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『その愛のゆえに』
=時々の記=
(153)
11月15日
毎月一度の山添村の俳句界に主人は出かけました。ところが指導の先生を加えて6人だけだったというのです。どうもいろんな方に俳句を進めてもなかなか句会へまでは入ってくれないのでだんだん寂しくなってきたと嘆いていました。時代の流れというものなのでしょう。川柳の集いはもうすでに消滅していますから。
秋嶺の布引の紺見はるかす。
川向かう紅葉の山は屏風なす。
秋日和主は我が命賛美しぬ。
秋雨の上がると羊丘へ出ぬ。
ミレーの絵意気軒昂と麦をまく。 馬場路哉
どのような小さな集いでも、それを運営するにはお世話する方が必要になってきます。皆さん年を重ねてそのようなことが重荷となってきているのでしょう。
梅の枝がとても長く伸びているので、主人が散発をしました。すると今まで気が付かなかった烏瓜のみが朱色を帯びて、三つもなっていました。見ると、秋らしい美しく色ついて、真っ赤な秋の歌にあるように“真っ赤だな真っ赤だな烏瓜って真っ赤だな”という歌詞を思い出しました。
11月30日
明日から12月。イエス様のお生まれになった喜ばしい日を迎えようとしています。「今月のことば」にあるように、イエス様のお生まれになったことによって“誰でも真理につくものは私の言葉に耳を傾ける”とイエス様が言われた事実をしっかりと胸に刻んで歩んでまいりたいものです。
皆さんの声のコーナーは、とても身近ですね。このようにたくさんの方たちが「ジャーナル」を読んでくださっているのですね。とても感謝ですね。
山の空華やかな紺冬ぬくし。
花ススキ紅白なして入り混じる。
我とともに苦労されよと秋の果て。
谷間に良き窪地あれ冬の蝶。
信楽の山を隠しぬ伊賀の霧。 馬場路哉
12月4日
昨日までと同じ服装をしていると、動くだけで汗が出てきます。何度だろうと温度計を見ますと室内で19度もありました。庭を見渡すと、春先につぼみをつけるこぶしがたくさんつぼみをつけているのでびっくりです。椿はまもなく花を咲かせようとしています。
クリスマスツリーの頂星光る。
十字架の句をそらんずる青畝の忌。
狭庭にて灯りをるかの花八手。
明星の近く月あり、クリスマス。
道端の芭蕉早くも半ば裂け。 馬場路哉
12月12日
朝からは晴れたり、降ったりのややこしいお天気でした。洗濯物を入れたり出していますと雲行きはあまり良いようではありません。すると白い雪がちらちら舞い始めました。このような時には急な動作は控えるようにとラジオから流れてきました。特にここ山添村は急な斜面が多くてとても危険なので、しっかりしたすべり止めのついた長靴を履いての散歩です。
万両の鈴なりにしてやや傾ぐ。
山仕事、折々鳴きぬ冬の鳥。
賛美歌の声絞り出すクリスマス。
マンションにクリスマスリース並びを利。
冬夜明け銀色の雲流れ行く。 馬場路哉
主人は今日は上野までいって、上野の公園で二時間ほど歩いたというのです。
なぜ上野に行くかは、ここ山添では朝からゆっくり散歩しているととても目立つのでという理由です。誰も知らないところでの散歩は気楽なのでしょう。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」