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小閑記
われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください。
~詩篇90:12~
人には思い出したくない出来事、消し去りたい思いを持っています。同時に、今までの歩みを旅になぞらえ、生き抜いて来たことを思い出す人もおります。また、神が赦して下さるからと言っても、自分の犯した罪の数々を、告白できないで、何時までも心の奥にしまっているのも事実です。
神は、私たちの罪を幾度も赦し恵み、支えて下さってきたことも事実です。嵐や苦難、先の見えない暗闇の中をさ迷ってきたのも事実です。しかし、神様は支えて下さいました。
人は、年を重ねると、ふとその生涯を振り返ることが多くなります。とても大切なことでもあります。それは、若い時を思い出し懐しむためだけではありません。その歩みの背後に何を見るかです。自分の努力、功績、それもあるでしょう。しかし、そのまた奥に、神の御手、摂理に出会い見るなら、何と幸いなことでしょう。
不思議ですが、日々の生活の中に多く出てくる言葉があると言いかす。それは「ありがとう」という言葉だそうです。自然に出てくる言葉がそうです。当然、愚痴や不満な気持ちの言葉も多いでしょう。そんな時でも、澄みわたる青空、清らかな思いも湧いてきます。
それを可能にするのが、信仰の歩みです。自分の信仰の歩みを回顧する時、神様に不平、不満を言うでしょうか。多くの困難であればこそ、祝福もまた多しです。不運の時間と平安な時間を比べた時、平安の時の長さに驚きを発見するのが「回顧」の素晴らしさです。
神の愛に生かされ、神に見捨てられることなく、今あることに感謝したいものです。
「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、「わたしにはなんの楽しみもない」というようにならない前に・・・。ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ、これはすべての人の本分である。・・・。」(伝道の書12:1、6、13)。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」