえの 霧島つつじ 咲きにけり
棟がわら 超えて飛ぶなり 樫落ち葉
差し渡る 卯月あかりや 鄙(ひな)住まい
草の戸や にわうめの花 散りにける
すずらんの 玉の命の 連なりぬ 馬場路哉
5月10日
朝顔の 種を蒔くなり 1年生
3種類 夏花(げばな)を活けて 礼拝す
賛美歌を、声を合わする薄暑(はくしょ)かな。
次次(つぎつぎ)と 盛り上がる土 春耕(しゅんこう)す
生垣や ひと固まり(かたまり)に 母子草 馬場路哉
馬場暁美
(上野緑ヶ丘教会員)
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緑を大切に!
書籍紹介
エネルギー技術の
社会意思決定
日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授
「本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
共著者・編者
鈴木達治郎
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
(財)電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント
スーザン・ハント
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
鈴木英昭著
「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円