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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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  『ほっとひととき「みんなのコーナー」』

 

◆  長い長い梅雨、そして大雨で裏山が心配で役場の人や地域の消防団の人が様子を見て回っています。家には町から配られた防災ラジオ」があり、心強いです。 停電の被害を経験してから配られたもので、町の身近なニュースも聞くことが出来ます。母の時代は回覧板でした。隣に届けるのが子供たちの役割でした。今年は、新型コロナウイルスの影響で、村のお祭りや行事は中止になり、お盆休みの子供たちの帰省も少なく、寂しい感じがします。田舎の教会ですから集まる人も少なく、月に一度、牧師が来て聖餐式は守られています。その時が楽しみで、みんな笑顔で集まり、礼拝後、それぞれの手作りの品を持ち寄り楽しい時を過ごしています。私たちも、迎えに来てくださる方の車に乗せていただいて行くことが出来ます。この信仰の、礼拝の灯を大切に守っていきます。 京都府 LTさん

◆  東京でも都心から離れたところにはたくさんの田んぼがあります。仕事の関係で、ビルの中から解放されて見る風景は、ふる里秋田が思い出されます。新型コロナウイルス禍で今年も帰ることが出来ませんでした。青々と伸びた稲、手入れされた田んぼには一本の雑草もありません。周りの畦道や土手もきれいに刈られていて、農家の方の心根を感じて、仕事を忘れ、しばらく車を止めて物思いに耽っていました。 東京都 OKさん  

   先日、学生時代の友人と時間を作り、美術館に行ってきました。コロナウイル       ス禍を気遣ってか来館者もわずかで、時間をかけて楽しむことが出来ました。それぞれ自分の仕事をもっていますので、家事や家族のことを考えての生活から解放された時間を過ごせました。私には貴重な時間になりました。好きな本に挟む栞をあれこれ買い求めることもできました。 兵庫県 WKさん

   朝晩、元気に何キロも散歩を楽しんでいた友人が、家で躓いて転び大腿部の骨折で入院していたとメールが来ました。メールが来ないので気にかけていたのですが、そのようなことが起こるのですね。入院中に家の中には手摺を付けてもらい、支援センターのお世話で、要介護で通所の生活になりましたが、これで家内の負担も軽くなればと思っています。時間をかければ大の方にはトイレに行けますし、ゆっくりとなら着替えもお風呂にも入れています、とありましたので、ほっとしています。「ジャーナル友さん」の皆様、油断と過信は禁物ですよ。自戒を込めて・・・。山形県 S・Jさん 

        

      ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀ ❀

 

♪  私は娘とはよく電話やメールをしています。孫には交通事故で軽度の障害があるのですが、自立支援制度の就労移行支援事業所へ行って5年になりました。何度か普通の会社などに見習い職員として働きに出ましたが、なかなか人の輪の中に入れず、仕事の流れにもついて行けずに辞めてしまいました。そうしてまた就労訓練の作業所のお世話になっています。職員さんの指導を受けて、お友だちのような仲間といるのが楽しいようで元気に行っています。子供たちには3密など守れません。それが心配です。

  私も氾濫で、家は全壊になり家族は妻の実家でお世話になっています。私は町の職員なので、同じ職員の家の部屋を借りて、日々の対応に追われています。瓦礫の撤去、臭気の酷い粉塵が舞い始めたので、健康、衛生面の対策も緊急課題です。人手の少ない所にいろいろの課題が山積して、本当に疲れています。新型コロナウイルス禍もあり、限界で、欠勤の職員も出ています。礼拝には殆ど行けていません。お祈りも出来ていません。不信仰者になってしまいました。弱音ではなく、本音です。

♪  8月号の「つのぶえジャーナル」が届きました。「ジャーナル友さん」からの感想がたくさんあって楽しみです。何よりも、わたしもいろいろな「ジャーナル友さん」の声に支えられて、祈り合うこと、励まし合うことで、励まされています。大雨で被災された方の中にはご高齢の方や車いすの方もおられることですから、心が痛みます。あの大勢の避難されている方々の様子をテレビで見ているのですが、車いすの方の姿はありません。女性の着替えはどうしているのでしょうか、トイレは・・・など、ほんとに気懸りです。わたしも車いすを使っていますから、心が苦しくなってしまいます。

♪  家内がお世話になっている介護施設もガラス越しで15分の面会時間が続いています。このような状態は何時まで続くのでしょうか。だんだん笑顔が消えて行くのが分かり、辛いです。そのような思いをされている方は大勢いると思います。コロナが憎いと思う時があります。同時にお世話くださっている方々には、本当に感謝しかありません。身支度も整えられ、入浴も出来ている感じです。私は、コンビニのお弁当と野菜炒めの食事です。娘が、宅配の「お惣菜」を注文してくれていますので、助かりますが、一人、テレビを見ながらは寂しいですね。こうして、「ジャーナル友」として繋がれるのは、嬉しいです。「つのぶえジャーナル」は何度も何度も読み返しています。

♪  暑くなりました。マスクをしながらの買い物はとても息苦しく、早々に買い物を終えて、車の中に駆け込んでいます。前は、人混みを避けてでしたが、今はみなさん考えておられるのか、スーパーでも町の商店街でも、人出は少ないです。それでも小学校からの顔馴染みのお店屋さんに立ち寄り、好物の大根の漬物を買いました。元気そうで安心しました。日曜学校からの友だちで、昔から、日曜日は午前中は教会に行くので休み、午後からお店を始める姿勢は変わりません。

♪  8月6日と9日、広島と長崎に原爆が投下されて75年、焼けつくような真夏、それに億する灼熱で、一瞬の廃墟と言う地獄が多くの人の命を奪った。戦時下、広島や長崎の人々も平和のためと、生きていた。戦争の勝利で平和をもたらすと信じていた。その頭上に投下された原子爆弾。戦争は憎い。とにかく憎い。世界では多くの国がお互いに破壊し合い、殺し合った戦争が憎い。南の島、北の島で幾万の人が死んでいった。戦後間もなく始まった戦死者の葬儀。玉砕した兵士の遺骨・遺品の入っているとされる白い布に包まれた箱が並んだ祭壇には、数多くの箱、箱、箱。異様な静けさ。涙を見せない無表情の遺族の顔を83歳の私は今も忘れない。戦争に正義はない。殺りくに道義はない。

 

この文章は、全て投稿者から掲載許可をいただいております。 編集子

    

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
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「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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