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『世田谷通信』(178)
猫草
買い換えや補修が続く。それはこれまでの生活を見直すきっかけでもある。背より高い両開きで大型冷蔵庫は、目線の高さぐらいの中型に。子どもの成長期を過ぎれば、もうそんなに食べない。買い置きも作り置きもしないのだ。最初はたくさん買ってしまい「入らない・・」と不安に思ったが、今は中身が一度に見渡せる量だけ買うようになった。
古くなったガスレンジは安全性重視のクッキングヒーターに。最初はほんとに加熱されてる?と違和感があったが、消し忘れの心配が無いのがありがたい。料理は炒める煮る揚げる焼く・・とガス同様にできる。焦げつかないし、汚れない。焼き魚の仕上がりなどふっくらしてガスより良い。
10年を過ぎた家も補修の時期なのだろう、最近やたらと外壁業者がピンポーンと売り込みにくる。プロには「そろそろ塗り替え」と見えるらしい。家の周りを点検すると外壁に小さなクラック、モルタルが欠けているのに気がつく。早速ホームセンターで補修モルタルを買ってきて、コーキングガンとヘラで穴を埋める。応急処置だが1kgのモルタルがすぐになくなった。確かにそろそろなんだろうね。
服も2パターンぐらいを着回しているだけなので、着ない服を処分する。ちょっとしたディテールでも、着ない理由があるのだ。小さく切って雑巾にする。
また数年したらさらに見直しが必要なんだろうな、身に余るものを整理して、身の丈にあったスペックへと。最終的に自分のものはトランク1個ぐらいに収まればいいなあと思ったりする。
ふと裏庭をみるとキンモクセイがお隣の壁まで枝を伸ばしている。これはいかんと剪定し、ついでにエゴノキやハナミズキも伐る。調子にのって伐っていたら地面は枝と葉っぱで覆われ歩くスペースすらない。しばらく途方に暮れるが、どうにか運んで30㎝に切りそろえて束ねる。1回3束までは燃えるゴミに出せる。全部ゴミ出しできるまで相当かかりそうだ。植物の生長はまだまだ旺盛。10年20年で衰えを感じる人間や人工物に比べると、植物は生きるスパンが長いんだなあと感心しきり。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」