[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今月のことば
「・・・・。愛には偽りがあってはならない。悪は憎み退け、善には親しみ結び、兄弟の愛をもって互いにいつくしみ、進んで互いに尊敬し合いなさい。・・・。望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい。・・・。喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」。
~ローマ12章9~15節~
「患難」と言う言葉は、何と重く暗い心にさせることでしょう。福音書には「戦争と戦争のうわさを聞くであろう。・・・民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起こり、また地震があるであろう」(マタイ24:7~8)と記されています。これは、すべての国民に例外なく起きる患難です。多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合い、不法がはびこり、霊的・精神的な不安定な出来事は、不透明さとなり、多くの人の愛が冷えると警告しています。
光を失い、霧のようなものに覆われ、虚偽が好機をとらえ、どさくさ紛れに利益を得ようとする者が成功するなら、もう暗闇に迷い込み、誰も光の道を見分けることが出来ないとするなら、何と言う「患難」でしょう。理性と知性よりも、「××ファースト」が、真しやかに囁かれ、それが当り前になりつつあることに、怖い感じがします。「第一主義」よりも耳には心地よい響きです。
私たちは、実はよちよち歩いているのです。だからこそ、敢えて、よちよち歩きの時間、待つ時間、耐える時間が必要なのです。
使徒パウロは私たちに語り掛けています。「患難に耐え・・・」と言った、あの耐える時間は、静かな誠実の時間、あのローマ書のみ言葉に向き合う時間なのです。信じて祈りつつ、神の約束に固執する時間なのです。
「最後まで耐え忍ぶ者」(マタイ10:22)、その人は神の救いに与るのです。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」