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=時々の記=
(182)
3月15日
朝から気持ちの良い春の一日となりました。明日は中学校の卒業式です。山添村全部合わせて20数名だそうです。我が家の子供たちの時には80名近くいましたから、少なくなったものです。今度入学予定をしている新一年生も20名だそうです。都会では30人学級をと叫ばれているのに田舎では一クラスがやっと成立するくらいの人数です。子供たちにとってはどちらが良いのでしょうか。余り少ないと部活動も一つか二つしか成立せず、やりたいものを選べないということが起きてきます。ある程度多くの友達と出会ってもまれることは、これからの人生では大切なことかもしれませんね。
おきつもの名張の奥の山霞む。
一帯が柔和となりぬ枯れすすき。
見晴るかす伊賀の上野の春灯。
お水取り籠ると頭刈りにけり。(東大寺のお水取りもようやく13日に終わりました。)
落椿今誌のことと訴ふる。 馬塲路哉
庭では八重の大きな椿が花を咲かせ始めました。ピンクと白のグラデーションがとても見事です。雪柳の葉っぱが緑を増してきました。もうすぐ白い小さな花が咲き誇ってくれることでしょう。
待ち遠しいのです。
3月17日
昨日の夕方玄関先を見ると小さな白いものが落ちていました。まさか?ツバメのものだとは思いませんでした。例年よりも一週も早いのですから。今朝天井を見上げると、いるではありませんかツバメたちが去年作った巣の中に・・・。私の方を見てはくれませんでしたが、ぴっぴ、ぴっぴと今年もよろしくと言っている様子です。主人に大きな声で“燕がやってきたよと伝えると、やはりあの白いものがツバメのものだったんやと二人でツバメが来てくれたことを喜び合いました。これからしばらくにぎやかなツバメたちと過ごすことができると思うとうれしいのです。
このような風景は田舎でしか見られないことでしょう。どんなふうにして遠い国から飛び続けてきたのでしょう。考えるだけでゆっくり休んでねと言いたいのです。
賛美歌で打ち勝たむとす春愁。
料峭託つリハビリ翁どち。
小ぬか雨続く里山梅の花。
子魚のちらちらすなり春の水。
足腰の強さ残さむ青き踏む。 馬塲路哉
3月28日
今日は礼拝をお休みしました。またアレルギーで喘息の発作のようなものが毎日起きてしんどいからです。それでも家事をしなければならず、主人にはずいぶん手伝ってもらいました。晴れの日は気持ちがよいのですが雨が降ると気持ち的に落ち込んでしまいます。
北の空紺碧にして春日陰。
常盤木に濃淡ありて風光る。
黄梅を塀にのぞかせ山家かな。
窪にある平安遺跡梅の花。(梅はもぷすっかり散って、今は新芽を出し始めています。)
この曲は春水ながれ行く如し。
里山に農小屋ありて梅の花。
春眠の夢で恩師微笑まれ。
ねんごろに手入れす茶畑風光る。 馬塲路哉
定期の検査に診療所へ出かけました。いつもと変わりないですかねに、“はい”と答えるとじゃお薬を出しておきますね、ひと月分のお薬とシップ薬をいただいて帰りました。帰りは少し遠回りして散歩しました。畑で懸命に草を退治している方、玉ねぎの苗を植えておられる方、あちこちではいつくばっての仕事ぶりです。とても声をかける気にはなれませんでした。
4月12日
ようやく、少しずつぜんそくの発作が収まり、やれやれというところです。すべてに時があるのですね。発作が出始めて2週間が過ぎた頃が一番焦りました。病院へ行こうか、もう少し我慢しようかと、でも発作が少しずつ減ってきているのがわかりましたので、自宅療養で過ごしました。しっかりたべて、しっかり歩いて、しっかり休んでの生活に徹しました。
受難週この苦しみに耐へむとす。
畦塗られ棚田の姿決まりけり。(もう田植えの準備が始まっています。)
玄関を我より早くツバメ出る。
丘の上の墓に風ありイースター。
お苦しみはいかばかりとぞ受難週。 馬塲路哉
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」