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『その愛のゆえに』
=時々の記=
(158)
4月15日
桜は一斉に散り始め、その木の下を歩くと淡いピンクの花びらが敷き詰められています。その上を歩くのはもったいないような気がして、できるだけ花びらを踏まないようにして歩いています。桜の花びらへの配慮です。桜の木々からはもう新緑が芽を吹きだしています。若葉の季節へと移り変わろうとしています。
一年で最も良い季節なのですね。
愛犬のすべて死にたる春惜しむ。
伊賀富士というべき姿春霞。
争点の祈祷に行きぬ、受難週。
十字架をしかと仰ぎぬイースター。
存分に勉学したる朝寝かな。 馬場路哉
4月29日
4月も明日でおわりです。新しい元号の時代が始まります。テレビではどのチャンネルも平成の映像が何度も映し出されています。何度繰り返されても見入ってしまう私です。
こちらは寒さが続いています。この寒さの中にも、新緑の美しいこと。緑の鮮やかさに、はっとさせられる毎日です。
町の灯の点り初むなり春夕べ。
考える人春愁と闘府や。
桜の枝棒を上げられ歩き易。
曙の色の変はりし黄砂かな。
満開の色を失ふ桜かな。 馬場路哉
大型10連休が始まりましたが、ここ山添は静かなものです。皆さん混雑を警戒してか、家の近くで過ごしておられるようです。
5月1日
5月のスタートです。でも朝から一日小ぬか雨です。それに寒いです。鮮やかな緑よ、明るい緑よと歌われている5月なのですが、ぐずついています。今朝は村の落ち葉掃除がありました。皆さん高齢者ばかりですが、熱心にそうじをして、あっという間にきれいになりました。
雨音に安堵覚えて春眠す。
愛さるるツバメ腹の白きこと。
アジサイの芽の風船の如きかな。
山蟻は休み休みに走りけり。
国境峻嶮なりや山桜。 馬場路哉
5月10日
暑さを感じる一日です。予報では28度にまで上がるといわれています。大きな麦わら帽子を出してきました。小さな帽子では間に合わなくなりましたから。
大津の事故はとても悲惨です。幼い子供たちが歩道を歩いていて尊い命が奪われてしまうとは・・・。
この道をミヤマつつじの彩りぬ。
ちょと話す信徒同志や聖五月。
伊賀へ行く芽ぐむ林を抜けもして。
初蝶来生れしばかりの黄色もて
故郷は閑けき都忘れかな。 馬場路哉
鉢植えで購入してきたお花たちを庭に植え替えました。中でも都忘れは紫の小菊のような色を放って目を引きます。朝顔の種も蒔きました。
5月11日
家の中で23度ありますから、外はきっと26,7度あることでしょう。午後3時30分からの散歩はこれからは暑くなりそうです。日陰を探しながらぼちぼちと歩くことにいたします。
散り急ぐ花にひよ鳥あわただし。
かすかなる音なり夕の木の芽雨。
辻地蔵土手に座りぬシャガの花。 馬場路哉
昨夜も救急車が鳴り響きました。都会ではこのようなことは日常的なのでしょうが、田舎でこう頻繁に救急車が出動するのはとても珍しいことのように感じます。伊賀上野までだったら名阪国道を使うと15分で行けるのに、奈良までだと50分はかかります。皆さん、上野へ連れて行ってほしいと希望するのですが、奈良県に住んでいるということでなかなか上野の病院は受け入れてくれません。
行政の厳しさを感じます。
5月13日
今日は朝から蒸し暑いのです。お日様がぎらぎら照りだしてきたので、思い切って冬中働いてくれていた毛布を洗濯機で丸洗いしました。昔と違って今の毛布はウールではなく化繊なのですが暖かいのです。一日で乾きました。ほっこりとしています。
この暑さで昨日から蟻が台所の甘いものを目当てに歩きだして困っています。
かわいそうなのですが、蟻退治のお薬をひと吹きしました。
山添村ではお茶摘みが一斉に始まりました。と言っても今は機械で刈り取るようです。でも、この時ばかりは夜も眠ることができないとお茶農家さんは忙しいと訴えておられます。待ったなしの作業なのでとても大変だそうです。そのご苦労があっておいしいお茶をいただけるのですね。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」