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2023年7月号  №193 号 通巻877号
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 『その愛のゆえに』

   =時々の記= 

    (183)

4月29日

 こちらは雨の連休の初日となりました。雨はここ数日降っていませんでしたから、木々にとっては恵みの雨となっていることでしょう。昨日は診療所へ定期健診で行ってきました。連休前とあってとても多くの高齢者たちが来ていました。ソーシャルディスタンスが取れないほど密になってしまいました。男の方は黙ってじっと待っているのですが、女性はとても賑やかにしゃべり続けています。私は本を持っていったのですが、集中できずにじっと順番を待ちました。待つこと2時間。私は5番目でしたが。結構待ち時間が長くて、疲れてしまいました。今は朝からの雨で村中が静かに感じられます。

雑木山絵画となりぬ木の芽かな。

芽に染むや池に一本若柳。

白椿天使降りくる気配とも。

高原の桜に若きペダル踏む。

木々の芽や朱色も混じり急ぎける。   馬塲路哉

野良猫のレオが姿を見せなくなって20日過ぎました。すると今朝、全く知らない猫が我が家の庭に居座っているのです。動物たちの世界も厳しいものがありますね。

5月4日

 大型連休も明日一日だけとなりました。山添村の田んぼはもうすっかり田植えが終わり、水が張られています。早いですね。この連休を活用して田植えをこなしてしまったのです。また今年は春先に暖かい日が続いたので、お茶の芽がぐんぐん伸びているようです。田植えと同時進行で茶の葉っぱを刈り取っています。

今はお茶を刈り取るのも大きな機械が動いています。人手は最低限でよくなっているようです。今までのように急須でお茶の葉っぱを入れて飲むことが非常に少なくなったものですから、最近はお茶の葉っぱを刈り取った後は粉茶にするそうです。それらがペットボトルのお茶として売られているのです。山添村でもほとんどのお茶農家さんが粉茶に切り替えています。遠いところでは鹿児島からお茶の葉っぱを送ってもらっているようです。そういえば我が家でもめったに緑茶を飲まなくなりました。番茶を冷やしてペットボトルに入れて一人が1本ずつ飲み干しているのです。

ジェット機の雲の生まれて春の空。

矢先めき出そろ費にけるギボシの芽。

その昔忍ばす老樹桜かな。

山の上の茶畑にも霜ふれり。   馬塲路哉

 4月に撒いた朝顔の芽が双葉になりました。また今年もきれいな花をたくさん咲かせてね、と声を掛けました。燕は一度目の雛がピーピーといってお母さんから餌をもらっています。親鳥はせっせとどこからか虫の幼虫のようなものを素早いスピードで運んできます。目の前を横切る時など、ぶつかりそうになります。でも決してそのようなことにはなりません。ツバメたちの感度の鋭さに驚かされています。昨日はモンシロチョウがひらひら舞っていました。なんとものどかな山添村です。

5月7日

 雲行きが怪しくなってきました。まもなく雨が降り出しそうです。五月晴れは一回だけでしたね。主人は、季節の移り変わりが早すぎて俳句を作るのが難しいと言っています。若葉が美しいころだと思いきや、はや、梅雨前線の停滞ですから。

地味なれど色合ひ好むグミ若葉。

巻舌のツバメ鳴くとて早起きす。

春雨の止まず辛苦の郵便夫。(郵便配達するものにとって雨はとても大変なようです。)

初蝶の黄が消え失せて白が舞ふ。

床しさよ貧しき庭のシャガの花。   馬塲路哉

リハビリから帰ってきた主人は雨がもう降りだしてきたといっています。予報では午後3時からと伝えていましたのに。洗濯物を慌ててしまいこんで何とか雨にぬらさずに済みました。来週は雨の日が多くなりそうです。

馬場暁美

「上野緑ヶ丘教会会員」 

 

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書籍紹介
    8858e3b6.jpg
エネルギー技術の
 社会意思決定

日本評論社
ISBN978-4-535-55538-9
 定価(本体5200+税)
=推薦の言葉=
森田 朗
東京大学公共政策大学院長、法学政治学研究科・法学部教授

