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その愛のゆえに
=時々の記=
(142)
12月18日
厳しい寒さが続いていますが、不思議ですね。体がこの寒さに慣れてきたように感じます。今朝は一番の冷え込みでしたのに、うっかりして、ソックスを一枚少なめにしてしまいました。何だか足元がスースー冷たい風が通り過ぎるなと思っていましたら、履き忘れていたのです。三枚ソックスを重ねて履いていますので、昼前までそのまますごすことができました。厳しい寒さにも少し慣れてきたようです。人間の体には順応する力があるのだと改めて感じました。
今日、一通の手紙が私宛に届きました。それは元郵便局におられた方からでした。その方から私にお礼の言葉がつづってありました。“奥さんには、もっとも苦しんでいた時に力になってくださって心から感謝しています”との文面でした。
私はそれほどのことはした覚えがありませんが、一度だけ、保険の契約ができずに大変困っていると言って来られたことがありました。それがとてもうれしかったというのです。とても困っているときにほんの少しだけの支えが心に残っているというのです。そういうものなのか、と恐縮してしまいました。
寒き日の陽炎(かぎろい)殊に強きこと。
まれなこと、越境したる伊賀の霧
秋嶺の多羅尾越えなば京近し。
野葡萄の日を浴びている夕散歩
谷広く澄みわたりたる後の月。 馬場路哉
主人は今はもっぱら書道の練習です。教会の来年度の聖句を書くことになったからです。筆を握ったのは中学以来だというのですから大変なことです。1月28日まででよいですよと牧師先生から言われましたが、本人は毎日30分ほどかけて猛練習です。適当にすることが出来ない主人の性格が出ています。
12月21日
朝起きると、何時もよりも冷え込んでいるのがよくわかりました。お隣の村ではマイナス6度。ここ山添村はマイナス5度でした。車の窓は真っ白になって凍っています。雪は降っていませんが霜柱で土手や畑が真っ白でした。この寒さでまたお年寄りが早朝に救急車で搬送されていました。犬たちもずいぶん弱ってきました。食欲が出てこないのか、口をつぐんだままです。食欲がなくなると、こちらの方ががくんと落ち込んでしまいます。
この厳しい寒さを乗り越えられますように。クリスマスを迎えることが出来ますようにと、お祈りしています。
1月2日
今まで使っていたパソコンがトラブル続きで、新しいものを購入することにいたしました。長年地域の電気屋さんに何でもお世話になっておりますので、お願いすることにいたしましたが、ここ山添村は田舎でして、量販店は遠く、これからのことを考えて注文いたしましたが20日以上かかるそうで、今までメール文が「その愛のゆえに」になりましたが、今回は手書きを「編集子」さんにお願いいたしました。
今日は、とてもびっくりするうれしいことがありました。「ジャーナル」を愛読くださっている福島県の方が伊賀上野まできてくださっているとのこと。伊賀上野は今は「忍者の里」などで有名になり外国人も多く訪れるところになりましたが、ここ上野は、俳人松尾芭蕉の生誕の地で多くの方が来られていて、その方もそのようでして、手土産に和菓子を持ってきましたので教会に届けておきます、とのことでした。教会で家の電話番号を聞き、電話までくださったのです。本当に大感激でした。「ジャーナル」がこのような恵みをくださいました。
伊賀閑(しず)か白茅(つがや)床しく枯れにけり。
夕陽の光留まる枯芭。
風荒ぶ伊賀の村なる枇杷の花。
故郷の温もり覚ゆ紅葉かな。 馬場路哉
1月11日
年末年始は駅伝大会が多く、楽しみにしていましたが、思い出す方がおられます。H牧師先生のお母様のことです。本当にお好きでした。私たちには優しく接してくださいましたが、内に秘めた強いものをお持ちでした。95歳で召されるまで駅伝で走り切った若者たちのように、天国への道を、信仰の道を走り抜かれたお姿です。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」