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小閑記
勝利を得る者を、わたしの神の聖所における柱にしよう。彼は二度と外へ出ることはない。
~黙示録3:12~
「柱」という一文字には、人それぞれに重みをもち、その時々に意味を持つ言葉と言えます。
言うまでもなく、「柱」というものは、支えであり、力であります。「柱」は家をまとめ、強くします。大建築物には「大黒柱」があり、また装飾のためにも用いられます。
この10月号のみ言葉では、単なる建物や生き方にかかわることではありません。神様からの「恵み・恩寵」とも言えるお言葉のことです。イエス様は、勝利を得る者を、「わたしの神の聖所における柱にしよう」と言われます。これは単に、勝利を得る者が神と共にいる家で、上席を得るということばかりでなく、現在、ここで、地上の神の宮で、勝利を得るキリスト者は、「柱」となることを許されるという、深い恵みのお言葉・約束です。
神の民は、聖書によりますと「神の宮」であります。「あなたがたは神の宮であって、神のみ霊が自分のうちに宿っていることを知らないのですか」。と言われているのです。
神の宮が支える力を必要とする場があるとすれば、それはこの地上であります。わたしたちの中の神の家が完全に立っているためには、勝利を得るキリスト者によって支えられなければならないのです。
わたしたちの中に、そういう方がおられるのです。それは「あなた」です。人それぞれの信仰の歩みがあります。人は、わたしはだめだ、信仰心が弱い、と言われる方がおられます。しかし、本当にそうでしょうか。信仰の歩みの中で、神を愛し、讃美しない信仰者はいるでしょうか。「主の祈り」を口にしない人はいるでしょうか。
信仰者の歩みは、その生涯を通して、祈りと隣人への愛ととりなしの祈りを捧げてきた歩みなのです。人からは何の報酬もなく、時には敵意に満ちた非難も受けるでしょう。それでも、祈らされ、祈らずにおれないのが「信仰者」なのです。
それは、神から賜った「柱」の感謝のしるしだからです。「神の国」は、こうして受け継がれて来たのです。そうして後に来る人へと受け継がれていくのです。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」