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『美しい朝に』・・59・・
「朝の祈り 夜の祈り」
J・ベイリー著
新見 宏訳
朝
すべてのものの創り主なる主よ、あなたの創造の力から最初に光が生まれ、あなたはこの世の最初の朝をごらんになって、それをよしとされました。今、窓を通して射し込み、わたしを新しい日の生活へと呼び起こすこの光のゆえに、み名を賛美いたします。わたしのからだの中に脈うつ生命のゆえにみ名を賛美いたします。
わたしの出てゆく、かがやかしく美しい世界のゆえに、み名を賛美します。
地と海と空と、走る雲とうたう小鳥のゆえに、み名を賛美します。
わたしに与えて下さった、なすべき仕事のゆえに、み名を賛美します。
わたしに余暇を過ごすために与えて下さったすべてのもののゆえに、み名を賛美します。わたしの友のゆえに、み名を賛美します。
音楽と書物、よき伴侶とすべての清潔な楽しみのゆえに、み名を賛美します。
おお、ご自身のとこしえに慈愛にいます主よ、この朝のひかりがわたしにもたらす喜びと同じ喜びを持つことのできない人びとに、わたしがいつくしみの心をいただくことを得させてください。
いのちの鼓動の弱まってゆく人びと、陽光のふりそそぐ時間にも床に横たわらねばならない人びと、日の光からさえぎられた盲目の人びと、余暇のたのしみを味わうことのできない多忙な人びと、働く喜びを持たない失業者たち、愛するものを失って心傷つき、寂しい家庭にある人びと、これらのすべての人びとをあわれんでください。
おお、消えうすれゆくことなき光よ、この日の光がいま窓を通してこの部屋に流れる時に、わたしの心の窓をあなたに向かってひらき、わたしのいのちが、あなたの臨在の輝きに満たされるようにしてください。あなたのみ顔の輝きで、わたしのすみずみまで照らしてください。わたしのうちにある何ものも、この輝かしさをかげらせることがありませんように、人の光として生きられた主のみ霊よ、夕べになるまでわたしの心を支配してください。 アーメン
夜
とこしえにいます主よ、あなたは永遠の光のうちに住まわれます。この世の光のあせてゆく今、わたしはあなたの臨在の輝きをこい求めます。
あなたは疲れを知らないかたです。今、わたしの五体が重く、精神もおとろえはじめるとき、わたしのたましいをあなたにゆだねます。あなたはまどろむこともありません。今、眠ろうとして横たわる時、わたしの身をあなたの守りに委ねます。
あなたはとこしえに見守ってくださいます、今、力なく横たわる時、あなたの愛によりたのみます。
神よ、眠りにつく前に、きょう一日のわたしの行ないを、あなたの永遠の光に照らして省みたく存じます。わたしは、義務を怠ったことを、深い悔いとともに思い起こしています。わたした、無情な言葉を吐いたことを、悲しみとともに思い起こします。わたしは、卑しい思いをいだいたことをはずかしく思い起こしています。
神よ、これらの記憶を、わたしを救うためにお用いください。そして、永遠にこれらの記憶をぬぐい去ってください。わたしはきょう、この世界の美しさを、喜びとともに思い起こします。わたしはきょう、他の人びとが行った親切な行為を、楽しく思い起こします。わたしはきょう、わたしにさせてくださった仕仕事と、学ばせてくださった真理を、感謝とともに思い起こします。
神よ、これらの記憶を、わたしを謙遜にするためにお用いください。そして、永遠にこれらの記憶をわたしの魂に住まわせてください。
眠りにつく前に、しばらく、あなたがわたしの人生に与えてくださった愛情と友情とを喜ぶことをおゆるしください。わたしは、・・・と・・・とを親しく覚えおぼえてうれしく思います。かれらはわたしの知らない神秘のかなたに去りましたが、あなたの愛と守りのうちに必ずあると信じます。わたしはま・・・や・・・と今も友であることをうれしく思います。わたし自身の魂とともに、かれらの夜の闇の間お守りください。枕するところを持たない人びと、また横たわりながらも、苦痛や不安によって眠ることのできない人びと、すべてに、あなたのあわれみを、われらの主イエス・キリストのみ名によってこい求めます。 アーメン
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」