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今月のことば
しかし、神に近くあることはわたしによいことである。
わたしは主なる神をわが避け所として、あなたのもろもろのみわざを宣べ伝えるであろう。
~詩篇73:28~
人間の心の中には、いくつかの特徴があると言われています。その一つに、神に近づくことを恐れることです。何事でも、神と顔を合わせることは、心の中に何か後ろめたさと、不安と、重苦しい思いを作り出すからだそうです。それは、都合の悪い私たちにとって、自由で幸福であるためには、神が遠くの存在であってほしいという思いの表れです。
しかし、身勝手にも人は悩みや大きな出来事に遭遇するとき、初めて神の存在に心を馳せ、神が助けてくれるために近づくことを望みます。しかし、危険が去ると同時に、神の存在から心が離れてしまいます。このような私たちの奇妙さにありつつも、死後は神と仲良くやっていけるという妄想に生きています。そのような奇妙な偽りの妄想の中に、多くの人は生き、死んでいくのです。
神様から信仰が与えられ、歩むキリスト者には、今、現実に生かされている今の中に、神に近づき、共に歩ませてくださいという深い思い、願望があります。それは、神のみ言葉を通し、祈りにおいて、他のキリスト者との交わりにおいて、「神と共に」という思いに導かれ、感謝する特権を持つようにされているからです。この事実に勝る喜びはありません。
このもっとも素晴らしい思いは、キリストの十字架の意味を知り、信じ、受け入れることを決心するキリスト者に与えられる、恩寵です。このキリストを救い主として信じ生きる歩みこそ、唯一の「避け所」「真の避け所」となってくださるのです。
「けれどもわたしはつねにあなたとともにあり、あなたはわたしの右の手を保たれる。
あなたはさとしをもってわたしを導き、その後わたしを受けて栄光にあずからせられる」。 (詩篇73:23~24)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」