忍者ブログ
2023年7月号  №193 号 通巻877号
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

 『その愛のゆえに』

   =時々の記=

    (162)

8月26日

1、2度低くなったので、虫たちは秋を感じたのでしょうか。昨晩から虫たちがにぎやかに鳴き始めました。私にわかるのはコオロギ、とクツワムシ、それにすいっちょんぐらいです。鈴虫は残念ながら聞くことはできません。鈴虫はとても大切に虫かごに入れて育てなければ声を出すまでは成長しないといわれています。最近ではコオロギも鳴き声が小さくなってきています。静かな田舎の夜を元気づけてくれています。

世田谷通信さんの課題図書に関してのコラムは多くの子どもたちが課題図書の話になるとうんざりしていたのを思い出しています。

主人はめまいがなかなか良くならずに困っています。それでもリハビリには出かけましたが、いつもよりも早い目に切り上げて帰ってきました。車の運転はとても危険に思いますので、これからは運転の下手な私が上野までいかなければなりません。

おしゃれなるカミキリムシに出会ひける。

崩れても続きピンクのバラ咲きぬ。

鈴鹿峰に育ちてをりぬ雲の峰。

電線にたむろしてをる帰燕かな。

ヒグラシや夜の明けぬるを喜びて。   馬場路哉

8月29日

 昨夜はとても激しい雨が降り続きました。恐ろしいほどの雨でした。今朝からも一日大雨という予報でしたので上野までいくのが心配でしたが、何とか二日目の検査に出かけることができました。

主人は13年前三重大学病院で心電図を調べていただいたときに、“あなたの心臓が弱いので、抗がん剤治療はできません”と言われたのを思い出したようで、先生にその旨を伝えていました。抗がん剤が効かない、がん患者のために三重大学の先生方からはその治療法にあたって何度も検討会をしてくださったというのです。手術と放射線治療でやってみましょうと。ところが腫瘍があまりにも大きすぎて骨をかなり削らないと取り除くことができなかったのです。その骨の代わりにチタンを埋めてもたせているのです。そんな体で13年も生かしていただいて、今は本当にただ最善を尽くして治療に励みますが、その裏では神様のみ旨にお任せしますという思いが私たちにはあります。これからの一日一日がとても貴重なものになると思って生きます。

8月30日

 今日から24時間測定の「ホルダー心電図検査」に入ります。明日、また上野まで行きます。こうしてきちんと診ていただいてできるだけのことをするという考え方は大切ですね。今日は行きだけ主人がゆっくりと運転してくれました。帰りは私の運転です。二人三脚で歩んでいます。

8月31日

 24時間の血圧測定が終わりました。体から検査器具を取り外してもらい、今夜はお風呂に入ることができます。4日間、上野まで車で無事に往復できてほっとしています。

休憩し動悸を鎮め登高す。

鍼灸師なる同級生の墓参り。

伊賀の村門に続ける青田かな。

時折にまぶしさを覚ゆ残暑かな。    馬場路哉

今度は9月13日です。その日に結果が出て、心臓や脳のMRIの結果についての説明があります。

9月2日

9月がスタートしました。残暑が厳しいです。

秋暑し目まいおぼゆることありぬ。

墓地の草刈りに一度の里帰り。

嬰児の畳で遊ぶ残暑かな。

夕方に崩れて行きぬ雲の嶺。

高らかに滝の響ける棚田かな。  

最近、夏の疲れが出始めてきました。

ヒグラシや夜明けの時を教えられ。

大いなる扇に似たる棕櫚茂る。

ぶら下がるホウの果実や風涼し。

石塔や捲くこととなる除草剤   馬場路哉

910

 お隣の90歳になる方と路でお話ししました。“暑いですね、まるで真夏ですね”“真夏以上やね”と返ってきました。秋らしくなるのは一体いつなのでしょう。萩の花も今日見ると疲れたように枯れていました。コスモスが秋風に揺れ始めると空気も澄んでくるのでしょうか。そのような日を待っています。

暑さ負け教会しばし休まむと。

ヒグラシも朝の空気も清澄に。

朝顔や淡きピンクの揃ひたる。

家の跡のうぜんの花伸びにけり。

電線に数多の帰燕止まりをる。  馬場路哉

主人は目まいが少し落ち着いてきたのか、13日の検査をキャンセルしました。

二つの検査もクリアしながら、最後の検査をやめてしまうとは、どういう心境なのでしょう。それなりに考えがあることでしょう。私は一切意見をしません。

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
カウンター
★ごあんない★
毎月第一日更新
お便り・ご感想はこちらへ
お便り・ご感想くださる方は下記のメールフォームか住所へお願いいたします。お便りは「つのぶえジャーナル」の管理人のみ閲覧になっています。*印は必須です。入力ください。
〒465-0065 名古屋市名東区梅森坂4-101-22-207
緑を大切に!
お気持ち一つで!
守ろう自然、育てよう支援の輪を!
書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

b997b4d0.jpg
 









「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
 a0528a6b.jpg









「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
4008bd9e.jpg
われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

0eb70a0b.jpg








さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

Copyright © [   つのぶえジャーナル ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]