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第98課 パウロも宣教活動とその計画
=15:14~33=
・・・15:14~21・・・1・・・
A 「異邦人宣教師としてのパウロの働き・・1・・
・・・15:14~21・・・1・・・
「その際、私の切に望んだところは、他人の土台の上に建てることをしないで、キリストの御名がまだ唱えられていない所に福音を宣べ伝えることあった」(15:20)。「切に望んだ」(strive)と訳されているギリシャ語は「名誉を愛する」という意味であり、従って、「名誉なことであると考えて~~をする」という意味になる。パウロは開拓的宣教師としての働きを名誉なことと考えていたのである。キリストがまだ知られていない所に福音を宣べ伝えることを自分のライフワークとしていたのである。他人の土台の上に立てる野心も願いも持っていなかった。他人がパウロの後についてきて、彼が築いた土台の上に建てるかもしれない。しかし、パウロは開拓宣教師として働くことを無上の名誉ある特権と考えていたのである。
説教者が他人の土台の上に建てることをするのは常に必ずしも悪いことではない。ウエスレ―が言うように、「神はその働きを葬られる。しかし、神は彼の働きを成し遂げられる」のである。Ⅰコリント3:10でパウロは厳かに、自分が建てた土台の上に建てることをする人々に対して、彼らがその上にどのように立てるかを注意しなければならないと警告している。
「神から賜った恵みによって、わたしたちは熟練した建築師のように、土台をすえた。そうして他の人がその上に家を建てるのである。しかし、どういうふうに建てるか、それぞれ気をつけるがよい」。
J・G・ヴォス著、
玉木 鎮訳(日本キリスト改革派教会引退教師)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」