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その愛のゆえに
=時々の記=
(131)
1月26日
大阪の「美しい朝」さんは「ジャーナル」を読んでいるみなさんを信頼して、ご自分のすべてを出し切っておられるのですね。苦しい中にも、包み隠さずにその思いを出すことができる場所が「ジャーナル」であったならば、とても尊いことです。今、多くの方が精神的に追い込まれていると聞いていますから、そのような方たちが心から信頼して「ジャーナル」にご自分の苦しさ訴えてくださる事は何物にも代えがたい月刊誌としてお役に立つことができるのですら、感謝ですね。こちらは今朝は氷点下4度まで下がりましたが、日中は寒さが久しぶりに和らいで、お日様が土手を照らし、その土手からは黄色いタンポポが花を咲かせていました。春が隣りまで来ているのがうれしい限りです。
そこ冷えや主の十字架を聞きにける。
さ緑に川増水す春隣。
冬耕や田の美しき灰色に。
朝より声張り上ぐる寒カラス。
紫と化す雑木山春隣。 馬場路哉
遠くに見える山並みはいつの間にか芽吹き始めて紫色になっています。春って嬉しい季節ですね。でも、我が家の土手にも小さな春がやってきました。フキノトウが土を盛り上げているのです。思わず声を上げてしまいました。今年は念願の沈丁花の苗木を(あか、しろ)を植えました。あのとても良い香りを放ってくれるかなあと楽しみにして春の訪れを待っています。
1月31日
プロパンガスを配給してもらっていますが、雨の中でしたので。”雨の中大変ですね。有難うございます”とお礼を言いました。すると、”雪でなくて本当に良かったです”と言われました。そうですよね。普通ならば、この時期に雨ではなく雪になるのでしょう。でも雪にならなくて良かったと、雨でも大変な作業ですのにそのようにプラスに考えることができる人はとても幸いですね。
ガス屋さんのそのひとことがうれしい一日でした。
2月2日
この頃、野生の鳥が少なくなっているというのです。百舌鳥(もず)、雀さえも珍しくなっているというのです。気象の影響なのか、大敵のカラスにやられているのか、よくわかりませんが、鳥の鳴き声が聞こえなくなった山を散歩するのはとても寂しいものです。例年なら、すっかりなくなっている渋柿がまだたくさん木の枝に残っています。南天も赤い実を残しています。
大根の土より覗く白さかな。
群雀田に降りもする春隣。
池浅く眠りをるかや寒の鯉。
花八手大きく掲ぐ古刹かな。
教会の雪掻く信徒あから顔。 馬場路哉
2月3日
メールに仕事場まで3000歩、教会まで5000歩歩いて行かれているとのことが記されてありましたね。毎日の犬たちとの散歩で、長村さんが3000歩歩いて仕事場まで行かれることを思い出して、私たちも一度に千歩ほどですが、励まされて歩いています。歩いていると、季節の変化、風の冷たさやぬくもりなど身近に感じられて何よりの運動だと考えています。一歩歩くと一ミリの筋肉がつくといわれています。耳の聞こえなくなった、目の見えなくなった犬たちはただ匂いだけを頼りに散歩をしています。よろよろしながらも散歩に行く時はとてもうれしそうにしっぽを振ります。精一杯生き抜くためにしっかり散歩している姿にです。
青空に整ひ初むる冬芽かな。
天地に光るものあり日向ぼこ。
連山の藍染めとなる初景色。
西空に頼む明るさ日脚伸ぶ。
細やかな枝は欅(けやき)の冬木なる。 馬場路哉
教会の心病める友から私が送った手紙に対してのお礼の電話が入りました。とても落ち込んだ様子でした。筋力が弱ってしまい歩くことができないというのです。2月7日
こちらは今朝から雪が冷たい風とともに舞っています。そんな中、庭の梅の木のてっぺんに花が咲いているのです。ぶるぶる震えての開花です。まだ咲き始めたばかりですからこの寒さに驚いていることでしょう。春がすぐそこまで来ているのが感謝な思いになります。お隣の月ヶ瀬では奈良市内から梅をめでに来る方たちと出会いました。この時期はバスも奈良市内から一時間に一度出ているようです。さすがに梅の月ヶ瀬です。
サクラは吉野の千本桜がとても素晴らしいです。最近は海外から観光にやってくる方がたくさんおられるらしいです。奈良市内ではどこでも観光ガイドとして英語、中国語、韓国語が話せる方がいると聞いています。
日曜日の礼拝ではインフルエンザで休んでいた方があり、私も気を付けないと思っていたら、昨日から喉が焼け付くように痛く、これは風邪だなと今朝早くに診療所へ走りこみました。診療所もとても混んでいるので、しばらく家で待機してください、とのこと。一時間半ほど家で休んでから再度行きました。それからでも待つこと一時間あまり。こんな田舎の小さな診療所でもこの混雑ぶり。先生に診てもらうと、インフルエンザではなく、風邪ですねといっていただきほっといたしました。すぐに変化に対処できるようにお薬は全部飲み干すのではなく、一日分は手元に残しておきます。
おきつもの名張の山に雪舞へり。
伊賀盆地囲める山の冬霞。
谷戸(やど)の灯のちらちらすなり冬の風。
笠間川透き通るをる淑気かな。 馬場路哉
主人は血液検査を診療所でしていただきましたが、甘いもののとりすぎといわれ、自粛しています。疲れるとつい甘いものに手を出してしまうのです。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」