本書は、科学技術と公共政策という新しい研究分野を目指す人たちにまずお薦めしたい。豊富な事例研究は大変読み応えがあり、またそれぞれの事例が個性豊かに分析されている点も興味深い。一方で、学術的な分析枠組みもしっかりしており、著者たちの熱意がよみとれる。エネルギー技術という公共性の高い技術をめぐる社会意思決定は、本書の言うように、公共政策にとっても大きなチャレンジである。現実に、公共政策の意思決定に携わる政府や地方自治体のかたがたにも是非一読をお薦めしたい。」
 共著者・編者
鈴木達治郎
電力中央研究所社会経済研究所研究参事。東京大学公共政策大学院客員教授
城山英明
東京大学大学院法学政治学研究科教授
松本三和夫
東京大学大学院人文社会系研究科教授
青木一益
富山大学経済学部経営法学科准教授
上野貴弘
電力中央研究所社会経済研究所研究員
木村 宰
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
寿楽浩太
東京大学大学院学際情報学府博士課程
白取耕一郎
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程
西出拓生
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
馬場健司
電力中央研究所社会経済研究所主任研究員
本藤祐樹
横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授
おすすめ本

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教会における女性のリーダーシップ
スーザン・ハント
ペギー・ハチソン 共著
発行所 つのぶえ社
発 売 つのぶえ社
いのちのことば社
SBN4-264-01910-9 COO16
定価(本体1300円+税)
本書は、クリスチャンの女性が、教会において担うべき任務のために、自分たちの能力をどう自己理解し、焦点を合わせるべきかということについて記したものです。また、本書は、男性の指導的地位を正当化することや教会内の権威に関係する職務に女性を任職する問題について述べたものではありません。むしろわたしたちは、男性の指導的地位が受け入れられている教会のなかで、女性はどのような機能を果たすかという問題を創造的に検討したいと願っています。また、リーダーは後継者―つまりグループのゴールを分かち合える人々―を生み出すことが出来るかどうかによって、その成否が決まります。そういう意味で、リーダーとは助け手です。
スーザン・ハント 
おすすめ本
「つのぶえ社出版の本の紹介」
217ff6fb.jpg 








「緑のまきば」
吉岡 繁著
(元神戸改革派神学校校長)
「あとがき」より
…。学徒出陣、友人の死、…。それが私のその後の人生の出発点であり、常に立ち帰るべき原点ということでしょう。…。生涯求道者と自称しています。ここで取り上げた問題の多くは、家での対話から生まれたものです。家では勿論日常茶飯事からいろいろのレベルの会話がありますが夫婦が最も熱くなって論じ合う会話の一端がここに反映されています。
定価 2000円 

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「聖霊とその働き」
エドウイン・H・パーマー著
鈴木英昭訳
「著者のことば」より
…。近年になって、御霊の働きについて短時間で学ぶ傾向が一層強まっている。しかしその学びもおもに、クリスチャン生活における御霊の働きを分析するということに向けられている。つまり、再生と聖化に向けられていて、他の面における御霊の広範囲な働きが無視されている。本書はクリスチャン生活以外の面の聖霊について新しい聖書研究が必要なこと、こうした理由から書かれている。
定価 1500円
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「十戒と主の祈り」
鈴木英昭著
 「著者のことば」
…。神の言葉としての聖書の真理は、永遠に変わりませんが、変わり続ける複雑な時代の問題に対して聖書を適用するためには、聖書そのものの理解とともに、生活にかかわる問題として捉えてはじめて、それが可能になります。それを一冊にまとめてみました。
定価 1800円
おすすめ本
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われらの教会と伝道
C.ジョン・ミラー著
鈴木英昭訳
キリスト者なら、誰もが伝道の大切さを知っている。しかし、実際は、その困難さに打ち負かされてしまっている。著者は改めて伝道の喜びを取り戻すために、私たちの内的欠陥を取り除き、具体的な対応策を信仰の成長と共に考えさせてくれます。個人で、グループのテキストにしてみませんか。
定価 1000円
おすすめ本

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さんびか物語
ポーリン・マカルピン著
著者の言葉
讃美歌はクリスチャンにとって、1つの大きな宝物といえます。教会で神様を礼拝する時にも、家庭礼拝の時にも、友との親しい交わりの時にも、そして、悲しい時、うれしい時などに讃美歌が歌える特権は、本当に素晴しいことでございます。しかし、讃美歌の本当のメッセージを知るためには、主イエス・キリストと父なる神様への信仰、み霊なる神様への信頼が必要であります。また、作曲者の願い、讃美歌の歌詞の背景にあるもの、その土台である神様のみ言葉の聖書に触れ、教えられることも大切であります。ここには皆様が広く愛唱されている50曲を選びました。
定価 3000円

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