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世田谷通信(169)
猫草
通信制大学で資格を取ることについて書いてみようと思う。私が取りたい資格の場合、必要単位は5教科10単位。自宅でパソコンに向かうだけである。大勢の若い人が居る大学に通う気力もない自分には大きな魅力である。とは言えそんなに簡単でもないなあというのが実感だ。
まず送られてきた分厚いテキストを読んで自分で勉強する。その後2000字のレポート課題をweb上で書いて送信する。手書き郵送でもいい。インターネット上の情報を丸写しするのを避けるためにコピーやペースト機能は一切使えない。不便だが仕方ない。1~2週間程度で採点されるが、2ヶ月も返事がないこともある。待たされると不安は募る。合格すれば良し、再提出ならまた2000字のレポート提出である。1度で合格する科目もあったが、再提出3回の教科もあった。不備を修正し、指示通りに再提出しても、次は全然違う点を指摘されて再々提出となった。がっかりしつつ、さらに2000字のレポートを書く。顔の見えない採点者から何を求められているのか分からず、手探りで書く。相談できる仲間もいない。このままずっと合格しなかったらどうしよう、と孤独で心が折れそうになる。
そんなこんなで、ようやくレポート課題が合格すると最終試験になる。会場受験か、自宅受験が選べる。会場は全国10カ所。会場受験には最終試験問題集を持参する。事前に試験問題が分かっているなら楽勝だろうって?そんなに甘くない。問題集への書き込み一切不可。一文字でも書いてあったら試験終了、2ヶ月は試験が受けられない。1科目に数十個の試験問題が提示されていて、問題番号は当日発表。つまり科目×数十個×1000文字程度の回答を準備し暗記していく必要があるわけだ。web受験の場合、試験問題は当日画面上で表示される。何を参照しても良いが全範囲をきっちり勉強しておくことになる。
悩んだ末、web受験を選んだ。往復の移動時間が面倒だったのだ。当日試験時間にパソコンに向かい、ログインして緊張しながら待つ。試験開始、問題が表示され、回答作成画面にひたすら回答を書き込む。終了時間までに送信ボタンを押せばよい。最終試験はほぼ毎月実施され、不合格なら再受験できる。今のところ4科目受験して合格、残すはあと1科目。
通信教育もなかなか厳しい。内容も大学に通うのと同等かそれ以上に勉強している。さてあともうちょっと。もう一度テキストを復習するとしよう。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」