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=時々の記=
(183)
4月29日
こちらは雨の連休の初日となりました。雨はここ数日降っていませんでしたから、木々にとっては恵みの雨となっていることでしょう。昨日は診療所へ定期健診で行ってきました。連休前とあってとても多くの高齢者たちが来ていました。ソーシャルディスタンスが取れないほど密になってしまいました。男の方は黙ってじっと待っているのですが、女性はとても賑やかにしゃべり続けています。私は本を持っていったのですが、集中できずにじっと順番を待ちました。待つこと2時間。私は5番目でしたが。結構待ち時間が長くて、疲れてしまいました。今は朝からの雨で村中が静かに感じられます。
雑木山絵画となりぬ木の芽かな。
芽に染むや池に一本若柳。
白椿天使降りくる気配とも。
高原の桜に若きペダル踏む。
木々の芽や朱色も混じり急ぎける。 馬塲路哉
野良猫のレオが姿を見せなくなって20日過ぎました。すると今朝、全く知らない猫が我が家の庭に居座っているのです。動物たちの世界も厳しいものがありますね。
5月4日
大型連休も明日一日だけとなりました。山添村の田んぼはもうすっかり田植えが終わり、水が張られています。早いですね。この連休を活用して田植えをこなしてしまったのです。また今年は春先に暖かい日が続いたので、お茶の芽がぐんぐん伸びているようです。田植えと同時進行で茶の葉っぱを刈り取っています。
今はお茶を刈り取るのも大きな機械が動いています。人手は最低限でよくなっているようです。今までのように急須でお茶の葉っぱを入れて飲むことが非常に少なくなったものですから、最近はお茶の葉っぱを刈り取った後は粉茶にするそうです。それらがペットボトルのお茶として売られているのです。山添村でもほとんどのお茶農家さんが粉茶に切り替えています。遠いところでは鹿児島からお茶の葉っぱを送ってもらっているようです。そういえば我が家でもめったに緑茶を飲まなくなりました。番茶を冷やしてペットボトルに入れて一人が1本ずつ飲み干しているのです。
ジェット機の雲の生まれて春の空。
矢先めき出そろ費にけるギボシの芽。
その昔忍ばす老樹桜かな。
山の上の茶畑にも霜ふれり。 馬塲路哉
4月に撒いた朝顔の芽が双葉になりました。また今年もきれいな花をたくさん咲かせてね、と声を掛けました。燕は一度目の雛がピーピーといってお母さんから餌をもらっています。親鳥はせっせとどこからか虫の幼虫のようなものを素早いスピードで運んできます。目の前を横切る時など、ぶつかりそうになります。でも決してそのようなことにはなりません。ツバメたちの感度の鋭さに驚かされています。昨日はモンシロチョウがひらひら舞っていました。なんとものどかな山添村です。
5月7日
雲行きが怪しくなってきました。まもなく雨が降り出しそうです。五月晴れは一回だけでしたね。主人は、季節の移り変わりが早すぎて俳句を作るのが難しいと言っています。若葉が美しいころだと思いきや、はや、梅雨前線の停滞ですから。
地味なれど色合ひ好むグミ若葉。
巻舌のツバメ鳴くとて早起きす。
春雨の止まず辛苦の郵便夫。(郵便配達するものにとって雨はとても大変なようです。)
初蝶の黄が消え失せて白が舞ふ。
床しさよ貧しき庭のシャガの花。 馬塲路哉
リハビリから帰ってきた主人は雨がもう降りだしてきたといっています。予報では午後3時からと伝えていましたのに。洗濯物を慌ててしまいこんで何とか雨にぬらさずに済みました。来週は雨の日が多くなりそうです。
馬場暁美
「上野緑ヶ丘教会会員」
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
いのちのことば社
スーザン・ハント
「緑のまきば」
「聖霊とその働き」