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「今月のことば」
あなたの若い日に、悪しき日の来る前に、あなたの造り主を覚えよ。
=伝道の書12:1=
青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。
「年を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。
=コへレトの言葉12:1=
世界の各国は新型コロナのウイルス対策に真剣に取り組んでいます。この病禍に日常の「当り前」が恵みであり、生きる術に何を求め、何を見失っていたかを、心に問う時、この試練に立ち向かうことができるのではないでしょうか。元気な若者がこの病禍の感染源と言われ、自己中心な快楽に時を過ごしている大人の世代の意識が問われています。
視点を変えてみましょう。この新型コロナウイルスは、2、3か月の緊急事態の対応で収束するものではないのです。一時的な収束であって撲滅ではないのです。菌は名前を変えてこれからも出現する「菌」なのです。人間が存在する限り「菌」も存在するのです。人間は多くの病を克服してきた歴史でもあります。その努力はこれからも続くでしょう。だからこそ、「支え合う心、励まし合う思い」が力になるのです。5年、10年、否、終末の喜びを迎える日まで、その思いが個々人に、社会が求められているなら、向き合おうではありませんか。
冒頭の聖句は、初めて教会に行き聖書を開き、旧約聖書の創世記から読み進み始めて知る神様からの問いかけとして、多くの人の心に残るみ言葉と言えましょう。それは、若者だけでなく、人それぞれが、「今」を「若い日」に置き換える時、何が与えられ、何を失い、何を探し、何を得たかを最もよく見ることができるのではないでしょうか。一日を終り、次の朝を迎える心の備えをさせるとしたら、幸いな時でしょう。
若い日の年月は美しいものです。それは希望と未来に夢を持たせるからです。未知への憧れ、不安という人生のステージに立ち向かう情熱に満ちています。しかしまた、責任と危険の時でもあります。であるからこそ、この「若い日・青春の日」に、すべての基礎が置かれているとも言えるのです。
若い日を一つの絵画で表すなら、春の朝、自然の最も美しいせせらぎ、雪は溶け緑豊かな山々、小鳥の声が喜びを歌っています。荒れた畑に肥料をまき、土を掘り起こして種を蒔き、成長の時を待つのです。
若い日は、私たち一人一人の人生の春です。その時を無駄にせず、生涯の方向を探り、良い日を待つ時なのです。
人生の夜明けは、若い日だけではないのです。齢を重ねた今、造り主を知るなら「若い日」なのです。
救い主よ。わが心のやさしき間に、主に捧げん。わが心を。
すべてのわが力を、とりて主のものとしたまえ。
主よ、われを取り、今、とりて、若さあふるる心を君のものとしたまえ。
われをなして、わが魂に、きよき愛を満たしたまえ。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」