[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
その愛のゆえに
=時々の記=
(133)
3月22日
昨日とは打って変わってお日様が照りだして嬉しい一日でした。アジサイが青い青と目吹いていました。家に戻って狭い庭を見渡すと、去年植えた“雪柳”もけなげに一ミリほどの芽を吹いていました。何だかとても気持ちが明るくなりました。今朝のEテレで、“秘密の花園”のお話を聞くことができました。印象に残った言葉は、その人の心の中に小さな庭があり、そこに自然と向き合う心があるならば、希望と、生きる力が湧いてくる、というのです。はっとさせられた言葉でした。
3月27日
また遠い国から燕の家族たちがやってきました。去年まで来ていた燕かどうかはわかりませんが、土地勘があるとか・・・。またすっと空高く飛んでいきました。去年の日記を見直していないので、はっきりしたことがわからないのですが、同じように三月の末にやってきているはずです。生き物たちの季節感に驚かされます。
先日、お隣の家まで行くと、なんと一度も見たことがない“アライグマ”が私をちらっと見て、すぐに逃げて行きました。見た目はとても可愛くて愛くるしいのですが、農業をされている方たちに言わせると、このアライグマが一番たちが悪いのだそうです。頭がよいので“スイカ”でも瓜でも形はそのまま残して中身だけをすっかり食べてあるというのです。生き抜くための動物たちの生活の知恵に人間も負けまいと対策を練っています。
3月29日
主人は今日3月29日に73歳の誕生日を迎えました。すっかり誕生日のことは忘れていました。子供たちも誰も何も言ってきません。はっと思ってカレンダーを眺めるとひょっとして主人の誕生日かも・・・。主人に念を押して、“今日は誕生日やね。おめでとうございます”と改めて言うと、嬉しそうにしていました。
物覚えはよいはずでしたのに・・・・、ああ~~。
4月3日
4月になりました。テレビのニュースではあちこちの新入社員の入社式が映し出されていました。みなさん希望に胸ふくらませて、新生活のスタートを切っている姿に、若かりし頃の自分の姿と重ね合わせていました。そんな中、本日、四日市教会のまきば幼稚園で長い間、ご奉仕されていた藤沢元長老さんから、“体調がすぐれないために、この3月を最後に、理事長を辞任いたします”というとても美しい絵葉書で退任のご挨拶を頂きました。四日市教会に私がお世話になっていたころから長老として毎週の週報作成のご奉仕をされ、牧師の父を助けてくださったお姿には若い私には心打たれるものがありました。そして、まきば幼稚園の理事長兼園長として本当に長い間ご奉仕をしてくださって、私たちは励まされ続けました。四日市教会を離れてからも、伊賀上野までお訪ねくださり、心温まるお交わりをしていただきました。
文学者でいらして、主人の俳句には添削をしてくださって力つけていただきました。またご自身も、四日市の文芸の会に属しておられ、よく冊子を送ってくださったり、ご兄弟(三人)で出版された本を送ってくださったり、まきば幼稚園誌を最後に作成されて、その長い歩みを学ぶことができました。
まだまだ、現役続行をされたかったことでしょうが、神様がこれからはご自分のための時間をゆっくりされなさい、と言われたのでしょう。これからは、ゆっくりなさって奥様とご自分のための時間を有意義にお過ごしくださいますようにと心から感謝してお祈りしているものです。
4月5日
こちらは、桜がまだ開花していませんが、もう雨が降り出しそうなのです。明日、明後日と雨の予報ですから、待ちに待っていた桜見物に出かけようとされている方たちは残念なことでしょう。こちらも入学式が小学校で、明日は中学校です。やはりみなさんにこにこ顔での登校でした。4月は入社式の皆さんも皆、笑顔ですね。難関を突破しての入社でしょうから心弾むことでしょう。
永遠の望み心すイースター。
風の中、リハビリに耐ゆ受難週。
狭き門より入れてふ入学式。
青山を超え伊勢近く春の風。
薄絹をまとふ鈴鹿嶺(すずかね)朝霞。 馬場路哉。
腰の痛み、足の痛みに耐えられながら、尊いご奉仕に心から感謝いたします。
私の方は以前と変化していないということで、また経過観察です。三か月後には瞳孔の検査をするということです。伊賀までの道ですが、名阪を通るのが怖くなりました。主人に送ってもらい、国道沿いにまだ咲きはじめの桜を眺めて行きました。
日本の四季がしかも最も気候の良い春、秋が短くなってしまったように感じられます。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」