[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『その愛のゆえに』
=時々の記=
(166)
12月16日
今朝はマイナス2度まで下がりました。外のバケツは氷が張っていました。まさに真冬の寒さがやってきました。毛糸の帽子に毛糸の手袋、マフラーは二枚巻き付けて朝の散歩に出かけました。
年賀状も書き終えて今朝主人に郵便局までもっていってもらいました。一年に一度のご挨拶ですが、年を重ねるにつれて重荷になってきました。主人は郵便局に勤めていたので、あまり愚痴を言わずにと気持ちを入れ替えています。昨日も一人でクリスマスソングを賛美していました。
つかの間の冬の入日に見とれける。
朔風を侮るなかれ尾根の道。
初冬の雨模様なり桟を拭く。
冬立つやかぎろひ強き路を掃く。
朔風の谷より来る匂ひかな。 馬場路哉
12月30日
やっと雨が上がりましたが、今度は冷え込んできました。明日から北日本は大荒れの予報です。雪が降る元日になるとか。
干し柿の色しっくりと変わりけり。
冬薔薇咲かせ媼の元気なる。
山峡は今黄落の最中なる。
落ち葉掃き朝の日課となりにけり。 馬場路哉
ことしも残すところあと一日です。全能の神様に導かれての一年であったことに心から感謝するものです。
1月3日
樫と杉勇̪姿をなせり冬入日。
押しなべて神のみ旨ぞクリスマス。
帰国せし宣教師よりクリスマス。
伊賀盆地時雨るると見え雲移る。
テンポ良き女性の第九大晦日。 馬場路哉
大晦日、BSで第九を聴きました。珍しく女性の指揮者でした。とても歯切れがよかったように感じられました。
1月6日
寒の入りですね。例年に比べると雪ではなく、雨が降り出しそうです。裏庭の八朔の木がたくさんの実をつけています。
朔風の奥伊賀山へ向かふなり。
もがり笛古き軒端の辺りより。
眠る山送電線は海辺へと。
布引の山一字なす初景色。
山の端を離れて明し冬の月。 馬場路哉
明日からは冷たい雨になりそうです。
1月9日
昨日の嵐も収まりました。今日は春を告げる小さな水仙が白い花を咲かせていました。例年よりもひと月は早いように感じられます。散歩道ではもう椿の花が赤、ピンクの花を咲かせています。こうして春を迎える準備があちこちでなされているのを肌で感じ取っています。
ぱらぱらとパラパラと日あたりながら木の実落つ。
山囲む忍者の町は霧の湖。
つかの間の冬の入日に見とれける。
日当たりながら木の実ら靴。
山囲む忍者の町は霧の湖。 馬場路哉
1月10日
今朝、庭の梅の枝を見ると、なんと、小さなつぼみがたくさん芽を出しています。なんだか、もうすぐ花を咲かせてくれそうな気配です。このまま、温かさが進めば、今年は2月に梅の花が見られるかもしれません。そう考えるだけでうきうきしてくるのです。温かいっていうのは本当に感謝なことです。今夜からはまた寒さがやって来るとのこと。体調管理が必要ですね。
生けられて光を放つ寒椿。
高減の風凛として寒の入り。
鳥の巣を見る望遠や山眠る。
草少し引くを日課の老いの春。 馬場路哉
空き家増え呟けるかの冬の雨。
馬場暁美
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」