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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 『その愛のゆえに』

   =時々の記= 

    (180)

 

1月20日

 曇っていた空にお日様が顔を出して、明るくなっています。明日からは気温が上がって3月並みになるというのですから、うれしい限りです。大寒というのにです。これからは三寒四温という形で暖かい日が増えていくのでしょう。そして立春を迎えるのですね。早く来い、暖かい春さんと春を待っているのです。

滅びゆく村の賑はふ二日かな。

聖餐に侍りもしたる老いの春。(久しぶりに聖餐の礼典にあずかることができて感謝しました。)

寒椿もう開くかと見上げけり。

一月の山の細流鳴りにけり。

北風の轟き渡る並木道。(毎日の散歩道です)  馬場路哉

何かと不便な毎日ですが、最後まで耐え忍ぶものは幸いである、とのみ言葉を覚えて平安が訪れるのを待っています。

1月28日

 3日ほど前までは春を感じさせるような日和でしたので、ついつい、浮かれ気分になってしまいました。朝の散歩では足元に気を付けながらです。雪が降っていなくても雨の後は滑りやすくなっていますから、ぼちぼち歩きです。毎朝、散歩の途中で出会う方も同じようにして歩いています。つい、長話になってしまいます。皆さん発散したいのでしょうね。いつまでも同じ調子で家の中にばかりでは退屈になってくるのでしょう。散歩で出会うと村のあちこちの近況を伝え合うようにしています。最近ではひと月足らずのうちに4軒も空き家になってしまいました。転倒して足の骨を骨折した人。顔の頬の骨を骨折した人。発見が遅れて救急搬送されたのですが亡くなられた方が二人。散歩道にある家ですからその家の前を歩くたびについ最近までは声を掛け合っていたのにと、とても寂しくなります。これも年を重ねてのことですから仕方がないことなのでしょうが。

131

 礼拝に行こうと思って準備をしていたら急な来客で遮られてしまいました。賛美歌を後で歌って礼拝をしました。今朝の散歩であちこちに梅の花が咲いているのが目に入りました。1月にこの山添村で梅の花を見るというのは初めてのような気がいたします。寒波がやってきたのに、その前に何度か暖かい日が続いたからでしょうか。春の花を見ることができるのはとても感謝です

旭川作家を思ふ寒波かな。(三浦綾子。のことです。)

山峡や鈴鹿の雪を望みもす。

初雪や桜の枝を鮮やかに。(散歩道の土手に大きな桜の木があります。)

山燃ゆるかの夕焼や日脚伸ぶ。

湛えたる緑も深し冬の湖。   馬場路哉

あまりにも良い日和です。家の中にいるのがもったいなく思い、しばらく外で日向ぼっこをしていました。太陽の光を浴びて居眠りが出てきそうです。

2月7日

 春を告げる蝋梅が土手に花を咲かせました。香りがよく、そばを通り過ぎるとほのかな酸っぱい香りが漂ってきます。お隣の方と久しぶりに日向で雑談をしました。若いころの話が多かったのはお互いに年を重ねているからでしょうか。外はとても暖かく、気持ちがよかったです

寒の月雲を出れば光りけり。

一人居の翁と話す四温かな。(90歳になられますが元気にしておられます。)

早梅の白固まりて屋敷跡。

腱鞘炎恐れて少し剪定す。

八朔の不作や苦み残しける。(今年の八朔はどうしたことかとても口にできるようなものになりませんでした。)  馬場路哉

こうして少しずつ暖かさが増してくると、散歩で出会う方からも笑顔がこぼれます。温かくなってくるのはとても感謝なことですね。

2月13日

 花粉が飛び出してきたのかくしゃみや鼻の調子がおかしいこの頃です。目の調子は順調に回復されていることとお察しいたします。でもまだまだ元のようにとは行きませんからしばらくはゆっくり静養なさってください。お祈りしています。また来週は寒の戻りで寒くなるとか。体調管理をしっかりして春を迎えたいものですね。庭には梅が八分咲きです。近づくとよい香りを放って春の訪れを告げてくれています。古木なのですが、よく咲かせてくれているなと感慨深いものがあります。

 

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

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書籍紹介
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エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

      d6b7b262.jpg
教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








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「あとがき」より
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「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
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おすすめ本

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ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
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定価 3000円

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