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『その愛のゆえに』
=時々の記=
(172)
6月17日
梅雨時の晴れ間はとても貴重です。毎日何も考えずに洗濯物を干してしまいこんでいます。それがその日のうちに乾ききるというのはとても感謝なのです。どうしても乾燥機を頼ってしまうのですが、乾き方はやはりお日様の力で乾ききったのとは肌触りが違います。今年の梅雨は雨が降り出したらとても激しく降るとの予報です。山添では朝からその予報に備えてか、有線放送から避難指示の、備えて下さいの放送が大きな音で家中に鳴り響きました。
しもつけの夢見心地に咲き初むる。
笹ユリは幻となり山荒れる。
梅雨入り哉大きなカメが道に出ぬ。
朝ツバメ一心不乱にまず鳴きぬ。 馬塲路哉
7月号のご準備で御忙しくされていることでしょう。無事に皆さんのところへ発送できますように、お祈りしています。
6月21日
梅雨の中休みというのに、吹く風はとてもすがすがしく感じられました。県を超えての移動が許されての初めての週末です。皆さん、はじけた笑顔で久しぶりの外出を喜んでおられるのがテレビの映像からよくわかります。庭の片隅に植えたミニバラがピンクの花を咲かせてくれています。小さな小さな花なのですがそれがまたとてもいとおしいのです。
なん百年立ち尽くしけむ棕櫚の花。
散歩する向かひの山の若葉風。
幾重にも連なる青領遥か。
ところ得て慎まし都忘れかな。
アジサイや一画家青を好みける。 馬塲路哉
先週は村の草刈りで大変でしたが、今週は我が家の家の周りの草狩りに追われています。
草刈りを終えると、今まで見えなかったピーマン、ミニトマトが実を付けているのがわかります。
はじめてピーマンとミニトマトを5個ずつ収穫し、夕食の野菜たちと仲間入りしました。自分の家でとれた野菜を口にするのはとてもうれしいのです。でもまだ酸っぱいのですが。
6月27日
何か仕事をしようと体を動かすと汗がぽたぽた落ちてきます。外での仕事は特にきびしいようです。温暖化の影響で7月から9月まで暑さが続くようです。
荒梅雨や合羽で挑むトユ掃
微妙なるガクアジサイを見つめけり。
犬の墓十薬多く刈りにけり。(犬たちが死んでもう3年がたちました。)
孟宗の直線多く涼し刈り。(竹があっという間に大きくなっています。)
主に任せ祈り続けぬ梅雨湿り。 馬塲路哉
半年間続いた町内の納税などの仕事が終わりました。やれやれというところです。村の細かな集金や水道の代金などを集めて事務所まで届ける仕事です。ほっとしています。
7月2日
主人が懸命に練っている俳句ですが、同じようなものが並ぶことがありますね。こうして自然をよく観察しながら俳句を作るのはとても大切なことだと思います。
時惜しみツバメ鳴くなり明易し。
アンデルセン童話のをかし夏夕べ。
青空に湧き上がるかに桐茂る。
伊賀遥か望む鈴鹿の青峰かな。
テントウムシ日差しの強き道作り。 馬塲路哉
この頃の、この蒸し暑さですが、外の空気も吸いたいので、思い切り窓を開けて深呼吸をしています。朝の散歩でふと土手の向こうの荒れ地に目をやると、誰にも手入れをされていない場所にくちなしの花が一輪咲いているのです。近寄ってその甘い香りを思い切り吸い込みました。朝いちばんに出会ったくちなしの純白さにこちらまで清く美しい気持ちにさせられました。
我が家に植えたくちなしは、どうしたことか虫に食べられて、葉っぱを出すだけで精一杯のようです。誰も住む人もいない荒れ地からこのような気品ある花を見つけることができて、神様のなさることはすべて時にかなって美しい、というみ言葉が浮かびました。
7月8日
名古屋の雨は非常に激しそうですね。ここ山添村では午前7時頃がピークでした。たたきつけるような雨とともに西寄りの風が吹き荒れてまるで大きな台風に見舞われたようにおびえてしまいました。村の有線放送からは避難場所が設定されたから直ちに避難してください、との連絡。外の雨風の様子を見る限り自宅待機がベストだと考えました。2階がない我が家は土砂崩れの恐れが少ない場所へ移動しました。裏山は大きな木が倒れ掛かり見るのも恐ろしい状態です。
名を知らぬ鳥の良き声梅雨晴れ間。
棕櫚細くすっと伸びたる涼しさよ。
空青く朝日の明し梅雨晴れ間。
木を立てし塀や緑の蓑虫庵。
ペストとの闘ひ知りぬ梅雨湿り。 馬塲路哉
この激しい雨は日本列島を縦断していますね。岐阜、長野県ででも警報が発令されました。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」