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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (133)

3月22日

昨日とは打って変わってお日様が照りだして嬉しい一日でした。アジサイが青い青と目吹いていました。家に戻って狭い庭を見渡すと、去年植えた“雪柳”もけなげに一ミリほどの芽を吹いていました。何だかとても気持ちが明るくなりました。今朝のEテレで、“秘密の花園”のお話を聞くことができました。印象に残った言葉は、その人の心の中に小さな庭があり、そこに自然と向き合う心があるならば、希望と、生きる力が湧いてくる、というのです。はっとさせられた言葉でした。

3月27日

 また遠い国から燕の家族たちがやってきました。去年まで来ていた燕かどうかはわかりませんが、土地勘があるとか・・・。またすっと空高く飛んでいきました。去年の日記を見直していないので、はっきりしたことがわからないのですが、同じように三月の末にやってきているはずです。生き物たちの季節感に驚かされます。

先日、お隣の家まで行くと、なんと一度も見たことがない“アライグマ”が私をちらっと見て、すぐに逃げて行きました。見た目はとても可愛くて愛くるしいのですが、農業をされている方たちに言わせると、このアライグマが一番たちが悪いのだそうです。頭がよいので“スイカ”でも瓜でも形はそのまま残して中身だけをすっかり食べてあるというのです。生き抜くための動物たちの生活の知恵に人間も負けまいと対策を練っています。

3月29日

主人は今日3月29日に73歳の誕生日を迎えました。すっかり誕生日のことは忘れていました。子供たちも誰も何も言ってきません。はっと思ってカレンダーを眺めるとひょっとして主人の誕生日かも・・・。主人に念を押して、“今日は誕生日やね。おめでとうございます”と改めて言うと、嬉しそうにしていました。

物覚えはよいはずでしたのに・・・・、ああ~~。

4月3日

 4月になりました。テレビのニュースではあちこちの新入社員の入社式が映し出されていました。みなさん希望に胸ふくらませて、新生活のスタートを切っている姿に、若かりし頃の自分の姿と重ね合わせていました。そんな中、本日、四日市教会のまきば幼稚園で長い間、ご奉仕されていた藤沢元長老さんから、“体調がすぐれないために、この3月を最後に、理事長を辞任いたします”というとても美しい絵葉書で退任のご挨拶を頂きました。四日市教会に私がお世話になっていたころから長老として毎週の週報作成のご奉仕をされ、牧師の父を助けてくださったお姿には若い私には心打たれるものがありました。そして、まきば幼稚園の理事長兼園長として本当に長い間ご奉仕をしてくださって、私たちは励まされ続けました。四日市教会を離れてからも、伊賀上野までお訪ねくださり、心温まるお交わりをしていただきました。

文学者でいらして、主人の俳句には添削をしてくださって力つけていただきました。またご自身も、四日市の文芸の会に属しておられ、よく冊子を送ってくださったり、ご兄弟(三人)で出版された本を送ってくださったり、まきば幼稚園誌を最後に作成されて、その長い歩みを学ぶことができました。

まだまだ、現役続行をされたかったことでしょうが、神様がこれからはご自分のための時間をゆっくりされなさい、と言われたのでしょう。これからは、ゆっくりなさって奥様とご自分のための時間を有意義にお過ごしくださいますようにと心から感謝してお祈りしているものです。

4月5日

 こちらは、桜がまだ開花していませんが、もう雨が降り出しそうなのです。明日、明後日と雨の予報ですから、待ちに待っていた桜見物に出かけようとされている方たちは残念なことでしょう。こちらも入学式が小学校で、明日は中学校です。やはりみなさんにこにこ顔での登校でした。4月は入社式の皆さんも皆、笑顔ですね。難関を突破しての入社でしょうから心弾むことでしょう。

永遠の望み心すイースター。

風の中、リハビリに耐ゆ受難週。

狭き門より入れてふ入学式。

青山を超え伊勢近く春の風。

薄絹をまとふ鈴鹿嶺(すずかね)朝霞。    馬場路哉。

腰の痛み、足の痛みに耐えられながら、尊いご奉仕に心から感謝いたします。

私の方は以前と変化していないということで、また経過観察です。三か月後には瞳孔の検査をするということです。伊賀までの道ですが、名阪を通るのが怖くなりました。主人に送ってもらい、国道沿いにまだ咲きはじめの桜を眺めて行きました。 

日本の四季がしかも最も気候の良い春、秋が短くなってしまったように感じられます。

    馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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