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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 その愛のゆえに

   =時々の記=

    (140)

 10月23日

 昨日は丸一日、激しい雨に見舞われ、夜はもっと激しく降り続きました。避難勧告が出ていましたが家で待機。怖くて、何度も目が覚めました。山添村の各地で土砂災害が起こりました。中峰山では五ケ所山崩れが起きて、通行止めです。主人は何度も呼び出されて一日中、出かけていました。

今日一日は小学校もお休みのようでした。すぐに道路が復旧するとは思いませんので、しばらく、みなさんが不便な生活となります。先ほどからは断水です。水道の栓が土砂で埋まってしまったのかもしれません。冷蔵庫に入れてある非常時の飲み水を少しずつ大切にして使っています。このようなちょっとしたことでも、パニックを起こしてしまいそうになる愚かな者です。

リハビリに耐へむと眺む秋の空。

ラジオよりキリストを聞く白露の日。(キリストへの時間を聞いて。)

灯火親し英文学に取り組める。

秋灯や師ガリ版を切りにける。

山峡に忍ぶ暮らしや天高し。    馬場路哉

10月26日

  10月に入って最も秋らしい今日、ジャーナル11月号が届けられました。

このように早く届けていただいたヤマト便さんに感謝します。「今月のことば」で、大切な三つのことを導いていただき、どのようなときにも、唯一の知恵深き神様にイエス・キリストによって、栄光が永遠より永遠にありますように。アーメン。このことを心に抱いて、一日一日歩んでまいりたいものです。

 「美しい朝に」さんへ

共に過ごした愛ちゃんを天国へ送られて、どんなに悲しく、辛いことでしょう。それなのに、今月も多くの方を励ますために大切なご自分のことをしたためてくださって感謝いたします。愛ちゃんの様にとても優しい飼い主にかわいがってもらい、静かに眠るように天国へ旅立ったなんて、なんと幸せな愛ちゃんでしょう。私は今までに三匹の愛犬を天国へ送りました。どの犬も最後はとても苦しみました。ですから愛ちゃんの様に静かに安らかに天国へ旅立っていかれるのはとても珍しいことだと思うのです。きっと飼い主さんに全幅の信頼を持って、毎日過ごしていたのでしょう。しあわせ者の愛ちゃんですね。我が家の残っている愛犬たちも愛ちゃんの様に平安に天国へ旅立って行ってくれることを毎日祈っているのです。苦しんでいる姿はもう、見たくありませんから。

11月には、また主人の三重大病院行きの日がやってきます。

11月2日

 今日の朝の冷え込みは12月を思わせるものでした。昼散歩をしていると、月ヶ瀬時代の生徒が、“こんにちは、お変わりありませんか”と明るく挨拶してくれました。電気料金の検針にまわっているとのこと。女の子ですのに、バイクに乗って村中を回っているというのです。担任をしたこともないのに、覚えてくれて挨拶を交わすことができて、何だか、とてもうれしい一日でした。

 明日は、また山添村全村の文化祭と、食べ物店が催されます。小さな村ですが、みんなで力を合わせる団結力はすごいものがあります。

名古屋ではそのような催しはもうなくなっているのでしょうね。小さな村の小さな秋祭りに村の人たちは心躍らせているようです。私たちは、家で静かに過ごします。11月に入ると、急に夕暮れが早くなってきます。とても寂しい月ですね。私が生まれたのがこのようなさびしい月だったのかとしみじみと思いを巡らせています。いつも私の誕生日には父と母からのどちらかから、本を贈ってもらいました。一番最後に母からプレゼントされた本は水野源三さんの詩集でした。同じ信州の生まれの源三さんのことを母はとても共感を覚えたのでしょう。その詩集をまた今年も取り出して、源三さんの素晴らしい詩集に心洗われるのです。

11月4日

 今日、綾ちゃんと一時間ほど、英語の勉強をしている間に金城の同級生から留守電が入っていました。さっそく、折り返し電話をいたしました。同窓生の近況を知らせてくれました。元気だった友が腎臓から肺へ転移し、今は脊髄までに広がって手術ができる状態ではないことを教えてくれました。病に侵されている友は、上野緑ヶ丘教会まで高校時代にクリスマス礼拝に来てくれたのです。その後、受洗に至ったと聞いています。関西に転勤になられ、奈良で会おうということになって高校を出てから25年振りに近鉄奈良駅で出会い、しばらく、お昼ご飯を共にしてお互いにまた元気で再開できる日を約束いたしました。

それ以来、ぷつんと途絶えたお交わり。忙しいのだろうと、思い込んでいましたら、いま杖を持たずには歩行ができないというのです。もう、そのような友が増え始めています。私も、目が悪くなっていると伝えたら、早く検査を受けるようにと厳しく言われました。お互いにとても心細い毎日を送っているのがよくわかりました。秋の夕暮今日は一層寂しさが増しています。友が癒されることを信じて祈っています。

11月10日

 今朝も0度という寒さでした。でも午後からは気持ちよく晴れて、秋らしい一日となりました。「美しい朝に」さんの折り紙、お忙しい中とても繊細に作られてある素敵な折り紙をお送りいただいて心から感謝いたします。さっそく、部屋の壁に飾ろうと考えています。あまりの美しい作品の出来栄えに感動しております。「美しい朝に」さんはとても器用でいらっしゃるのですね。感激しています。創意工夫されてこのような見事な作品が仕上がるなんて。有難うございました。

 いつものように八朔が黄緑色になってきました。しかも今年はとても大きく立派なのです。八朔の木を眺めているだけで、楽しくなってきます。またあの酸っぱい八朔を口にすることができるのでしょうか。そちらにばかり目をやっていると、ふと目の前の椿の花が大きな蕾を付けているのに気が付かなくて、あれ、今年は早く蕾が大きくなっているように思われて仕方ありません。椿は、梅が咲き終わったころに咲き始めるのですから。何だか、季節が異常なのかもしれませんが、庭の木がどんどん先取りしているのです。それを見ているとこちらまで面喰ってしまいます。

  馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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