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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  その愛のゆえに

   =時々の記=

    (131)

1月26日

大阪の「美しい朝」さんは「ジャーナル」を読んでいるみなさんを信頼して、ご自分のすべてを出し切っておられるのですね。苦しい中にも、包み隠さずにその思いを出すことができる場所が「ジャーナル」であったならば、とても尊いことです。今、多くの方が精神的に追い込まれていると聞いていますから、そのような方たちが心から信頼して「ジャーナル」にご自分の苦しさ訴えてくださる事は何物にも代えがたい月刊誌としてお役に立つことができるのですら、感謝ですね。こちらは今朝は氷点下4度まで下がりましたが、日中は寒さが久しぶりに和らいで、お日様が土手を照らし、その土手からは黄色いタンポポが花を咲かせていました。春が隣りまで来ているのがうれしい限りです。
 そこ冷えや主の十字架を聞きにける。
 さ緑に川増水す春隣。
 冬耕や田の美しき灰色に。
 朝より声張り上ぐる寒カラス。
 紫と化す雑木山春隣。       馬場路哉
遠くに見える山並みはいつの間にか芽吹き始めて紫色になっています。春って嬉しい季節ですね。でも、我が家の土手にも小さな春がやってきました。フキノトウが土を盛り上げているのです。思わず声を上げてしまいました。今年は念願の沈丁花の苗木を(あか、しろ)を植えました。あのとても良い香りを放ってくれるかなあと楽しみにして春の訪れを待っています。

1月31日

プロパンガスを配給してもらっていますが、雨の中でしたので。雨の中大変ですね。有難うございますとお礼を言いました。すると、雪でなくて本当に良かったですと言われました。そうですよね。普通ならば、この時期に雨ではなく雪になるのでしょう。でも雪にならなくて良かったと、雨でも大変な作業ですのにそのようにプラスに考えることができる人はとても幸いですね。
ガス屋さんのそのひとことがうれしい一日でした。

2月2日

この頃、野生の鳥が少なくなっているというのです。百舌鳥(もず)、雀さえも珍しくなっているというのです。気象の影響なのか、大敵のカラスにやられているのか、よくわかりませんが、鳥の鳴き声が聞こえなくなった山を散歩するのはとても寂しいものです。例年なら、すっかりなくなっている渋柿がまだたくさん木の枝に残っています。南天も赤い実を残しています。
 大根の土より覗く白さかな。
 群雀田に降りもする春隣。
 池浅く眠りをるかや寒の鯉。
 花八手大きく掲ぐ古刹かな。
 教会の雪掻く信徒あから顔。      馬場路哉
2月3日

メールに仕事場まで3000歩、教会まで5000歩歩いて行かれているとのことが記されてありましたね。毎日の犬たちとの散歩で、長村さんが3000歩歩いて仕事場まで行かれることを思い出して、私たちも一度に千歩ほどですが、励まされて歩いています。歩いていると、季節の変化、風の冷たさやぬくもりなど身近に感じられて何よりの運動だと考えています。一歩歩くと一ミリの筋肉がつくといわれています。耳の聞こえなくなった、目の見えなくなった犬たちはただ匂いだけを頼りに散歩をしています。よろよろしながらも散歩に行く時はとてもうれしそうにしっぽを振ります。精一杯生き抜くためにしっかり散歩している姿にです。
 青空に整ひ初むる冬芽かな。
 天地に光るものあり日向ぼこ。
 連山の藍染めとなる初景色。
 西空に頼む明るさ日脚伸ぶ。
 細やかな枝は欅(けやき)の冬木なる。    馬場路哉
教会の心病める友から私が送った手紙に対してのお礼の電話が入りました。とても落ち込んだ様子でした。筋力が弱ってしまい歩くことができないというのです。2月7日

こちらは今朝から雪が冷たい風とともに舞っています。そんな中、庭の梅の木のてっぺんに花が咲いているのです。ぶるぶる震えての開花です。まだ咲き始めたばかりですからこの寒さに驚いていることでしょう。春がすぐそこまで来ているのが感謝な思いになります。お隣の月ヶ瀬では奈良市内から梅をめでに来る方たちと出会いました。この時期はバスも奈良市内から一時間に一度出ているようです。さすがに梅の月ヶ瀬です。
 サクラは吉野の千本桜がとても素晴らしいです。最近は海外から観光にやってくる方がたくさんおられるらしいです。奈良市内ではどこでも観光ガイドとして英語、中国語、韓国語が話せる方がいると聞いています。

日曜日の礼拝ではインフルエンザで休んでいた方があり、私も気を付けないと思っていたら、昨日から喉が焼け付くように痛く、これは風邪だなと今朝早くに診療所へ走りこみました。診療所もとても混んでいるので、しばらく家で待機してください、とのこと。一時間半ほど家で休んでから再度行きました。それからでも待つこと一時間あまり。こんな田舎の小さな診療所でもこの混雑ぶり。先生に診てもらうと、インフルエンザではなく、風邪ですねといっていただきほっといたしました。すぐに変化に対処できるようにお薬は全部飲み干すのではなく、一日分は手元に残しておきます。
 おきつもの名張の山に雪舞へり。
 伊賀盆地囲める山の冬霞。
 谷戸(やど)の灯のちらちらすなり冬の風。
 笠間川透き通るをる淑気かな。      馬場路哉
主人は血液検査を診療所でしていただきましたが、甘いもののとりすぎといわれ、自粛しています。疲れるとつい甘いものに手を出してしまうのです。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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