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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  眸(ひとみ)・・101・・

 

☆ 専門学校に行っていた孫が実家に戻っていました。何だか疲れた顔には、希望に満ちた笑顔がありません。一度はあこがれる都会の生活は、孫の性格には合わないのでしょうか。今は犬の散歩や好きな本を読んで過ごしているようです。きっとまた何かを見つけてくれるだろうと思っています。焦ってほしくないです。その内に孫の運転で温泉に行きたいと思っています。 長野県 T・Mさん

 

☆ 母をみ国へ送って2年になろうとしています。母を亡くしてから心が折れてしまい、何もする気がなくなり、眠れず、内科の先生の処方で、眠剤を服用しての日々でしたが、先日、「ジャーナルさん」にメールした返信で、はっと気付きました。私の心と信仰に「感謝」はありませんでした。毎日何もすることがないとの愚痴メールでも、返信してくださいました。ふと鏡の中の自分の顔に驚きました。母の介護している時とは別人、化粧もしていませんでした。白髪頭です。メールの中に、おかあさんのところに毎日通っていた施設で、よくボランチィアでお掃除をしたいと書いていたのを思い出してくださり、また少しの時間でもボラでお掃除をさせてもらいたいとお願いしたら、ぜひ来てくださいと言われましたので、今は週3回まで行けるようになりました。身だしなみにも気を付け、髪も黒く染め、お弁当を作り、家でも主人の食事も考えられるようになれました。 眠剤も時々しか使っていません。感謝して、今の私をメールにしました。  大阪府  AAさん

 

☆ 梅雨の恵みをいただいた山々や山肌には、先人の汗と努力の棚田には夏の太陽が照り映えています。観光名所とか、日本の農家の原風景とかのきれいな言葉で紹介されてか、カメラ持参の観光バスで外国人も含めて大勢来るようになったのは、つい10数年前からでしょうか。村も観光収入を期待してトイレやバスの駐車場の整備、お店や食堂もできて、働く場が増えました。しかしこの棚田は、何世代もの人々の苦しさと貧しさの証が、あの小さい区切りの田んぼと石垣なのです。畑の少ない山地、災害と隣り合わせの不安は、そこに住む人の心の風景です。代々続いた貧しい農家の原風景でもあるのです。無口な年寄りの顔のしわや曲がった腰は、あの狭い道を毎日何度も何度も上り下りした姿でもあります。これも見えない棚田の原風景です。美しさはその手数の作品です。台風が心配になります。そうして後継者も今はいません。 愛媛県 T・Mさん

 

☆ 子供のころには、夕方になると川辺の木々には変幻自在に点滅する光の輪が出来ましたが、護岸工事の整備が進んでから、何時しか消えていました。忙しい日々、そのような虫たちの命の営みも忘れた日々でしたが、皆さんの努力の成果で、またあの切ない蛍の光が戻ってきました。短い生の営みを終えた蛍は、灯を残しながら、川の流れに遠くに消えて行きました。お疲れ様、そしてありがとうとつぶやいていました。ふと命の尊さを思いましたので、メールしました。 山口県 GYさん

  

☆ 昨年の大雨による氾濫の記憶が残っているというのにまた「厳重警戒」で、疲れてしまいます。畑も水田も道路も区別はつきません。かろうじて、道路標識で分かるくらいでして、雨がやみ水が引いてからのあの片付けの作業を考えると、気が重くなります。お祈りください。 岡山県 KJさん 

     

☆ 「つのぶえジャーナル」7月号を読んでいた主人が「ほっとひととき・・・」の東京都のYYさんの投稿を読んで、お仲間がいたと喜んでいます。高原野菜農家の私たちですが、季節によって出来過ぎて処分しなければならない時があってから、隣の県にある老人施設と話し合って、送料など私たちの負担で定期的に野菜を提供することにしています。出来過ぎて値段が安いと、トラクターで掘り起し畑の肥料?にするあの虚しさは、野菜農家には本当に虚しい気持ちになります。それで考えたのが、受け取ってくださる施設があって、今では数か所になりました。今は、メールの交換や時にお訪ねするほどになっています。・・・。 長野県 RKさん 

 

   網戸に「カマキリ」が一匹ついていました。私は興味が湧いて、インターネットで「カマキリの生態」を検索し、その生涯の姿に、驚嘆・驚愕しました。昆虫好きの子供たちの中でも人気者だそうですが、表現しがたい生き物のドラマに、不思議な感動を覚えました。メスがオスと交尾中に食べてしまう弱肉強食の世界のようにしか知らなかった「カマキリ」の命の連鎖に、忘れていた「命の連鎖」を知らされました。皆さんも一度お調べになっては如何でしょうか。 愛知県 OHさん

 

<身近な出来事を「眸」に投稿してください> 編集子

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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