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すると主の軍勢の将はヨシュアに言った、「あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたが立っている所は聖なる所である。」ヨシュアはそのようにした。
=ヨシュア5:15=
コロナ禍の昨今、自粛疲れとか、気の緩みなどの文字が数多く見聞きする時、先の見えない焦燥感が、無力が心に覆ってきます。そのような時、この聖句が与えられました。
ヨシュアはエリコを前にしてただ一人、心細く立っておりました。堅固な城壁は、彼の行く手に立ちふさがっております。これと同じく、キリスト者もまた、解決しなければならない問題、しかも解決できない問題や困難に直面することがあります。
助けを求めて主なる神に祈るヨシュアのような私たちならば、主の軍勢の将から言われた神の御命令の「あなたの足のくつを脱ぎなさい。」というお言葉を、感謝をもって受け止めたいものです。
このお言葉が、私たちにとり何を意味するものかを語るとすれば、私たちはこのように言わなければなりません。あなたの心と魂を素直に神の前に置きなさい。あなたが見、あなたが知り、あなたの心にあるものを何一つ主に隠してはなりません。何か特に取り組んでいることがあり、打ち勝つことの出来るものがあるならば、それを神に打ち明け、また、妨げるものの名を告げなさい。あなたがどこで打ち負かされようとしているのか、どういう点で自分に対し、他人に対して何もできずにいるのか、主に打ち明けなさい。内なるものも、外なる生活も同じように、主の前に明らかにしなさい。そうすることが「くつを脱ぐ」ことなのですとお命じになっています。
このご命令に従うことをキリスト者には信仰の土台であると言われるのです。そうすることで、今、あなたがたは「聖なる所」に立つと言われるのです。
信仰の道は「自分を捨てる決断と勇気の道」でもあります。それは「細く、狭い道」でもあります。しかしその道は、「光への道、救いの道であり、永遠の命への道」でもあります。このヨシュアへの決断を迫ったお言葉は、一見、厳しく困難なお言葉に思いますが、神の愛に満ちたお言葉でもあります。
エリコの堅固な城壁は、ヨシュアの決断によって崩れ去りました。これは歴史的事実でした。
今、求められていることは、「勇気をもって神に信頼し、自分の計りごとに立たない」勇気なのではないでしょうか。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」