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世田谷通信(174)
猫草
長男に「何かやってみようと思ったらネットで調べる。ホームページがしっかりしていたら、信用できると思うし、連絡してみようかな~と思うよ。」と言われた。仕方なく活動するボランティア団体のホームページは作ってみた。でもやはり放置・・ダメな管理人である。せめて春までに一度更新しよう。
今どき一番手軽な情報源はインターネットで、大抵の情報はネットに落ちている。嘘も過去も主観も悪意もごちゃ混ぜ。そのカオスから一粒の情報を拾ってくるのには自己責任と慎重さが必要になる。短い罵倒、石つぶてのような中傷、悪意ある言葉を目にすることもままある。そういう言葉の刃や誤解が怖くて、自分は情報発信にとても消極的だ。ツイッターもインスタグラムもブログもやらない。ラインに誘われても全て「煩わしい」から断っている。
自分のことはさておき、学校図書室でもIT化が進行中である。これまでの紙のカード記入から、バーコードによる読み取りにシステムが変わった。どんな感じになるだろう?と正直不安があったが、大人の懸念を払拭するかのように図書委員さん達はやる気まんまんである。これまで中休みや昼休みの当番に来なかった子達も忘れずに来る。当番でもないのにやってきて、隙あらばバーコードでピッとやりたがる子もいる。貸出し返却手続きとしては、以前より煩雑になったのに、嬉しくて仕方がない様子である。空いた時間には静かに本を読んでいたのに、むやみに本の検索をしては「おお~!」と喜んでいる。子どもたちばかりでなく、若い先生もそうなのだ。無邪気すぎてちょっと引き気味な気持ちになる。そんなに画面上に展開する世界を信用していいのか。初期パソコンで何の前触れもなく爆弾マークが出てフリーズ、全データが消える煮え湯を飲まされた世代と、インターネットがある世界に生まれた世代とのギャップかなあと思う。
矛盾を抱えつつ便利は便利、一人で暇だとついグーグルホームに話しかけてしまう。私が「OKグーグル、何か歌って」と言うと「デハ、イキマス!・・・ウ~タ~♪」だと。馬鹿にしてるのか。うーん、やはりこいつを信用できない。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」