[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
その愛のゆえに
=時々の記=
(139)
9月16日
台風の影響を受けて朝から冷たい雨が降りしきっています。しかも気温が低く最高気温が19度です。一気に10月の気候になり、あわてています。暖かいストーブが欲しいようなそんな寒さです。
わたしとの勉強を始めて以来、一度も休むことなく頑張って来てくれています。時には勉強のこと以外の話に盛り上がってしまうことがあります。それでも続けて学ぶ姿勢があればゆっくりでも少しずつ前へ進みます。今はもう、ワードのつづりを書く練習に入っています。英語が楽しい、といってくれるととてもうれしくなります。なんでも、まず最初は好きになることが大切ですから。
駆け足で秋がやってくるとは思いもしませんでした。秋の果物がお店で並ぶようになりました。食事の準備でガス台の前に立つのが少しは楽になりました。久しぶりに圧力鍋を使って温かい夕食の準備をいたしました。
9月21日
暑くなりましたがやはり吹く風は秋の気配を感じさせてくれます。台風の被害ではありませんが、落ち葉が庭に一面です。落ち葉掃きを手伝いましたがなかなか不慣れで、きれいに片づけられません。私はこの落ち葉があまり気にならないのですから、鈍感なのでしょうか。主人は落ち葉が気になるといっては几帳面に箒で掃きそろえています。犬たちは、秋になって少しはほっとしているようです。でも年齢が人間でいえば90歳を超えているというのですから、一日、一日、生きていてくれているのがとてもうれしく、また毎日、お別れの挨拶をして休みます。二匹のうち一匹は私の足元で毎晩寝ています。私から離れるとさびしいといって大きな声で鳴きますので皆の睡眠不足につながるといけないからです。一緒にいると、安心するのか、朝、4時までは静かにしています。この子たちとの残り少ない日々を大切にしたい今年の秋です。鹿の子供の鳴き声が裏山から疳高く聞こえてきます。
最近、Eテレで料理番組をよく見ます。マンネリ化している我が家の食事のレパートリーを少しでも変化させたく感じたからです。ただ見るだけで、台所に立つと、いつもの定番のメニューになっていますが、ちょっとしたところ、盛り付けとか、味付けに変化をもたらせるように努力しています。食事作りにかける時間がとても多くなってきています。手がのろくなっているせいでしょう。それと、できるだけ、我が家での手作りに重きを置いています。皆が喜んで食べてくれるのを楽しみにしながらで、その影響でしょうか。指がとても太くなってきました。今まで入っていた、結婚指輪が入りません。普段からあまり、そのようなものを身に着けなくなっていますので、苦にはなりません。少しでも手先を使って心のこもった食事つくりに精を出すこの頃です。我が家ではまさに“食欲の秋”です。
過疎の村キョウチクトウの艶掲ぐ。
星月夜、星の王子の物語。
あばら家に響き返りぬ、轡虫。(くつわむし)
トタン屋根、不意に響かす木の実かな。(どんぐりのこと) 馬場路哉
どんぐりがいっぱい前の道に転がっています。気を付けて歩かないと、木の実で滑ってしまいます。自然ゆたかな山添村での秋の一日です。
9月30日
朝は18度と少し、肌寒ささえ感じましたが、日中は気持ちよく晴れわたりました。久しぶりに横浜の姉と話し合いました。電話でですが・・・。今までの人生を振りかえって、神様のお守りとお導きによって生かされて来たことを感謝していました。姉は何でも一人で突き進んでいけるタイプでしたので、父も母も、ほとんど助けてくれなかったと言っておりました。それでも何とか今まで支えられてきていることに不思議な導きを感じるというのです。母から送ってもらったのは布団袋一つだけだったというのです。後はすべて自分で賄わなければならず、倹約のそのものであったけれど、感謝の人生だったといっておりました。
姉は横浜のミッションスクールで、教鞭をとりました。その時も一人で、横浜教会の方たちを頼ってお部屋を探していただき、勤め上げることができたことに心から感謝しているとのことでした。姉の連れ合いは転勤族でしたので、いつでも転勤命令が出たら引っ越しができるように準備し、最小限度の日用品で我慢していたとのことです。私は一度も姉のところへ出かけたことはありません。きっとこれからも横浜まではいけないことでしょう。でも二人で明るく天国で会えるはずだねといって電話を切りました。残り少ない人生ですが信仰を全うしたいものです。
讃美歌を歌ふ夫人や秋深む。
永遠の生命説かれぬ台風裡。
難病の肺炎と聞き身に染みる。
爽やかな目覚めを神に感謝しぬ。
薄絹に似て広ごりぬ秋の雲。 馬場路哉
10月3日
長村さんの足首の痛みが激しいようですね。お祈りしています。屋根裏に断熱材を貼っていただくことになりました。大工さんに天井の中をのぞいていただいたら、それは大変なことになっていました。スズメ蜂の大きな巣が二個もあったというのです。蜂はいなかったようでホッとしています。よく見ると、ムササビが散々暴れており、裏の杉の木の葉をいっぱい屋根裏に運び、遊んでいたようです。その上には電気の線がありますが、それをかみちぎって漏電寸前だったのです。今日は電器屋さんにも来ていただいて、屋根裏に入っていただいて、三か所も噛み切ってある電線を修理していただきました。火事になる前でよかったですね、といっていただいて、こちらも胸をなでおろしました。
みなさん、汗をたらたら流されての作業でした。屋根裏は空気の入るところがなくとても埃っぽく大変だったと申し訳なく思っています。でも早く気が付いてくださって感謝しています。古い家はやはりこうした点検が必要なのですね。私たち人間と同様、定期検診が必要なことを思い知りました。このようなことがなければ、いつまでたっても不衛生なままでしたから。
日輪と対話するかの曼珠沙華。
朝顔の種もつツルのすがたかな。
杖を手に恩師、集はれ暮れの秋。
菊の花熱心な声よみがえる。 馬場路哉
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」