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その愛のゆえに
=時々の記=
(136)
6月14日
今週からはメモ帳を片手にEテレで学んだことを書き留めています。今までとは真剣さが違います。私も一からのスタートです。生かされている間、持てるものを精一杯出せたらと祈っています。でもあまり気負いすぎると長続きしませんから、そこのところを十分に配慮しながら進めていくつもりです。昨日、月ヶ瀬小学校で苦楽を共にした者たちが集って、昔話に花を咲かせると同時に、今まどのようなことに取り組んでいるかを語り合いました。特に気の合う仲間4人ですから、皆、今の自分を率直に語ってくれました。最年長は今年90歳になられた方です。現職のころは子供たちにも同僚にもご自分にも、とても厳しいところがおありでしたが、教育に関してはやはり人一倍の情熱を持っておられました。その方に、“この頃よく頑張っているね”と言われて、とても励みになったことを覚えています。私は「ジャーナル」のことをお話したのですが、今朝そのうちの一人から電話が入り、私の生活ぶりがとても刺激になったとお礼の電話が入りました。何だかほのぼのとした一日となりました。
6月17日
道端のアジサイ、お隣のお家のアジサイが濃い紫色に変わってきていますが、“雨が欲しいよ”とでもいうようにしんなりしています。家のアジサイにはたっぷりお水を与えています。嬉しそうに元気よく花を咲かせてくれています。小学三年生の女の子との初めての勉強が始まりました。お互いに緊張しての30分でした。英語のテキストに今はCDがついていて、とても便利になっています。直ぐ同じように発音できるのは素直な心があるからでしょうか。今は、ALTの先生がアメリカから来てくれて、月に一度は本物の英語を聞くことができるというのです。一気に何もかもは無理なので、まずは聞くことに慣れるようにと考えています。
6月26日
30度を超す暑さです。また、来週からは雨が続くという予報ですが、今年の梅雨はとても激しいですね。一日でひと月分の雨というのですから熱帯地方のようになってきているようですね。
主人のこと、ご心配をおかけしていますが、リハビリには今日も出かけて行きました。加齢によるものと、使いすぎが重なってのことだと思われます。杖の力を借りて、歩くことができていますから感謝です。診療所できつめの痛み止めの薬を頂いてきました。それを服用しながら、ゆっくりゆっくり杖を使いながら歩いています。
渇かざる命の泉湧きにけり。
揃ひたる淡竹タケノコ送りけり。
止まるのはわづかの間なり山の蟻。
一筋に向かひて来る蛍かな。
玄関の敷石洗ひ夕立す。 馬場路哉
まだ山添村では蛍を見ることができます。田んぼの近くや、井戸水が湧き出るところにほのかな明かりをともしてくれています。静寂なひとときです。
7月5日
こちらは久しぶりに傘を持たずに夕の散歩を終えることができました。ほっとしています。その夕の散歩の折、ねじ花(もじずりそう)が一本ピンクの花を咲かせていました。主人に言わせると夏本番に咲く花だそうです。どんよりした空のもととても愛らしく、小さな花をいっぱい咲かせて元気をもらいました。
主人の足はきつい痛みどめのおかげで少し、和らいできているといっています。でもまだまだ無理はできないのでしばらくは私一人で犬たちとの散歩が続きそうです。
7月12日
朝からの蒸し暑さで汗が噴き出てきます。高温多湿、まさに熱帯地方に暮らしているようなこの頃です。クーラーを掛けようかと迷いましたが朝からはもったいない気がして、窓という窓を開け放して何とかしのぎました。庭の朝顔がいつもならもう蕾を付けるころなのに葉っぱだけが大きくなって一つの蕾も見当たりません。これも異常気象の影響でしょうか。
午後から激しい雨という予報でしたので、洗濯物を午前中に仕舞い込みました。今のところあまり雨は降らずに蒸し暑さだけが残っています。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」