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その愛のゆえに
=時々の記=
(141)
11月15日
主人がクリスマスカードを購入してきましたが、まだ、書く気持ちになれません。
きっと犬たちとの生活があまりにも大変なので、気持ちが前を向かないのだと思います。28日には、また三重大学病院まで検査です。一人で行くといってくれていますので、そうしてもらう予定です。大病を患いながらも周りへの気遣いを忘れない主人です。
秋雨の止みし朝やトユ掃除。
雨に朱を極めてをりぬ冬薔薇。
一谷を制し、でこぼこ葛茂る。
秋雨の続きてノアの舟思ふ。
台風の雨の弱りて教会へ。 馬場路哉
今週末、主人はこの村の中学校時代の同窓会だそうです。毎日、顔を見合わせている友がほとんどなのに、同窓会を開くというのです。現職時代に、友達を頼って営業成績を上げさせてもらったことを思い出しては、一人一人にお礼を言わなければと気を使っています。ゆっくり楽しむというよりは、地元で仕事をさせてもらったので、このような時にはずいぶん気遣いが必要なのだそうです。
11月19日
庭では春先に咲く、水仙が蕾を付けています。同じように椿も大きな蕾を付けて今にも花を咲かせようとしています。とても変わった庭の木々たちの様子です。
昨日、ゴダート先生にクリスマスカードを送ることができました。今年はもう、先生のお年のことを考えると、お手紙を出さない方がよいのではと随分迷いましたが、「日本伝道百年史」を読み、多くの南長老派の宣教師の先生が日本伝道のために犠牲を払って捧げてくださったかと、胸がいっぱいになるのです。その中のお一人がゴダート先生です。岐阜から、上野緑ヶ丘教会まで、毎年夏に伝道に来てくださいました。たくさんの英語の讃美歌を教えてくださり、また聖書物語をフランネルグラフを使って流ちょうな日本語でお話ししてくださいました。そして、私が最後に先生とご一緒したのは、金城学院のスマイス寮でのクリスマス礼拝でした。先生との沢山の思い出を感謝をこめて何とか書くことができました。
11月28日
今日も一日穏やかでした。朝、8時前に三重大学病院まで主人は一人で出かけました。9時半の検査診察の予定でしたので、午後一時過ぎには帰ってくることと祈って待っていました。無事に3時過ぎに帰ってきました。若い先生に主治医が変わり、待つことなんと2時間半。とても長く感じたと言っていましたが、レントゲンだけの検査ですが、異常なしで帰らせていただきました。主人の帰りが予定より遅くなるにつれ、不安がよぎります。入院ということになって、その手続きで遅くなっているのだろうか。とか。
ふと見れば、散りつくしたる木の葉かな。
谷広く孤高と仰ぐ後の月。
山茶花に通へる虫に夕日差し。
この山の裾ゆたかなりハゼ紅葉。
伊勢までの連なり床し秋の山。 馬場路哉
12月7日
雪が降る予報が出ていましたが今のところ、雨です。ほっとしています。「キリストへの時間会報」69号が届けられました。
1952年の始まったラジオ伝道が、65年たった今も続けて電波が流れていることは神様のお導きと恵みと祝福によるものと心から感謝いたします。
その尊いご奉仕に携わってくださって、教会へ集えなくなった高齢者、病の中にある方に、毎週、日曜日のラジオ放送での御言葉と、讃美歌を聞く機会をどんなにか心待ちにしていることでしょう。ラジオから流れる御言葉はとても強く私個人にも語りかけられるのです。台所の片隅にラジオを置いて、時にはメモを取りながら、真剣に聞いています。ご一緒に大きな声で賛美し、教会の礼拝に集えなくても力が与えられるのです。信徒の交わりが無いのは、とても寂しいことではありますが、言い換えれば、そのようなことがないからこそとても集中できる時であることは事実です。
このラジオ伝道が許される限り続けられますようにとお祈りしています。
泥流や“三浦綾子”は冬を書く。
新蕎麦や戸隠山の麓なる。
初霧のチェーンのトユを伝ひけり。
学び舎の銀杏黄葉に朝日差す。
黄落や粛々として教会へ。 馬場路哉
12月12日
とても厳しい寒気が上空にやってきているようです。歯科医に定期検査に行ってまいりました。きれいに磨けていますね・・・と褒めていただき、こちらは調子に乗って、医院の室温の程よい居心地の良さを感じました。我が家に帰って室内の気温を見るとなんと4度しかありません。わたしには寒すぎます。さっそくストーブとエアコンをつけて何とか7度まで上がりました。いくら暖房をつけても、古い家ですから隙間風があちこちから入ってきます。健康には良いのかもしれませんが、この冬の寒さには参ってしまいそうです。
午後からは隙間のあるところに段ボールを重ねたり、ベニヤ板で囲んだりと工夫しました。少し気のせいか、ほっこりしました。室温も上がりましたが、それでも駄目ならば毛布をカーテンの様に窓際にひっかけようかなと考えています。毎晩お布団の中から顔を出すことが出来ません。寒くて目が覚めてしまうからです。幼いころの信州での冬を思い出しています。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」